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スキージャンプ高梨沙羅選手がパラオ共和国を初訪問 気候変動の影響を受けるパラオでJICAのプロジェクトに学ぶ動画シリーズ「高梨沙羅×JICA パラオの気候変動・環境対策最前線」

(PR TIMES) 2024年11月11日(月)12時45分配信 PR TIMES

全3本を11月11日(月)より順次公開 〜スランゲル・S・ウィップス・ジュニア大統領との貴重な初対談も実現〜


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-4a051eb3b0e72238a25c9f1a28f6ed10-1026x684.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 JICA(独立行政法人国際協力機構)(理事長:田中明彦)は、2023年から気候変動問題を学び、雪山を守る活動「JUMP for The Earth PROJECT」を推進しているスキージャンプの高梨沙羅さんと共に、気候変動の影響を受けるパラオ共和国で行われているJICAの気候変動対策を学び、考えるドキュメンタリー動画「高梨沙羅×JICA パラオの気候変動・環境対策最前線」全3本を公開いたします。第1弾・第2弾は11月11日(月)より公開、第3弾は11月中旬頃に公開を予定しております。

- 「高梨沙羅×JICA パラオの気候変動・環境対策最前線」シリーズについて
 本動画は、11月11〜22日にアゼルバイジャンで行われるCOP29(国連気候変動枠組み条約 第29回締約国会議)の機会を捉え、高梨沙羅さんが、地球温暖化の影響を受ける島しょ国パラオ共和国を訪れ、その影響や対策について学び、考える動画です。
 第1弾の「パラオの気候変動アクション〜サンゴ礁とマングローブ林の保全〜」では、沿岸生態系から様々な恩恵を受けているパラオの人々の営みや、サンゴ礁・マングローブ保全等の協力を行ってきたJICAのプロジェクトを視察、関係者へインタビューを行い、パラオ共和国が受ける気候変動の影響や対策について学び・考える様子が収録されています。パラオ共和国への訪問を通じ、高梨沙羅さんご自身が考えた気候変動問題に対する今後の私たちのアクションについてのコメントのほか、普段はアスリートとして雪山で競技に打ち込む高梨沙羅さんが、パラオの美しい海やマングローブ林などの自然を満喫している様子などを見ることができます。
 第2弾の「パラオの気候変動アクション〜持続可能な未来へ向けて〜」では、スランゲル・S・ウィップス・ジュニア大統領とも対談。意見交換を行う貴重なツーショットも見どころです。
 第3弾の「パラオが挑戦する循環型社会とは?」では、小さな島国でありごみ処理について十分な取り組みがなされていないパラオで、日本の協力によって建設された最終ごみ処分場や、再生可能エネルギーで運営するリサイクルセンターで、廃ガラスを使ったガラス作品を制作している工房を高梨さんが訪れ、グラスの制作を体験する様子も収録しています。

- パラオ共和国でのJICAの活動「気候変動への強靭性強化のための統合的沿岸生態系管理能力向上プロジェクト」
 300以上の島々から構成されるパラオの沿岸域は、2012年に世界遺産となったロックアイランド群・南部ラグーンに代表されるサンゴ礁やマングローブ林に貴重な生態系が分布していることで知られています。
 美しく雄大な自然は観光立国・海洋国家パラオの大切な資源であり、同国は自然保護を誓う「パラオ・プレッジ※]を世界に先駆けて導入しています。しかしながら、気候変動の影響により、同国の自然環境は危機にさらされています。JICAは2001年にパラオ国際サンゴ礁研究センターの立ち上げを支援するなど、サンゴ礁やマングローブの保全のためのさまざまな協力を行ってきました。
 現在は、「気候変動への強靭性強化のための統合的沿岸生態系管理能力向上プロジェクト」にて、沿岸域生態系の協働管理体制、マングローブ生態系および土砂流出・堆積のモニタリング体制を構築するとともに、関連する広報・教育・普及啓発(CEPA)を強化することにより、統合的沿岸域生態系管理に係る能力向上のために活動しています。

※ 2017年12月からパラオ入国を求める外国人に対し、パスポートに押すスタンプがパラオの自然を保護することを誓う「パラオ誓約(Palau Pledge)」として、入国時に署名を求められることとなりました。
参考リンク:https://www.jica.go.jp/oda/project/201840660/index.html

- 動画について
◆第1弾:「高梨沙羅さんと学ぶ パラオの気候変動アクション 〜サンゴ礁とマングローブ林の保全〜」
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=M4axvv1qAaw ]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-615a394ee8f4581bb33eab0a45734951-1326x529.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◆第2弾:「高梨沙羅さんと学ぶ パラオの気候変動アクション 〜持続可能な未来へ向けて〜」
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=OEZ9jJzAewk ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-61fe8b07f8a92ccfd195130f1f50c9ee-1524x622.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


