プレスリリース
NTTグループ初、海外におけるスタートアップ協業推進プログラム”NTT Startup Challenge”を開始 〜東南アジアでのスタートアップ連携による新規事業創造をめざす〜
発表のポイント:
NTTグループ初となる、スタートアップ協業推進プログラム”NTT Startup Challenge”を開始
NTT、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ・グローバル、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、NTTドコモ・ベンチャーズ、NTTファイナンスによる共同開催
プログラムの一環として、NTTグループとの協業に関心のあるスタートアップを東南アジア中から募り、2024年11月14日にジャカルタにてNTT Startup Challenge Final DayとしてPitch Contest・Matching Event等を開催
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田明、以下NTT)は、NTTグループ初の共同開催となる、スタートアップ協業推進プログラム”NTT Startup Challenge”を開始します。プログラムの一環として、NTTグループとの協業に関心のあるスタートアップを東南アジア中から募り、2024年11月14日にジャカルタにてNTT Startup Challenge Final DayとしてPitch Contestを開催します。
本プログラムには、NTTグループからNTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ・グローバル、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、NTTドコモ・ベンチャーズ、NTTファイナンスが参画します。またNTTグループ外からは、東南アジア著名ベンチャーキャピタルであるKK Fund, GDP Ventureや、早稲田大学 入山章栄教授がKeynote SpeakerやPitch Contest審査員として本プログラムに参画します。
本プログラムを通じ、NTTグループは東南アジアをはじめとした海外スタートアップエコシステムとの協業を通した新規事業創造に取り組んでいきます。
1.背景
NTTグループは、社会課題解決を通じた新たな価値創造をめざしています。その実現に向け、社会課題をいち早く発見し解決にむけて取り組む多くのスタートアップと連携し、NTTグループのアセットを活用した協業を推進することで、様々な課題発見と迅速な課題解決を実現できると考えています。
特に、東南アジアは11か国で約7億人の人口を抱える※1巨大マーケットであり、その経済発展は著しいものの、多くの社会課題を抱え、その解決をめざす多くのスタートアップが生まれています。 それに伴い、日本企業にとっての東南アジアは、製造業の生産拠点からイノベーション創出拠点へとその位置付けを変えつつあります。
このような中、NTTグループでは、NTTコミュニケーションズが2017年から2020年まで、東南アジアのスタートアップとの協業推進を目的とするプログラムである”NTT Com Startup Challenge”を実施し、累計3,300社のスタートアップにPitch ContestやMatching Eventへ参加いただき、新規事業創造を推進してきました。
昨今の東南アジアスタートアップエコシステムの更なる成熟とNTTグループ各社の東南アジアにおける旺盛な新規事業創造意欲をふまえ、協業推進プログラムをNTTグループ内に拡大し、NTT初のグループ共同開催となるスタートアップ協業推進プログラム”NTT Startup Challenge”を開始します。
2.スタートアップ協業推進プログラム”NTT Startup Challenge”
(1) 概要
海外スタートアップエコシステムとの新規事業創造を目的とした協業推進プログラム
(2) 実施内容
2024年4月以来、本プログラムの主催者であるNTTグローバルビジネス部門を中心に、下記内容を実施。
東南アジア著名VCとのAdvisory Program
東南アジア主要スタートアップイベントへの参画
NTT Com Startup Challengeで培ったネットワークを活用したパートナー企業を通じたスタートアップ企業ソーシング
NTT Startup Challenge Final Day(Pitch Contest・Matching Event)の開催
(3) 各社の役割
NTT:プログラムの企画・運営
NTTグループ各社:自社の注力領域・提供アセットにもとづいたスタートアップとの協業・新規事業開発推進
3.NTT Startup Challenge Final Day
(1) 概要
“NTT Startup Challenge Final Day”は、NTTグループとの協業に関心のある東南アジアスタートアップをターゲットしたPitch ContestとMatching Eventです。スタートアップのセクターや成長フェーズを敢えて限定せず、東南アジア全域から広く応募を募ります。約400-500社からの応募を見込み、Finalist 10社がPitch Contestにてプレゼンテーションを実施し、入賞企業には報奨金の他、NTTグループの各種アセット(CVCからの出資検討、ICTリソース、参加各社によるスタートアップソリューションの内部利用等)が提供されます。
(2) 実施内容
対象社:NTTグループとの協業に関心のある東南アジアスタートアップ企業
ウェブサイト:https://www.ntt-startupchallenge.com/
Pitch Contest日時:2024年11月14日(木) 13:00 – 19:00 (インドネシア時間)
Pitch Contest会場:SOEHANNA HALL (ジャカルタ、インドネシア)
一次審査員:NTT、NTTグループ各社
最終審査員: Kuan Hsu (General Partner of KK Fund) 、早稲田大学 入山章栄教授、他
4.今後の展開
本プログラム参画各社が、NTT Startup Challenge Final Dayでの入賞企業やFinalistとの協業を通じた東南アジアにおける新規事業創造をめざします。また、日本展開に興味のあるスタートアップについては、本プログアム参加各社からの支援も検討します。
また今後は、本プログラムを東南アジアの他国やグローバルサウスまで拡大し、各種施策の実施等を検討していきます。
5.エンドースコメント
○Ricky Willianto, Co-founder of Ravenry (NTT Com Startup Challenge 2018入賞社)
NTT Com Startup Challengeは、Ravenry創業初期の段階で多くの扉を開く手助けをしてくれました。NTTは、私たちが日本市場にアクセスするのを助け、洞察とビジネスマッチングの機会を提供してくれました。その結果、私たちは非常に迅速に、複数の日本企業を顧客として獲得することができ、また、貴重なコラボレーションやネットワーキングの機会を得ることが出来ました。私たちはこのプログラムの参加者であることを誇りに思うとともに、事業の成長とともにNTTとの関係を継続していくことを楽しみにしています。
○Brendan Rakphongphairoj, CIO at Mekari (NTT Com Startup Challengeパートナー企業)
2017年以来、Qontak(現Mekari社)はNTTグループのエコシステム、幅広いネットワーク、多くの顧客を活用することができました。NTT Com Startup Challengeでは、NTTと共に400社以上のスタートアップとの協業推進検討を実施致しました。NTTの長年にわたる共同市場開拓支援に感謝すると共に、今後のさらなるコラボレーションを楽しみにしています。
<注釈>
※1 出典:IMF (International Monetary Fund), 2024
Population (Millions of people) in Southeast Asia: 685.75M