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東京大学はアートセンター施設を仮オープンします 〜さまざまな「美」にアプローチする新たなエコシステムのために〜

(Digital PR Platform) 2024年11月21日(木)20時05分配信 Digital PR Platform



東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)、東京大学初めてのアートセンター施設を実験的に開設し、アートプロジェクト「ソノ アイダ」と連携します。また、アーティスト・イン・レジデンス、ツリーハウス展示、異分野交流会等を開催することで、創造性の根源としてのさまざまな「美」へのアプローチの可能性を探ります。
アートの実践と対話を前面に出したアートセンターの設置を通して、総合大学における芸術科学連携の新しい形を示します。




【発表のポイント】
◆東京大学芸術創造連携研究機構は、東京大学初めてのアートセンター施設を実験的に開設し、アートプロジェクト「ソノ アイダ」と連携します。
◆アーティスト・イン・レジデンス、ツリーハウス展示、異分野交流会等を開催することで、創造性の根源としてのさまざまな「美」へのアプローチの可能性を探ります。
◆アートの実践と対話を前面に出したアートセンターの設置は、総合大学における芸術科学連携の新しい形を示します。

【発表内容】
総合大学における人文社会科学・自然科学研究は、これまで芸術活動とはほぼ無縁のものと考えられてきました。近年の世界的な芸術科学連携のトレンドにおいては、「美」を通した科学技術のイノベーションならびにインキュベーションの重要性が強調されはじめています。東京大学はこのトレンドにいち早く応答し、2019年に7部局の連携により、芸術創造連携研究機構(ACUT、注1)を発足しています。第1期5年間のACUTの活動は、芸術関連授業ならびにシンポジウムの開催による学内アート・リテラシーの改善に重点が置かれてきましたが、実体をもったアートセンター施設はこれまで実現できませんでした。今回、2期目を迎えたACUTは「ソノ アイダ」(注2)らの外部団体と連携し、東大初のアートセンター施設を本郷地区・通信機械室の1〜2階に実験的に開設しました。

●「東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ」の開設
ACUTは2024年11月、「ソノ アイダ」の資金・企画提供により、実験的な連携アートセンター施設「東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ」を開設しました。場所は本郷地区の安田講堂の裏手にある通信機械室の建物の1〜2階において5ヶ月間活動し、その効果を解析することとなりました。
「東京大学アートセンター 01_ソノ アイダ」は、12/2、12/4のオープニングイベントを皮切りに、都市の隙間をアート活動としてきた「ソノ アイダ」によるARTIST STUDIO(アーティスト・イン・レジデンス(注3))での公開制作や、美術評論家の楠見清、スパイラルの松田朋春らとの連携による連続トークショー、ウェブマガジンの発刊、野外パブリックアートの展示ならびに設置企画等を行い、多面的な「アートの場」を学内に出現させることをその第一義とします。

●ツリーハウスの野外展示によるキャンパスの修景
これに並行して、キャンパスの修景を行います。ACUTは2024年11月〜2025年2月にかけて、東京大学本郷地区・工学部1号館前広場にて、木村勝一氏作のツリーハウス(注4)を屋外展示し、キャンパスの風景を調えます。
本ツリーハウスは、土台の木の幹にあたる部分から鉄骨により自作したもので、「再生の樹」と題された現代オブジェとなっています。特に五角形の室部の外部表面の縞鋼板は、東日本大震災における廃材を用いたもので、これまで気仙沼の東日本大震災仮設住宅や八戸市美術館等での展示を行っているものです。今回、八戸市在住の木村氏によるこの東北の原風景を基盤としたどこか懐かしくまた現代的でもあるオブジェの設置により、無機質的になりがちなキャンパスの風景をアーティスティックに整え、大きなインパクトを与えています。

