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通貨危機、物価高騰、インフラ崩壊「三重苦」のレバノンで暮らす「難民」はいま(パレスチナ子どものキャンペーン)

(PR TIMES) 2022年12月02日(金)16時40分配信 PR TIMES

長引いた内戦、世界で最も人口に占める難民の割合が高い国

レバノンの難民の状況は日本ではほとんど報道されませんが、「忘れられた難民」は、未来に希望がもてない厳しい状況におかれ、子どもたちの成長に深刻な影響をもたらしています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/109005/4/resize/d109005-4-6f7250bff3867f49e218-0.jpg ]

イスラエル建国(1948年)により、多くのパレスチナ人が難民となりました。レバノンのパレスチナ難民キャンプには現在約 20 万人のパレスチナ難民が住んでおり(出典:UNRWA)、その中には、いつかルーツである故郷に帰る日を切望しながら、生まれも育ちもレバノンの難民キャンプという若い世代・子どもたちもいます。また、レバノンには戦禍を逃れてきた 100万人を超えるシリア難民なども暮らし、世界で最も人口に占める難民の割合が高い国の一つです。(出典:UNHCR Lebanon)

通貨危機と物価高騰を招いた深刻な経済危機

コロナ禍や経済危機以前、難民の多くは日雇いの仕事や国連機関やNGOの支援でなんとか家族を養うことができていました。また、子どもたちは学校に通い、食事を摂ることもできていました。

しかし、2019年秋の通貨危機以降、経済状況は悪化の一途をたどり、2020年にはデフォルト(債務不履行)に。現地通貨の価値は「1ドル= 1,500 レバノンポンド(LBP)」(2019年当時)から、「1ドル=40,000LBP」(2022 年 11 月現在)と26分の1まで下落。物価は10倍以上に高騰しています。

銀行口座は 19 年の終わりには凍結され、ドル預金は引き出せなくなりました。そのため、最近では自分の預金を引き出すための銀行強盗がしばしば起きています。

公務員の月給もかつては 5 万円ほどの価値がありましたが、現在では 2,000 円以下になってしまいました。

こうした中、食事の回数を1日1回にしたり、量を減らす、安価な食材のみを摂る、あるいは食費を優先して通学をあきらめる難民の子どもたちが多くいます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/109005/4/resize/d109005-4-70b2369b23bbd43677e4-1.jpg ]


1 日2時間しか通電しない電力、ウクライナ危機の影響で小麦も不足

経済状況の極端な悪化によりインフラも崩壊。公共の電力は、1 日 1-2 時間しか供給されず、首都ベイルートの中心地でも夜間は真っ暗です。

余裕がある人たちはアパートの自家発電機による電気を購入していますが、5 アンペア (A)の電気代が1か月に150 ドルと日本と比較しても非常に高額です。(参考:日本の一人暮らしの住宅でも 20A 程度)

また、新型コロナウイルスの感染拡大、2020年8月にはベイルート港大爆発事故が起こり、200 人以上が死亡し、数千人が家を失いました。

ウクライナやロシアから多くの小麦を輸入していたレバノンでは、2022年のウクライナ危機により小麦の不足や価格の高騰にも苦しんでいます。

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【クラウドファンディング実施中】
過酷な環境で暮らすレバノンの難民の子どもたちに
越冬のための食料を!
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■目標金額:150万円(特に困窮しているパレスチナ難民家族300家族分)
■募集期間:
2022年11月29日(火)
〜2022年12月31日(土)
■詳細ページ:https://readyfor.jp/projects/ccpjapan2022
■団体名:認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン

*SNSでのシェアもぜひ、よろしくお願いします。
Facebook: @CCP.JAPAN Twitter: @ccp_ngo

■オンラインイベント情報(予定)
参加方法などの詳細は、随時ご案内します。
*いずれも 20:00開始予定
(1)11/29(火) 「プロジェクトへの想い」 https://youtu.be/Q2IW4bWEHpU
(2)12/9 (金)駐在員に聞く「レバノンってどんなところ?」
お申し込み先:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02fm6e8jshr21.html
(3)12/16(金) 「レバノンのパレスチナ難民の人たちの生活」
(4)12/23 (金) 「CCPのレバノンでの支援活動」
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「認定NPO法人 パレスチナ子どものキャンペーン(CCP Japan)」について
1986年から35年以上にわたり、中東のパレスチナやレバノンで難民の子どもたち、女性、障がい者を中心に現地の人々と協力しながら、医療保健や教育分野でさまざまな支援活動を行なってきました。
レバノンでは、難民キャンプに子どもセンターの設立や子ども歯科、妊産婦・お母さん支援、幼稚園、学習支援、給食、食料や燃料配布。
パレスチナ自治区では、ガザ地区を中心に緊急支援(食料や物資配布)、ろう学校支援、児童館支援、農業支援、障がい者支援、理科教育支援、農業支援など。
また、日本国内では、東日本大震災時や豪雨などの自然災害支援や外国にルーツをもつ子どもたちへの学習支援のサポート、広報活動やフェアトレード事業などを行なっています。こうした活動が認められ、東京弁護士会人権賞(1995年)、アーユスNGO大賞(1997年)などを受賞しました。
今回、クラウドファンディングでいただいたご寄付は、困窮しているレバノンの難民の子どもたちと家族へ食料配布に活用させていただきます。難民の子どもたちの未来、健やかな成長をサポートしませんか?ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。



プレスリリース提供:PR TIMES

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