プレスリリース
Global New Material International(GNMI)、メルク社サーフェスソリューション事業の買収契約を締結
相乗効果による事業成長を加速し、グローバル市場での展開を拡大
2024年7月25日、香港/フランクフルト - Global New Material International Holdings Limited(以下「GNMI」:香港銘柄コード:06616)は本日、ドイツのMerck KGaA(以下「メルク」と総称)と、同社のグローバルサーフェスソリューション事業(以下「サーフェスソリューション」)の買収に係る契約(以下「契約」)を締結したことを発表しました。買収金額は665,000,000ユーロ(人民元換算で約5,187,000,000元)となります。本取引は、規制当局による承認審査および一般的な取引完了条件の充足を経て、2025年中に完了(以下「クロージング」)する見込みです。
GNMIおよびサーフェスソリューションは製品群、知見、展開地域などの観点で、その相互補完性が非常に高いものとなります。この統合により、取引完了後の同事業の業界内での地位はさらに揺るぎないものになり、これまで以上にお客様を中心に据えた市場開拓が可能となります。今回の買収により、GNMIのグローバル規模での対応力や製品面での卓越性がより一層高まる見込みです。
GNMIの会長を務めるErtian Suは次のように述べています。「メルク社サーフェスソリューションの取得についてお知らせできることを大変喜ばしく思うと共に、取引完了後のスムーズな事業統合を心待ちにしています。今回の買収により、互いの能力、知見、人材、様々な地域の拠点網や販売網など、双方の強みを結集した新チームが発足します。このことはGNMIにとって画期的な出来事となるでしょう。サーフェスソリューションとの統合後は、チーム一丸となってイノベーションや卓越した製品をお客様やパートナー各社に提供し、業界水準の向上に努め、グローバル市場で揺るぎない地位を築き上げてまいります。今回の統合は当社の事業および業界全体の成長を推進する重要な手段となり、GNMIがさらなる高みに到達できるものと確信しています。」
Su会長はさらに次のように述べています。「サーフェスソリューションを迎え入れ、共に成長を目指すことに全力で取り組みます。両事業の統合により、当社および業界にとっての事業機会が爆発的に増えるだけでなく、従業員一人ひとりにとっての育成やキャリア開発の機会も充実します。双方のスムーズな統合を図り、成長に向けた相乗効果を最大化するために、GNMIおよびメルクサーフェスソリューション事業それぞれの代表者でチームを構成し、双方の知見、リソース、活動内容を融合させた事業計画を共同作成します。」
メルクの取締役会会長兼CEOを務めるBelen Garijoは次のように述べています。「GNMIとサーフェスソリューション事業が力を合わせてより強力なチームを組成することにより、顔料市場における製品のレベルのさらなる向上が可能になるでしょう。」
メルクの経営執行委員会委員 兼 エレクトロニクス・ビジネスCEOを務めるKai Beckmannは次のように述べています。「サーフェスソリューションとGNMIの統合により同事業の競争力が高まり、従業員やお客様にとっても明るい未来が開けると信じております。」
ChesirのブランドやCQVを筆頭に事業を展開するGNMIは、合成雲母、真珠光沢材、新エネルギー材料の研究開発・製造・販売において深い知見を有しています。主要製造拠点を中国および韓国に構え、世界各国の自動車、化粧品、電子機器、消費財、プラスチック製品、印刷、食品、医薬品など様々な業種のグローバル企業に高機能材料を供給し、中〜高級品市場におけるリーディングプレイヤーとしての地位を確立しています。中でもCQVは韓国内外の市場でエフェクト顔料をいち早く手掛けたパイオニア的企業であり、今般取得したサーフェスソリューションと共にGNMIのグローバル展開を拡大する上で引き続き重要な役割を担います。
メルクのサーフェスソリューションは表面塗装、化粧品、産業用途に特化しており、高級品市場(特に自動車および化粧品向けグローバル市場)で強固な地位を確立しています。
本取引のクロージング以降もサーフェスソリューションの製造拠点(ドイツのゲルンスハイム、日本の小名浜、米ジョージア州のサバンナ)は操業を継続し、統合を経て拡大する事業運営を担う各地域のハブ拠点として機能する予定です。また、世界各地で同事業に従事する1,200名は雇用が維持されます。ゲルンスハイムおよびダルムシュタットの事業所では包括的就業保証プログラムも用意されており、ゲルンスハイム事業所の拠点は少なくとも2032年まで存続することが決定しています。
本取引が完了するまで、メルクのサーフェスソリューションとGNMIはそれぞれ独立した法人のもと、別々の事業として運営される予定です。
詳細につきましては、www.global-surface-partner.com も併せてご覧ください。
以上
Global New Material International会長 Ertian Su (写真中央)、メルクの取締役会会長兼CEO Belen Garijo (写真右) 、メルクの経営執行委員会委員 兼 エレクトロニクス・ビジネスCEO Kai Beckmann (写真左)
GNMIによるグローバルサーフェスソリューションの買収に際し、ドイツのダルムシュタットにて
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Global New Material Internationalについて
Global New Material International Holdings Limited(GNMI:香港銘柄コード:06616)は、中国最大級の真珠光沢顔料メーカーです。ChesirやCQVのブランドを筆頭に事業を展開するGNMIは、合成雲母、真珠光沢材、新エネルギー材料の研究開発・製造・販売において深い知見を有しています。従業員およそ800名、中国および韓国に主要製造拠点を擁し、世界各国の自動車、化粧品、電子機器、消費財、プラスチック、印刷、食品など様々な業種のグローバル企業に高機能材料を供給し、中〜高級品市場におけるリーディングプレイヤーとしての地位を確立しています。
メルクについて
Merck(メルク)は、ヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における、サイエンスとテクノロジーのリーディング企業です。全世界で約63,000人の従業員が、人々の暮らしをより良くすることを目標に、より楽しく持続可能な生活の方法を生み出すことに力を注いでいます。創薬や医薬品製造プロセスを迅速化するための製品やサービスの提供、難治性疾患に対する斬新な治療法の特定、デバイスインテリジェンスの実現に至るまで、メルクはあらゆる分野に貢献しています。2023年、世界65か国におけるメルクの売上高は、210億ユーロでした。
メルクのテクノロジーと科学の進歩において鍵となるのは、サイエンスへのあくなき探求心と起業家精神です。それはメルクが 1668年の創業以来、成長を続けてきた理由でもあります。創業家が今でも、上場企業であるメルクの株式の大部分を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利は、メルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国では ライフサイエンス事業ではミリポアシグマ、ヘルスケア事業ではEMDセローノ、エレクトロニクス事業ではEMDエレクトロニクスとして事業を展開しています。
プレスリリース提供:PR TIMES