(注1)東京大学芸術創造連携研究機構
「アートで知性を拡張し、社会の未来をひらく」を旗印に芸術科学連携活動を推進する東京大学の学内組織。2019年に発足。岡田猛機構長。
(注2) ソノ アイダ
貸し物件や空き物件、建て直しまで占有権のないその間を、空間メディアとして活用するアートプロジェクト。「都市の隙間に空間メディアを出現させる」ため、東京各地に複数のプロジェクトを進行中。藤元明代表。
(注3) アーティスト・イン・レジデンス
アーティストの滞在制作場所を設け、サイトスペシフィックな芸術活動を意図した現代アートの手法。特に「ソノ アイダ」は都心の空きビル物件を滞在制作場所として利用することにその特長がある。
(注4) ツリーハウス
八戸市のツリーハウスビルダー、木村勝一氏の作品。「再生の樹」と題されたもので、東日本大震災のがれきの一部により制作され、再生と希望の思いがつまったものです。

【開催概要】
●ソノアイダ # 東京大学 (アーティスト・イン・レジデンス、トークイベント等)
日時:2024年12月4日(水)〜2025年3月31日(月) 10時〜17時
場所:東京大学本郷地区キャンパス 通信機械室
観覧について:随時観覧可・入場無料

●木のないところにツリーハウス(パブリックアート展示)
日時:2024年12月4日(水)〜2025年1月31日(金) 終日
場所:東京大学本郷地区キャンパス 工学部1号館 前庭
観覧について:随時観覧可・入場無料

【オープニング・イベント】
●デイビッド・マシューズ・スペシャル・トリオ・コンサート (プレトークつき)
日時:2024年12月2日(月)17:30〜22:30
場所:東京大学本郷地区キャンパス 工学部11号館 HASEKO-KUMA HALL
観覧について:入場無料、要予約(11月29日(金)予約締め切り)
予約サイト: https://t.livepocket.jp/e/3f1v9

●木のないところにツリーハウス テープカット
日時:2024年12月4日(水)14:30〜
場所:東京大学本郷地区キャンパス 工学部1号館 前庭
観覧について:予約不要・入場無料

●ソノ アイダ # 東京大学 開所式・オープニング
日時:2024年12月4日(水) 開所式(15:00〜)、オープニング(18:00〜)
場所:東京大学本郷地区キャンパス 通信機械室
観覧について:予約不要・入場無料


【発表者】
東京大学 芸術創造連携研究機構
・田中 庸介(副機構長・大学院医学系研究科講師)
・藤元 明(連携支援フェロー・ソノ アイダ 代表)
・金井 学(大学院総合文化研究科特任准教授)
・舘 知宏(副機構長・大学院総合文化研究科教授)
・岡田 猛(機構長・大学院教育学研究科教授)


【関連リンク】
・東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)
https://www.art.c.u-tokyo.ac.jp/

・ACUTプロジェクト2024 内在するアート 大学における美とは何か
https://www.acut2024.com/
・ソノ アイダ # 東京大学
https://sonoaida.jp/tokyo_univ/
・デイビッド・マシューズ・コンサート特設予約サイト
https://t.livepocket.jp/e/3f1v9



【協賛】
ソノ アイダ
https://sonoaida.jp/

株式会社SLOW BASE
https://slowbase.net/profile.html


【発表に関する問い合わせ】
東京大学芸術創造連携研究機構 副機構長
田中 庸介(たなか ようすけ)
TEL: 090-8088-3745
E-mail:tanaka[at mark]m.u-tokyo.ac.jp
    (メールアドレスの[at mark]は@に置き換えてください。)

東京大学芸術創造連携研究機構 大学院総合文化研究科 特任准教授
金井 学(かない まなぶ)
TEL: 03-5465-7299
E-mail:manabukanai[at mark]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
    (メールアドレスの[at mark]は@に置き換えてください。)

東京大学芸術創造連携研究機構 連携支援フェロー
鶴見 智佳子(つるみ ちかこ)
TEL: 090-3800-2458
E-mail:tsurumic[at mark]gmail.com
    (メールアドレスの[at mark]は@に置き換えてください。)

東京大学芸術創造連携研究機構 連携支援フェロー(ソノ アイダに関するお問い合わせ)
藤元 明(ふじもと あきら)
TEL: 090-1777-5107
E-mail:info[at mark]sonoaida.jp
    (メールアドレスの[at mark]は@に置き換えてください。)

【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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