• トップ
  • リリース
  • 【麻布大学】好きって素晴らしい−国内唯一の「出る杭研究プロジェクト」で魅せた学生の探究心−

プレスリリース

  • 記事画像1
  • 記事画像2

【麻布大学】好きって素晴らしい−国内唯一の「出る杭研究プロジェクト」で魅せた学生の探究心−

(Digital PR Platform) 2024年06月17日(月)14時05分配信 Digital PR Platform



文部科学省から国内で唯一採択1* を受け、中間評価で最高評価「S」を獲得した「麻布出る杭プログラム」。最大の特徴は、学部1年次後期という早い段階から“本物”の研究に取り組められるプロジェクトであり、2024年5月29日(水)、同プロジェクトを修了した学生が研究成果を発表しました。会場は、通常の卒業研究のポスター発表会と同じ形式ですが、明らかに異なる熱気と輝きを放っており、「麻布出る杭プログラム」の立役者である菊水健史教授(獣医学部動物応用科学科)は、次は海外を舞台に挑戦できる機会を増やしていきたいと、熱い想いを語っていました。




同プロジェクトへの参加を希望する学生は、単位修得に関係なく、「やりたい」「知りたい」という純粋な気持ちで応募してきます。そんな主体的で知的好奇心の塊である"出る杭"たちは、研究者でもある大学教員にとって、共に研究し、新しい知見を増やし、喜び合える教え子(仲間)として何より嬉しい存在です。
このポスター発表会では、「どんどん聞きに来てください」と言わんばかりのアプローチ、それに群がる研究好きな学生と教員、そして質問に嬉しそうに答える発表者。純粋な研究好き同士が集まっているので、どこも輝きに満ちており、ライブ会場級の熱気に溢れていました。



とはいえ、学生にとっては忙しい通常授業の合間に研究を行うので、負担は大きかったのではないか。そんな心配を他所に、誰一人、苦痛だったと答えた人はいませんでした。それどころか、発表を終えたという達成感よりも、「もっとやりたい」という輝きの方が強く感じられました。

《参加した学生のコメント》
・無理のない範囲で自由に参加できるので、むしろやってみた方が良い。
・最初は軽い気持ちで参加したが、まさかこんなに研究好きになるとは思わず、新しい自分に驚いた。
・教員から指示を受けるのではなく、自分で新しい仮説を立てて考えて、自分で研究したいと思えるようになった。
・研究職への興味が出て、将来の進路の選択肢が広がった。大学院への進学意欲も湧いた。


「好きこそ物の上手なれ」のとおり、人は好きなものに対してのめり込みやすいものです。研究とはいわば答えのない課題に対するチャレンジで、うまくいかないことの方が多いものですが、同プロジェクトの参加学生は"好き"だから四苦八苦してもゴールを目指せる。そのくじけない心と、研究という複数の仲間と共に協力し合う共同作業の中でリーダーシップを身に付けられる。やる気のある学生の成長を促すのに、これ以上の教育環境はありません。

指導を担当した教員たちも口を揃えて、「参加学生の探究心の強さ、研究分野に対する興味の持ち方が群を抜いて素晴らしい。ここまで自発的にチャレンジして研究に取り組めるとは。」と喜びを隠せないようでした。



菊水健史教授は、次のように語ります。

《一番の成長機会は、実践的、本物の課題に早くから挑戦すること》
優秀な学生は、ほっといても伸びていきます。そのような学生に同プロジェクトへの参加を提供すると、成長スピードは更に加速し、学部卒業時には修士課程ぐらいのデータや思考が育ってきます。
やはり自発的な目的意識が高いので、科学的な手法を学ぶ姿勢、データから言えることの価値等をとてもスムーズに習得していきます。将来、サイエンスリテラシーだけでなく、協同性や学び続ける姿勢等、社会人として最も求められるような特性も高いと感じています。

《高大接続まで広がって、想像以上の効果を発揮》
当初は大学生を対象として始めたプロジェクトでしたが、現在、これを起点に高大接続につなげています。高校生も同じように、自分で「不思議」や「課題」を見つけ、解決に向けたアプローチを考え、チャレンジできる。今まで高校生活ではできなかった体験だと思います。このような教育理念と一致した高校と教育接続して、その取り組みが広がり続けていることは、想像以上の効果だと思います。

《今後は海外にもチャレンジ》
昨年から海外チャレンジプログラムを開始し、4人の学生が海外で自分の研究をぶつけ、議論してきました。このような機会を増やし、自分のチャレンジを研究室、更には日本という殻を破り、積極的に世界に向けてチャレンジしていってほしいと願っています。

本学には、学年に関係なく、学生の学びの「好き」を受け入れてくれる仲間、教員がいます。その「好き」を「力」に変えてくれる環境があります。これからの社会を担う大切な学生が新しい価値を見出せるように、これからも「麻布出る杭」は進化し続けます。


1*文部科学省 「知識集約型社会を支える人材育成事業」メニューU.出る杭を引き出す教育プログラム

知識集約型社会を支える人材育成事業: https://chishiki-syuyaku.jp/

●麻布大学について
麻布大学は2025年に学園創立135周年を迎えます。動物学分野の研究に重点を置く私立大学として、トップクラスの実績を基盤に新たな人材育成に積極的に取り組んでいます。
本学は、獣医学部(獣医学科、獣医保健看護学科、動物応用科学科)と生命・環境科学部(臨床検査技術学科、食品生命科学科、環境科学科)の2学部6学科と大学院(獣医学研究科と環境保健学研究科)の教育体制に、学部生、大学院生が学んでおり、ヒトと動物のよりよき関係をつなぐ専門性の高い人材育成を進めていきます。
・麻布大学の概要: https://www.azabu-u.ac.jp/about/

●麻布出る杭プログラム
本学は「動物共生科学ジェネラリスト育成プログラム」が文部科学省の令和2 年度大学教育再生戦略推進費「知識集約型社会を支える人材育成事業」の『メニューU 出る杭を引き出す教育プログラム』に全国の大学で唯一採択されました。ヒト・動物・環境の持続的健康社会の構築のために世界をリードできる人材の育成を目指します。学生の研究意欲を高め「出る杭」を引き出すため、高大接続により高校生のうちから大学の教育・研究にチャレンジする、いのちと共生の研究プログラムを推進していきます。
・特設サイト: https://www.azabuderukui.info/


▼本件に関する問い合わせ先
事務局 渉外課
磯野、中山
住所:神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71
FAX:042-754-7661
メール:koho@azabu-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

このページの先頭へ戻る