プレスリリース
札幌大学が環境省北海道地方環境事務所との連携講義「環境金融論」を開講 ― ESG金融をテーマに実施、社会の第一線で活躍している外部講師を招請
札幌大学(札幌市豊平区)では今年度の秋学期、経済学専攻専門科目「環境金融論」(梅根嗣之教授/朱文慧専任講師)を、環境省北海道地方環境事務所の協力のもと、ESG金融をテーマとして開講している。第2週目となる10月4日には同事務所次長の田村努氏が「環境問題と環境行政」と題した講義を行っており、今後も社会の第一線で活躍している外部講師が登壇する予定。なお、この科目は、同大で導入している学群制により、経済学専攻の学生のほか、経営学専攻やリベラルアーツ専攻など他専攻の学生も履修している。
「環境金融論」は、脱炭素社会への移行など持続可能な経済社会づくりに向けて、世界的に拡大している環境・社会・経済に焦点を当てたESG金融(Environment(環境)、Social (社会)、Governance(ガバナンス)の頭文字をとったもの)について学ぶ科目。
第2週目となる10月4日には、北海道地方環境事務所の田村次長が「環境問題と環境行政」と題して講義。今後も一部講義において、北海道地方環境事務所とESG地域金融に関して連携協定を締結している三井住友信託銀行や、GX・金融コンソーシアム「Team Sapporo-Hokkaido」に参画する北海道、札幌市、ほくほくフィナンシャルグループ、株式会社脱炭素化支援機構の協力を得て、外部講師を招請する予定。
社会の第一線で活躍する講師の実体験を見聞きすることで、ESG地域金融の推進に欠かせない地域における協働と実践の構想力を身につけ、地域金融機関だけでなく、地方自治体や地域の企業で働こうと考える学生らが、その目標に向けて有益な知識を身につけることを図る。
なお、この科目は経済学専攻の専門科目だが、札幌大学では学群制を導入しており、当該専攻所属以外の学生でも履修可能となっている。同科目においても履修している約1割が、経営学専攻やリベラルアーツ専攻など他専攻の学生となっている。
■「環境金融論」
【日程】
2024年9月27日(金)から2025年1月17日(金)まで(全16回予定)
※9月27日はガイダンス、初回講義は10月4日
【主な内容】
(1)環境問題と環境行政、ESG金融への取組(国際、日本、北海道)
(2)環境問題への経済学的アプローチ(市場の失敗、環境規制、金融機関の役割)
(3)ESG地域金融の実践とESG地域金融のあり方についてのグループワーク
(4)ESGと企業投資、金融投資、およびグリーンローンの金融技法
▼本件に関する問い合わせ先
企画部入試・広報課
住所:札幌市豊平区西岡3条7丁目3番1号
TEL:011-852-9190
メール:koho@ofc.sapporo-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/