プレスリリース
日本と台湾双方の「オノマトペ」からテキスタイルをデザイン
台湾発の靴下ブランド「+10・テンモア」が、日本の人気テキスタイルブランド「JUBILEE」とのコラボレーションで創作した「イシンデンシン」シリーズ。同じアジアで暮らす私たちが辿り着いたのは、日台の「オノマトペ」からテキスタイルをデザインするという手法でした。異なる言語を操る私たちにとって、擬音語・擬態語は大事なコミュニケーションツールです。「+10・テンモア」は日本語の、「JUBILEE」は台湾語(ホーロー語)のオノマトペをリサーチし、音の響きや様態を写し取って表現しました。お互いに日本と台湾を行き来しながら構想・開発すること4年。「私が感じることを、あなたはどのように感じ、どう表現するのだろう?」ーーという、対話から生まれたプロジェクトです。
言語の壁を超える、オノマトペの魅力
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日本語と台湾語のオノマトペについての対話を重ねるうちに、「+10・テンモア」は、「淡薄仔像淡薄仔像我(ちょっぴりあなたに似ていて、ちょっぴり私にも似ている)」と感じました。どちらの言語でも、オノマトペは非常に繊細な情感をも的確に伝えることができるからです。たとえば、ひどく酔っ払って世界が揺れ動いて見えるようすを日本語では「べろんべろん」といいますが、台湾語にも「馬西馬西(ma² se¹ ma² se¹)」という表現があります。そうかと思えば、大雨が降るようすを台湾語では「颯颯(sa² sa²)」といいますが、日本語ではそれは大雨ではなく、小雨が降るように聞こえるそうです。オノマトペを通せば、こんな繊細なニュアンスまで伝えることができる。「イシンデンシン」というテーマは、こうした対話の中から、「JUBILEE」の発案によって誕生しました。
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日台のセレクトショップ、及びオンラインショップで好評販売中
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靴下ブランドの「+10・テンモア」は日本語の、「JUBILEE」は台湾語のオノマトペからそれぞれデザインを起こし、3種類各2色・計6パターンのテキスタイル(日本の捺染工場にて染料でシルクスクリーンプリントした布地)と、3種類各2色・計6パターンのソックス(台湾製造)を取り揃えました。
日台クリエイターと創作した、3本のコンセプトフィルムムービー
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「イシンデンシン」シリーズでは、テキスタイルの領域を超え、日台気鋭のクリエイターたちとのコラボレーションで、3本のコンセプトフィルムムービーを創作しました。
グローバルに活躍する台湾の舞踏家・胡鑑(Hu Chien)を、日台で活躍するフォトグラファーの鄭弘敬(teikoukei)が8mmフィルムで撮影。撮影後にフィルムを日本へ送って現像し、デジタル化するという形式で制作。楽曲は日本のユニット「テニスコーツ」から提供を受け、日台の境界を越えた世界観を醸し出すことができました。
【 3本のコンセプトフィルムムービー 】
『za za布地112幅|sa² sa²1:1襪』
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=VKxOEeqMrGs ]
『khih khih khauh khauh布地112幅|haffu haffu1:1襪』
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=LisHviUWDL4 ]
『beron beron布地112幅|ma² se¹ ma² se¹1:1襪』
[動画3: https://www.youtube.com/watch?v=FRZSrnKHzVI ]
プロデュース・製作 | +10・テンモア、JUBILEE
振付・出演 | 胡鑑
撮影 | teikoukei
音楽 | テニスコーツ『バイババビンバ』
作詞作曲 | 並木大典 & さや
撮影協力 | 朋丁pon ding、基隆市野球委員会
台湾発の靴下ブランド「+10・テンモア」
2012年に台湾で設立された靴下ブランド。「誰しもが持つ宇宙観で、生活の細々とした所をもっと大きく!自分を中心とした世界で視野を広くして生きていきたい!」が創作のテーマ。ブランド設立から10年を迎え、靴下の領域を飛び出し、さまざまなコラボレーションを手がけるユニットへと変化中。日本語で紹介された書籍に『+10 テンモア台湾うまれ、小さな靴下の大きな世界(トゥーヴァージンズ)』がある。
日本発のテキスタイルブランド「JUBILEE」
2008年、「プリントデザインからはじまるモノづくり」をコンセプトに、デザイナーのシミズダニヤスノブが設立したテキスタイルブランド。KOKUYOや土屋鞄製作所などに作品を提供、ワークショップを開催するなど活動の場を広げている。著書に「テキスタイル&ソーイング」(文化出版局)。http://www.jubi-lee.com/
設立から10年を迎え、「+10・テンモア」は研究と実験に挑戦するユニットへと転換中です。靴下や生活用品など、さまざまなコラボレーションを楽しみたいと思っています。お問い合わせをお待ちしております。
【実績】
・松山カルチャー・クリエイティブパーク | オリジナルグッズ(2015ー2017年)
・ちひろ美術館 |「いわさきちひろ生誕100年」展覧会公式グッズ(2018年)
・台北市立美術館 | 所蔵作品グッズ 廖継春(リャオ・チチュン)より(2019年)
・ミュシャ財団/日本テレビ「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ――線の魔術」| haconiwaプロデュース展覧会公式グッズ(2019ー20年)
・国立歴史博物館 | オリジナルグッズ(2021年)
・森³ sunsun-museum |「micro-」オンライン展グッズ(2022年)
【 本件に関するお問い合わせ 】
「+10・テンモア」| nihow@10moresocks.com(日本語対応可能)
オフィシャルサイト|https://www.10moresocks.com/?Culture=ja-jp
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