プレスリリース
リアルテックファンド、サムライインキュベートより1.6億円の資金調達に成功、キーマテリアルである高品質ナノ粒子の量産化の実現でビルを発電所に変える窓ガラス発電の技術の社会実装に大きく前進
株式会社OPTMASS(所在地:京都府宇治市、代表取締役:中川徹、以下当社)は2022年2月にリアルテックファンド、サムライインキュベート(Samurai Incubate Fund 7号投資事業有限責任組合)を引受先として1.6億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。今回の調達により累計資金調達額は2.05億円となりました。この資金は、発電窓ガラスのキーマテリアルである高品質ナノ粒子の量産技術開発に使用する予定です。
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■資金調達の目的と使途
当社は「街を森に!!」を合言葉に、2021年10月に設立された発電する窓ガラスの技術開発を行うスタートアップです。当社では熱線を吸収して発電する窓ガラスを街に設置し、街を森に変える技術を実現する他、次世代の熱線遮蔽材の開発を行っています。最先端のモノづくり技術を駆使してキーマテリアルである高品質ナノ粒子の量産技術開発を進め、2027年の発電窓ガラスの社会実装を目指し、事業活動を加速させて参ります。
■主な資金使途
・ナノ材料の開発に精通したエンジニアリングチームの強化
・材料の製造販売に特化した事業開発チームの組成
・熱線遮蔽能を有するナノ粒子の大量生産技術の開発
・熱線で発電する発電窓ガラスの研究開発
■当社の取り組みと展望
環境、エネルギー問題が人類全体の課題となっている昨今、クリーンで持続可能な太陽光エネルギーにかつてないほどの大きな注目が集まっています。ところが、太陽光エネルギーのうちエネルギーとして利用されているのは可視域の光のみで、太陽光全体の約50%を占める熱線はこれまで利用されていませんでした。
当社では、未利用エネルギー資源である赤外域の太陽光(熱線)を有効利用するために、熱線を選択的に吸収して電力に変換する透明な発電ガラスの開発を進めています。発電ガラスは、1.発電によるエネルギー生産効果に加えて、2.熱線である赤外線を電力に変換する事に由来する省エネルギー効果(熱線遮蔽効果)を有するため、透明性を活かして窓ガラスの代替品として用いることで、省エネと発電の組み合わせで大きなCO2削減を実現できることが特徴です。当社は、先端ナノ材料の開発技術を活用し、太陽光に含まれる熱線を選択的に吸収する事が可能な高品質ナノ粒子をもちいて、熱線遮蔽能を持つ発電ガラスの開発を行っています。「街を森に!」をスローガンに、熱線遮蔽能を持つ発電ガラスの社会実装を目指して参ります。
▼当社の取り組みと展望(YouTube動画)
「株式会社OPTMASS:大学発ベンチャーのご紹介」/ KSII
https://www.youtube.com/watch?v=R87fs1OilJA
■コア技術:高品質ナノ粒子
粒径のそろった高品質ナノ粒子の製造技術を有しています。太陽光だけではなく、様々な熱源から発生する熱線を遮蔽する材料、光学デバイス用途の材料を開発します。
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■出資者からのコメント
「赤外光を吸収する研究はこれまでにも多くなされてきましたが、革新的な成果を実現できていませんでした。OPTMASSはブレークスルーを達成し、従来に比べ圧倒的に効率的に散乱・吸収すること、波長制御が幅広い範囲で実現し、OPTMASSが掲げる「街を森に」を実現できる素晴らしい技術だと信じています。OPTMASSと共に世界のエネルギー問題を解決できることをとても嬉しく思います。」
(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 木下太郎氏)
「OPTMASSの熱線制御技術は、居住空間に光を取り込みたいというヒトの根源的欲求と、省エネ・創エネのために光を遮る(吸収する)という一見相反するニーズを同時に満たすことができる非常にユニークな技術です。かつて隆盛を誇った日本の太陽電池技術が時代を超えて再興する-。そんな夢のような話が現実となるよう、サムライインキュベートとして支援してまいります。」
(株式会社サムライインキュベート Director 加藤桂太氏)
【会社概要】
会社名:株式会社OPTMASS
代表者:代表取締役CEO 中川徹
設立:2021年10月
URL:https://optmass.jp/
本社所在地:京都府宇治市大久保町西ノ端1番地の25
事業内容:透明太陽電池の研究開発 / 熱線制御技術の研究開発 / 熱線制御能を有するナノ粒子の生産販売
プレスリリース提供:PR TIMES