プレスリリース
成蹊大学(東京都武蔵野市、学長:森雄一)は、同大学文学部芸術文化行政コースの成果発表会として「おとなりさんと、」を開催します。
今回の成果発表会は、成蹊大学文学部芸術文化行政コースの学生が主体となり、武蔵野市およびその近郊にお住まいの海外にルーツのある方々とが協働して制作した映像作品を2日間展示します。
メインテーマは、「芸術文化を通じた国際理解」・「多文化共生」です。芸術文化行政コースの学生たちは、「国際理解」や「多文化共生」について学ぶなかで、そうしたことがらを「日本人 / 外国人」という二項対立でとらえやすいことに気づきました。そして、日本に暮らす「ひと」は、国籍や出身に関係なく、一人一人が「個人」としての存在であることを、アートを通してどのように伝えられるのか。考え、模索し、試行錯誤しながらプロジェクトに取り組んできました。 「日本人/外国人」という括りでとらえるのではなく、日本に暮らす「ひと」は、国籍や出身に関係なく、一人一人が「市民」であり、「個人」です。
本企画の「おとなりさんと、」という言葉には「外国人」という括りではなく、皆等しく「住民」としての立場があるという意味が込められています。国が違うことで、どこか一線を引いて考えてしまいがちですが、「日本人」「外国人」といった括りではなく、皆が1人の個人として存在しているという事を、 映像展示を通して、来場者の方々と共有したいと考えています。
では、国籍を超えた「一人の市民」としてのさまざまな個々の在り方を模索する映像作品を展示し国や地域を超えた「一人の市民」としての在り方を表現します。公的な施設で成果発表を行うことで、武蔵野市における多文化共生の在り方について考えるきっかけの場とします。
また、2日目には、本プロジェクトの協働アーティストである友政麻理子友政麻里子氏、芸術文化と多文化共生の専門家である楊淳氏を迎え、本プロジェクトのへ参加した感想や武蔵野市における本プロジェクトの意義等についてうかがうトークイベントを予定しています。
【開催概要】
日時:2024年7月6日(土)−7日(日)11:00〜 19:00(予定)※開場11:00
会場:吉祥寺美術館 市民ギャラリー
〒180-0004 東京都武蔵野市本町 1丁目8番16号 FFビル7階(コピス吉祥寺A館7階)
主催:成蹊大学文学部芸術文化行政コース「成蹊アートプロジェクト2024」
入場料:無料
補足:駐車場・駐輪場なし( 近隣に有り・美術館での割引なし)
バリアフリー対策あり(エレベーター前フラット、だれでもトイレ、車いすの貸し出し等)
飲食不可・生花持ち込み不可
*展示関連企画トークイベント
日時:2024年7月7日(日)13:00〜14:3000
会場:武蔵野公会堂 第1・第2合同会議室[東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目6番22号]
登壇者:楊淳(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科特任助教)
友正麻里子(美術家/映像作家)
川村陶子(成蹊大学文学部教授)
司会進行:成蹊大学文学部芸術文化行政コース 学生
入場料:無料
補足:バリアフリー対応あり(だれでもトイレ、障害者用駐車場、筆談ボード等)
エレベーターなし
【お申し込み方法(定員108名)】 ※事前登録制
以下URLへアクセスし、必要事項をご入力の上お申し込みください。
※定員に達しなかった場合、当日参加も受け付けます。
※吉祥寺美術館で開催する映像展は、予約なしでご鑑賞いただけます。
https://forms.office.com/r/UF42NS0z3V
<補足説明資料>
■成蹊大学 文学部 芸術文化行政コースについて
官民における芸術文化振興の担い手を育成することを目的として開設されたコースです。行政やNPOによる芸術文化振興の実務を学ぶとともに、芸術文化を通じてさまざまな人たちが共生できる社会を考えていきます。
・「芸術文化行政コース」ウェブサイト
https://www.seikei.ac.jp/university/bungaku/about/aca.html
■「制作演習」について
「制作演習」の最終的な目標は、学生自らが演劇祭や美術展、音楽祭や写真展などを企画立案から実現まで行うことです。今回は「芸術文化を通じた国際理解」・「多文化共生」というテーマで演習を行います。学生は文化行政についての知識習得、問題状況の確認、イベントの企画・立案、制作・運営、イベントの実施、振り返りと評価を約一年かけて行っており、本成果発表会がその集大成となります。
■「成蹊アートプロジェクト」について
「成蹊アートプロジェクト」は、成蹊大学と武蔵野市行政、市内の市民文化団体や NPO 法人などの官民学が連携し、武蔵野市における共生社会の実現を芸術文化の観点からめざすアートプロジェクトです。本学文学部芸術文化行政コースの学生が、実際に地域へとびだし、行政職員や市民とコミュニケーションをとりながら、主体的に企画制作を行います。官民学三者間を芸術文化行政コースの学生がつなぐことによって、成蹊大学がハブとなり、武蔵野市行政と市民の縁を芸術文化で結ぶことを目指します。
■当日の取材・撮影について
本展示会の展示物はすべて写真・動画撮影を禁止させていただいております。
▼本件に関する問い合わせ先
成蹊学園企画室広報グループ
TEL:0422-37-3517
FAX:0422-37-3704
メール:koho@jim.seikei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/