プレスリリース
・背景、目的:
石炭灰、バイオマス灰、下水汚泥焼却灰、鉱山廃液等は処理・輸送費用に年間約数千万円から数億円かかり、また環境問題にも関係する課題です。例えば、灰は、一般的にアスファルトや土壌改質へのリサイクル、または埋立とされることが多く、また長距離輸送も必要になります。
AC Biode株式会社 (“AC Biode”、京都市、ルクセンブルク、英国ケンブリッジ市)、株式会社志恩 (“志恩”(しおん)、東京都港区)は、これらの灰、または鉱山廃液等を吸着材、抗菌材等(CircuLite”サーキュライト”)にリサイクルする技術を提供します。CircuLiteの用途は、フィルター、衛生用品、土壌改質、水質改善等で、新規用途としてはCO2吸着、海洋油漏れの油吸着等があります。従来の類似製品と比較して、最大60%の温暖化ガスを削減します(当社試算)
・大手鉱山会社から基礎契約を受注:
AC Biodeと志恩は、先月の契約、覚書締結に続き、以下の契約を受注しました:
ある世界的大手鉱山会社にて、廃液からCircuLiteへのリサイクルに関する基礎調査を受注。廃液を利活用し、フィルター、美容品・化粧品、土壌改質、水質改善、ペイント、海洋油吸着等に活用される吸着材、抗菌材にリサイクルする技術の基礎調査。
日本の複数大手メーカー、大手商社等からCircuLiteサンプル供与の契約を受注し、弊社台湾客先の台湾工場からのCircuLiteを供給し各種テストを開始致しております。
環境省様のサポートを頂き、2021年11月に英国グラスゴーで開催されるCOP26に出展致しました。
深センShenzhen Innovation Nanshan Entrepreneurs Star Contestドイツ大会で優勝致しました
CircuLiteは、活性炭やゼオライトと同様の用途を持ち、イオン交換機能もある為、汚染物質を物理的のみならず化学的にも吸着させます。本技術は、既にUNIDOにも正式に承認されております。“Production of Multi-functional Composite Material “CircuLite” via Proprietary Recycling System of Unused Resources”、“Anti-Viral and Anti-Bacterial Material Synthesized from Ash Waste Utilizing Ion Exchange Capacity”
・今後の展望:
現状客先にて、リサイクル工場建設に向けて引き続き注力して参ります。
国内外からも多くの引き合いを頂いており、引き続きフォローして参ります。
吸着材の新しい用途として二酸化炭素吸着、海洋油漏れの油吸着等開発して参ります。
これらを通じて、お客様におけるリサイクル率向上、大気汚染改善、環境問題対策、地球の温暖化ガス排出削減に貢献します。
(写真)台湾工場(バイオマス灰3,000ton/年から同量のCircuLiteを製造):
[画像: https://prtimes.jp/i/84759/3/resize/d84759-3-da3405b9f1c28377d017-0.jpg ]
株式会社志恩:
環境エンジニアリングをベースにしたスタートアップ(東京都港区)で、CircuLite建設、操業に関し、日本やアジアで多くの経験を有しています。灰の性能が不安定であっても、CircuLiteの品質を安定化させる特殊なノウハウがあります。
AC Biode株式会社:
材料科学、エレクトロニクスをベースにしたクリーンテックスタートアップ(京都市)で、日本、ルクセンブルク、英国に展開しています。CircuLite以外にも、モビリティ・蓄電用交流電池・回路開発、廃プラの解重合触媒等も開発しています。欧州連合EU傘下EIT InnoEnergy等から出資を受け、国内外のピッチコンテスト26件で優勝した実績があります。
本プロジェクトのリンク:www.acbiode.com/circulite
お問い合わせ先: Tadashi.kubo@acbiode.com
Facebook, Twitter, LinkedIn, Instagram: ”@AC Biode”または”@ACBiode”
以上
プレスリリース提供:PR TIMES