プレスリリース
城西大学(埼玉県坂戸市/学長:藤野陽三)薬学部の環境ボランティアグループ「高麗川かわガール」の活動が10年の節目を迎えました。大学横を流れる高麗川で河原のごみ拾いや川の近くに生息する魚や鳥の生態系調査などで環境保全に貢献。埼玉県の「川の国応援団美化活動団体」にも認定されています。こうした幅広い活動が評価され、代表の薬学部・真野博教授にこのほど、「ジャパン・アウトドア・リーダーズ・アワード」(JOLA2024)が贈られました。
城西大学では、近隣地域との連携に基づく教育活動や地域活性化などの支援・推進を目的にした様々な活動を、地域のシンボルである高麗川の名を付けて「高麗川プロジェクト」として展開してきました。このプロジェクトから生まれたのが、薬学部医療栄養学科と薬学科の有志の学生たちが2013年に立ち上げた「高麗川かわガール(学生代表・土屋明寿美さん〈大学院2年〉)」でした。定期的に高麗川の美化活動や生態系調査を実施し、その情報を発信しています。
メンバーは、月に2回、第2と第4土曜日の朝、大学の前の橋から1キロ上流の橋まで河原のごみを拾っています。上流の山間部で絶滅危惧種のニホンアカガエルを探したりするほか、近隣の小学校では魚をおいしく食べる給食を考案する食育活動にも協力しています。また、埼玉県が開催している「川の再生交流会」に参加しているほか、各地の環境保護団体との交流も行っています。2018年には活動を紹介する案内板を川沿いに2本設置しました。活動を始めた初期に女子学生ばかりだったため「かわガール」と命名されましたが、現在は男子学生や教員も参加。活動を通じてメンバー同士の親睦も図っています。
ジャパン・アウトドア・リーダーズ・アワードは、アウトドアフィールドで人材育成に尽力する人々を支援する目的に2016年に設立されました。アワード2024の表彰式は今年3月に東京都内で開かれ、真野教授は優秀賞に選ばれました。真野教授は「大学のすぐ近くに埼玉で一番美しい高麗川が流れている。もったいないという想いで、学生たちの環境教育を思いついたのが活動のきっかでした。これからも高麗川の自然を楽しみながら活動を続けていきたい」と話しています。
▼本件に関する問い合わせ先
城西大学広報課
住所:埼玉県坂戸市けやき台1−1
TEL:049−271−7543
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