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弘前大学で「国際大会交歓グッズ 高校生デザインコンテスト in 青森」表彰式を開催−国際化学オリンピックで日本代表が世界各国の代表と交流するための「手ぬぐい」をデザイン

(Digital PR Platform) 2024年06月06日(木)20時05分配信 Digital PR Platform



弘前大学(青森県弘前市)理工学部で6月1日、「国際大会交歓グッズ 高校生デザインコンテスト in 青森」の表彰式が行われた。このコンテストは、「第56回国際化学オリンピック サウジアラビア大会」(2024年7月21日〜30日開催)に参加する日本代表の高校生が世界各国の代表と交流するツールとして使う交歓グッズ(手ぬぐい)のデザインを募集したもの。最優秀賞には青森県立黒石高等学校2年の笹羽津紀さんが輝いた。なお、同時に「第56回国際化学オリンピック ユニフォームデザインコンテスト at 弘前大学」の表彰式も執り行われ、最優秀作品には同大大学院地域社会研究科2年の孫暁儀さんが選ばれた。また、6月1〜2日には同大において、日本代表生徒の特別訓練も行われた。




 「国際大会交歓グッズ 高校生デザインコンテスト in 青森」は、日本の代表生徒4名が各国の代表と交流するためのツールとなる手ぬぐいのデザインを、青森県内の高校生を対象として募集したもの。弘前大学教育学部と日本化学会化学グランプリ・オリンピック委員会オリンピック小委員会が協同で実施し、今年4月から5月にかけて寄せられた計33件の応募作品から、最優秀賞1件、優秀賞2件、優良賞8件の受賞が決定した。

 最優秀賞には青森県立黒石高等学校2年の笹羽津紀さん、優秀賞には青森県立弘前高等学校3年の小野早千枝さんと青森県立弘前南高等学校3年の山内もかさんが選ばれ、表彰式では瀬雅弘教育学部長から表彰状と副賞が贈られた。


 また、同時に「第56回国際化学オリンピック ユニフォームデザインコンテスト at 弘前大学」(弘前大学内で実施)の表彰式も執り行われた。最優秀作品には同大大学院地域社会研究科2年の孫暁儀(そん ぎょうぎ)さんが選ばれ、中村朝夫オリンピック小委員会委員長から表彰状と副賞が贈られた。


 瀬教育学部長は「STEAM教育という文系・理系の垣根を越えた教育概念が重視される現在、化学の発展には理系の学問だけではなく、アートに関わる部分も非常に重要。今回応募された皆様は、理系・文系の枠を越えた本コンテストに応募した形で化学の発展に寄与されました」と、応募した高校生のチャレンジを称えた。


 「第55回国際化学オリンピック スイス大会」の日本代表団を引率し、今回のコンテストの実施責任者である教育学部の島田透准教授は、このたび手ぬぐいとユニフォームのデザインを公募することになった経緯について、「昨年引率した際、他国の代表生徒がおそろいのTシャツやポロシャツを着て一致団結している様子を目の当たりにして、今回日本代表でもグッズを作製することにしました。青森県から代表生徒は出ていませんが、こうした形で青森県内の高校生がデザインしたグッズが世界中に広がることを嬉しく思います」と説明している。なお、島田准教授は今年の第56回国際化学オリンヒックサウジアラビア大会にも引き続いて生徒引率責任者を務めることになっている。

 高校生デザインコンテストで最優秀賞を受賞した笹さんは「手ぬぐいのデザインなので、シンプルで使いやすさを重視して作成しました。日本を象徴する桜を、化学を表現するために構造式を用いました。この手ぬぐいが世界の方々に知ってもらえるとすごく嬉しいです」と、受賞の喜び語った。交歓グッズとして実際に使用される笹さんがデザインした手ぬぐいは、日本代表生徒と共にサウジアラビアのリヤドに向かう。

 また、国際化学オリンピックでは日本の高校教育のレベルを超えた内容も含む実験課題が与えられる。これに対応するため、技術や考え方を実践的に習得する必要がある。そこで、2024年大会への参加にあたって日本化学会オリンピック小委員会と弘前大学は、日本代表生徒4名のための特別訓練を6月1日〜2日の2日間にわたり実施した。

 県内で代表生徒の強化訓練が行われるのは今回が初めてで、同大の設備が世界水準の化学実験を行うことに適していることなどから実現した取り組みとなる。

■国際化学オリンピック(IChO=International Chemistry Olympiad)とは
 毎年7月に10日間開催される「化学」の国際コンテスト。1968年に東欧3カ国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)が始めた高校生の学力試験から発展したもので、近年は約90の国と地域が参加する一大国際大会となっている。
 日本は2003年から参加しており、2010年と2021年には日本で開催された。
 代表は1ヵ国最大4名まで出場でき、それぞれ5時間に及ぶ実験課題と筆記問題に挑戦。成績優秀者には金メダル(参加者の1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)がそれぞれ贈られる。


●弘前大学は日本代表生徒を応援しています。
【第56回国際化学オリンピックサウジアラビア大会の日本代表生徒4名】
・飯野 拓人(イイノ タクト) 筑波大学附属駒場高等学校 3年生(東京都)
・大沼 拓実(オオヌマ タクミ) 栄光学園高等学校 3年生(神奈川県)
・斎藤 健太(サイトウ ケンタ) 灘高等学校 2年生(兵庫県)
・鈴木 亜麻音(スズキ アマネ) 洗足学園高等学校 3年生(神奈川県)



(参考:弘前大学公式サイト内)
・「国際大会交歓グッズ 高校生デザインコンテスト in 青森」表彰式を開催
 https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/95201/

▼本件に関する問い合わせ先
総務部 広報・情報戦略課 広報室 広報グループ
住所:青森県弘前市文京町1番地
TEL:0172-39-3012
FAX:0172-37-6594
メール:jm3012[at]hirosaki-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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