プレスリリース
聖学院大学は7月17日にルワンダの大量虐殺をテーマにしたNGOによる講演会「平和な世界を構築するためにできること」を実施
聖学院大学(埼玉県上尾市、学長:小池茂子)は、7月17日(水)にルワンダでの大量虐殺を経験し、虐殺で傷を負った人々を支援するNGOによる講演会「平和な世界を構築するためにできること〜大量虐殺を経験したアフリカ・ルワンダで活動するNGOから学ぶ〜」を実施する。
講演を通じてルワンダを軸とした世界の歴史や、ご夫妻が取り組むプロジェクトから平和を取り戻すための行動について学び、この歴史を「他人事ではなく、自分たちの問題」として考える時間を持つ。本講演会は授業の一環として政治経済学部政治経済学科の一年生全員が参加する。
◆講演会の内容
1994年にルワンダで発生した大量虐殺で傷を負った人々を支援する活動を行っているルダシングワ夫妻を講師として迎え、虐殺に至ったルワンダの歴史や現状、夫妻の取り組みについての講演会を実施する。
ルダシングワ夫妻は大量虐殺の悲劇を二度と繰り返さないことを願い、1996年にムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトを発足させ、手足を失ったルワンダ人のために義足や義手を作り、無償で配布する活動を行っている。
講演を通じて学生たちがこの歴史を「他人事ではなく、自分たちの問題」として捉え直し、考える時間を持つ。
◆開催の経緯
今回の講演会は本学のボランティア活動支援センターと繋がりのあるケニアのスラム街に住む子どもたちの学びと生活に寄り添う学校を支援する団体の紹介で開催することとなった。今回の公演は、本学のSDGs推進や、大学の学び(平和学)とも関連するため、政治経済学部、ボランティア活動支援センター、サステイナビリティセンターの共催事業として実施する。
◆講演会の狙い
本講演会には政治経済学部政治経済学科の1年生が全員参加する。政治経済学科では、グローバルかつローカルの視点から現代社会を考察する力を養うことを目標にしており、その重要な柱の一つが「平和学」である。本講演会を通し、ルワンダを軸とした世界の歴史や、ご夫妻が取り組むプロジェクトから平和を取り戻すための行動について学び、学生たちが「自分たちの問題」として主体的に考え行動できる力を高めることを狙いとしている。
◆講師プロフィール
ルダシングワ(吉田)真美氏
1963年神奈川県茅ヶ崎市生まれ。1989年ケニア・ナイロビにあったスワヒリ語学校に半年間留学後東アフリカを旅行中に、現在の公私のパートナーであるガテラ氏と出会い、ルワンダ大虐殺やルワンダの障害者の状況を聞き、義肢装具士になることを決意。1992年より約5年間の修行後、義肢装具士の国家資格を取得。1996年ガテラ氏と共にムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクトを設立。
ガテラ・ルダシングワ・エマニュエル氏
1954年ルワンダ共和国キガリ市ギソジ生まれ。幼い頃、病気の治療ミスのため、右足が麻痺。1959年民族対立が始まったころ、障害を負っているため自力で逃げることができず実の母親から見放され、ベルギー出身のカトリック神父が設立した障害者の施設で育つ。その神父の「私がしたことに感謝する必要はない。その代わり弱者に対して手を差し伸べる気持ちを持て」という意思を引き継ぎ、現在の活動を進めている。
【イベント概要】
日時:2024年7月17日(水)10:40〜12:10
場所:聖学院大学4号館
対象者:聖学院大学学生、教職員
本イベントは政治経済学部、ボランティア活動支援センター、サステイナビリティセンターの共催である。
【取材について】
講演会の取材可能です。どうぞお問い合わせください。
キーワード:#平和学 #SDGs #ボランティア #義肢装具士 #ルワンダ
▼本件に関する問い合わせ先
入試・広報課
松崎、神吉(かんき)、平田
住所:埼玉県上尾市戸崎1-1
TEL:048-780-1707
FAX:048-725-6891
メール:pr@seigakuin-univ.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/