プレスリリース
サターラ、CoAuthor (コー・オーサー)のバージョンアップを発表。 AIを搭載した薬事申請用ライティングソフトウェア
AIが薬事およびメディカルライティングの業務プロセスを効率化し、品質と透明性を向上
ペンシルベニア州ラドナー:2024年6月17日 - モデリング&シミュレーションのグローバルリーダーであるサターラ(Nasdaq: CERT)は、次世代型の薬事申請向けライティング・ソフトウェア CoAuthor (コー・オーサー)を発表しました。 CoAuthorは、メディカルライターのために設計されたライティング用プラットフォームです。生成AI、文書テンプレート生成、Microsoft Wordとの統合、構造化コンテンツのオーサリング機能を搭載しています。CoAuthorは生成AIを活用するうえで「ヒューマン・イン・ザ・ループ」アプローチを採用し、薬事申請用文書の作成にかかる時間を大幅に短縮します。
メディカルライティングは医薬品開発において重要な役割を担っています。その作業は過去20年間にわたり手作業に依存し続けてきました。しかし今日の医薬品開発のパイプラインは、高度な生物医学的知識が必要とされるプレシジョン・メディシン(精密医療)が増加し続けています。メディカルライターは、複雑な試験デザインやデータをさまざまな読み手に向けて説明する文書を執筆しなければなりません。そのためには数多くの知識を統合し、あらゆる知見をデータや文書に的確に結びつける手法が必要です。
「ライフサイエンス企業は、医薬品開発に特化したセキュアで信頼できる生成AIソリューションを求めています。生成AIの可能性を薬事・メディカルライティングの分野で最大限に引き出すために必要な、実証済みの技術的・科学的専門知識がサターラにはあります。」とサターラのCEOであるウィリアム・フィーヘリー氏( https://www.certara.com/teams/william-f-feehery/
)は述べました。
CoAuthorはライフサイエンス専門の、構造化文書のオーサリングと包括的なeCTD規制文書テンプレートを備えた、メディカルライターによって開発されたメディカルライターのためのセキュアな業務特化型GPT製品です。CoAuthor を使用することでメディカルライターは文書作成プロセスを合理化し、コンテンツのキュレーション、コラボレーション、品質管理に時間を割くことができます。CoAuthor はMicrosoft Word と統合できるため、ライティングチームは使い慣れたツール、システム、プロセスを継続利用しながら、一貫性と品質を確保することができます。サターラ製品のユーザーは、プログラムレベルからエンタープライズレベルにわたり、包括的な規制文書作成ソリューションの一環としてCoAuthorを柔軟に使用することができます。
サターラのAI部門シニア・バイスプレジデントのクリストファー・ボートン氏はこのように語りました。「サターラのAIチームは経験豊富なメディカルライティングチームと協力し、生成 AI の価値を全面的に取り入れたメディカルライター向けの次世代製品を開発しました。CoAuthor を使用することで、メディカルライターは一貫性のある再現可能な文書を作成し、初稿完成までの時間を少なくとも 30% 削減することができます。当社のヒューマン・イン・ザ・ループ・モデルは、ライティングチームが最適と判断する方法で生成された文書の活用を実現することで、下書きに要する時間を大幅に短縮します。
レギュラトリーライティングのための CoAuthor の詳細は、カリフォルニア州サンディエゴで開催される DIA Annual Meeting のサターラの展示ブースにて紹介されます。また、前述のクリストファー・ボートン氏とレギュラトリーサービス部門シニア・バイスプレジデントのデミトリス・カーター氏は、6月17日開催Innovation Theatreにて新しいプラットフォームについて発表しました(講演名:Technology-Enabled Writing - Use CoAuthor™ as your Fully Integrated GenAI Medical Writing Platform)。DIAにおけるサターラの講演・展示内容詳細についてはこちら( https://www.certara.com/conference/dia-annual-meeting/
)をご覧ください。
サターラについて
サターラは、モデリング&シミュレーション・ソフトウェアと技術を用いて、従来の創薬・開発を変革し、医薬品をよりスピーディーに患者さんに届けることをミッションとしています。世界66カ国にわたる2,400社のバイオ医薬品企業、主要学術機関、主要な規制当局がサターラのソフトウェアやコンサルティングサービスを利用しています。詳細は https://jp.certara.com/
をご覧ください。
本件に関するお問合わせ先
赤津 笑美
emi.akatsu@certara.com
藤井 沙奈
sa-fujii@prap.co.jp