◆第3弾:「高梨沙羅さんと学ぶ パラオが挑戦する循環型社会とは?」  11月中旬頃公開予定
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-733ffdf6978522bf012798fdd5dec5a4-892x499.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-287a2f8257e48c48d93f7964e6b5c2a5-1537x613.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


- パラオを訪問した高梨沙羅さんのコメント
「私自身、気候変動を深刻な問題と捉えていて、雪不足でスキージャンプの試合が中止になることや人工雪をジャンプ台に貼り付けて開催することも増えてきており、この現状に危機感を持っています。今回のパラオ訪問で、雪や山だけにフォーカスするのではなく、『世界をもっと広く見なければ』という意識を持ちました。海や山を含め、私たちの生活は自然に守られていると思います。その中で生活している以上、私たち一人ひとりが気候変動問題に取り組んでいく必要があると思いました」

- 高梨 沙羅 〜Takanashi Sara〜
小学2年生からジャンプを始め、2011年2月のコンチネンタルカップにて国際スキー連盟公認国際ジャンプ大会での女子選手史上最年少優勝を果たす。その後、FISワールドカップにおける4度の総合優勝などを経て、18年平昌冬季五輪では銅メダルを獲得。FISワールドカップでは男女を通じて歴代最多の63勝、また女子歴代最多116回目の表彰台に立つ偉業を成し遂げた。
自身が発起人となり活動する「JUMP for The Earth PROJECT」では、かけがえのない雪山の自然環境を次世代に残していく為に「自然とふれあう」「自然からまなぶ」「自然をまもる」を行動指針として、気候変動の現状と世界的な雪山減少の危機を共有できる様々な活動を展開中。
「JUMP for The Earth PROJECT」公式サイト:https://jump-for-the-earth.com

◆パラオ共和国で活動するJICA専門家
パラオ気候変動への強靭性強化のための統合的沿岸生態系管理能力向上プロジェクト
チーフアドバイザー木村 匡 〜Kimura Tadashi〜


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-7df0ab59f732e462dc1013289f98662a-334x451.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


1960年生まれ。1987年高知大学大学院修士課程修了。1988〜90年に青年海外協力隊(魚類養殖)参加後、阿嘉島臨海研究所(沖縄県座間味村)にてサンゴ礁研究を開始。JICA長期派遣専門家(1994-96年:魚類養殖)、短期派遣専門家(1998〜99年:海中公園管理)でのトンガ王国派遣を経て、(財)海中公園センター及び(一財)自然環境研究センター職員として、環境省事業における日本国内のサンゴ礁モニタリング、東アジア地域における各国調整、国際サンゴ礁イニシアティブ支援事業等に従事。現在に至る。


[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-351540b358774375fa8e755661c3be6a-258x288.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


業務調整/広報・教育・普及啓発(CEPA)専門家 板垣 佳那子 〜Itagaki Kanako〜
ニュージーランドの大学院にて自然資源管理を学んだ後、一般企業、(公財)自然保護助成基金での勤務を経て、2022年JICA地球環境部森林・自然環境グループにジュニア専門員として入構。約1年8ヶ月間のJICA本部勤務の後、2024年1月に、担当していたパラオのプロジェクトに赴任。プロジェクトの広報や普及啓発活動等を担当。最近の趣味は専らダイビング。


[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151049/2/151049-2-0f9164ffba0a738bbef6e958f7923581-234x304.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


<参考>動画内で紹介しているその他のJICAプロジェクト
・環境配慮型交通システム整備プロジェクト
パラオでは公共交通は限定的であり、国民の主な移動手段は自家用車です。原油価格の高騰は自家用車を利用する国民にとって大きな負担であり、主要産業である観光開発と気候変動等の環境への配慮を両立させた持続的な経済成長のため、全ての人々が広く利用できる自家用車に代わる交通手段が必要とされています。本プロジェクトで、環境配慮型公共交通の整備を支援すると共に、公共交通の維持・運営に向けた能力向上を図ります。
参考リンク: https://www.jica.go.jp/oda/project/202109325/index.html
https://jicamagazine.jica.go.jp/article/?id=202406_6f

・海洋温度差発電(OTEC)
海洋温度差発電(OTEC : Ocean Thermal Energy Conversion)とは、温かい表層水と冷たい深層水の温度差を利用し、沸点の低いアンモニアなどを媒介することで蒸気を発生させ、タービンを回し発電する技術で、クリーンで安定供給可能な再生可能エネルギーとして注目を集めています。太陽光や風力などの変動性再エネと比較して気象条件の影響を受けにくく、24時間安定して電力供給を行うことができます。表層水と深層水(深さ600〜1,000メートル)の温度差が20℃程度ある地域が発電の適地となるため、赤道付近に適地が多く、特に島しょ国のエネルギー源として注目されているものです。パラオでも導入が検討されています。
参考リンク: https://www.jica.go.jp/information/topics/2023/20231117_01.html



プレスリリース提供:PR TIMES

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