プレスリリース
10月26日(土)に学習院大学が計算機センター50周年記念講演会「情報社会の未来を切り拓く − 人工知能と量子コンピューティング」を開催
学習院大学(東京都豊島区)は2024年10月26日(土)に同大学計算機センターの開所50周年を記念し、学習院大学計算機センター50周年記念講演会「情報社会の未来を切り拓く − 人工知能と量子コンピューティング」を開催します。参加無料・要事前申し込み。
人工知能(AI)は想像を超える性能で私たちを驚かせ続けていますが、より強力なコンピュータの登場により、さらに飛躍的な進化が期待されます。一方、量子コンピューティングは、従来のコンピュータでは不可能だった計算を可能にします。人工知能と量子コンピュータの展望と、私たちの暮らしや社会での活用に向けた取り組みについて、一般の方を対象に講演会を開催します。
■学習院大学計算機センター50周年記念講演会「情報社会の未来を切り拓く − 人工知能と量子コンピューティング」
日時:2024年10月26日(土)14:30〜16:40
場所:学習院大学西5号館303教室(豊島区目白1-5-1)
主催:学習院大学計算機センター
後援:豊島区
参加方法:事前申込、参加費無料
10月24日までに、下記申込フォームURLよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1xuRVYOIn-9koTmFoBnFfycrnVhfCgQ642oezUkoYvqs/viewform?edit_requested=true
<プログラム>
1.「人工知能の仕組みを理解する試み」〜近年の研究と人工知能の未来〜
講師:今泉允聡 氏(東京大学総合文化研究科 准教授 兼 理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー)
講演概要:
人工知能は現在、私たちの生活のあらゆる場面で活用され始めています。しかしながら、人工知能がどのように動いているのか、なぜうまくいくのかについては、まだわかっていない部分が多くあります。人工知能を適切に活用するためには、その仕組みについてさらなる理解が必要です。この講演では、以下の3つのトピックについてお話しします。
・人工知能の核心技術である「深層学習」の概要
・人工知能の仕組みを理解するための現在の研究動向
・人工知能をより深く理解するために今後必要とされる技術
最後に、これらの知見を踏まえ、人工知能の将来的な可能性と課題について考察します。
2.「量子コンピューティングの産業化を実現するグローバルビジネスエコシステム構築」
講師:堀部雅弘 氏(産業技術総合研究所 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター 副センター長)
講演概要:
経済・環境・社会が調和した未来社会を実現するための技術として、量子技術に対する注目が高まっており、特に革新的計算サービスを可能にする量子コンピュータに対する期待が高まっています。数年前まで本格的な量子コンピュータの実現は2040年頃と考えられていましたが、昨年末には、1000量子ビットを超える超伝導量子コンピュータが実現され、さらには、中性原子量子コンピュータ方式では世界で初めて本格的な量子コンピュータ(誤り訂正機能を備えた量子コンピュータ)が発表されました。この劇的な技術の進展により、量子コンピュータによる産業化の期待が一気に高まり、今年は量子コンピュータが研究対象から研究開発のツールへと進展が始まった、転換期と言えます。今後、産業化・社会実装を図っていくうえでも、多様なグローバルなキープレイヤーとの連携に基づくエコシステムを構築していく必要があります。このグローバルエコシステムの構築を目指した、産業技術総合研究所 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センターの取組とグローバル連携の意義をお話しいたします。
◆学習院大学計算機センター
学習院大学計算機センターは1974年7月に情報処理に関する教育研究を行うための大学附置研究施設として発足し、2024年に開設50周年を迎えます。学習院大学全体に対する情報教育とネットワーク・マルチメディア教育設備・情報サービスなど学内の情報環境の運営だけでなく、学生向けに毎年夏期講習会・研究会を主催しています。データサイエンスを含む情報科学の教育研究拠点として、学生・教職員の教育・研究を幅広く支えています。
<関連リンク>
学習院大学計算機センター
https://www.gakushuin.ac.jp/univ/cc/
▼講演会に関するお問い合わせ先
学習院大学計算機センター
TEL:03-5992-1050
E-mail:cc-off@gakushuin.ac.jp
▼取材に関するお問い合わせ先
学習院大学学長室広報センター
TEL:03-5992-1008
E-mail:koho-off@gakushuin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/