プレスリリース
株式会社ニコンは、業務用シネマカメラの開発、製造、販売、サービスを行う米国のRED.com, LLC(以下「RED社」)の持分の全てを 4月8日に取得し、完全子会社化を完了したことをお知らせします。
今回の完全子会社化をもって、RED社の社長だったJarred Landは創始者のJames Jannardと共に同社の顧問に就任しました。また、ニコン映像事業部の大石 啓二がCEOに、RED社Executive Vice PresidentのTommy RiosがCO-CEO に就任しました。
ニコン上席常務執行役員 兼 映像事業部長の池上 博敬は次のように述べています。
「革新的な製品開発の実績が世界的に評価されるRED社をニコングループの一員として迎えることにより、映像表現の可能性を広げ、動画市場において新たなイノベーションをもたらすと確信しています。両社のコンピテンスを融合させ、特色のある製品開発を行っていくことで、ニコンとRED社の両方のファンにとどまらず、より多くのお客様に選ばれるブランドを目指してまいります。」
RED社CEOの大石 啓二は次のように述べています。
「RED社の代表として、RED社とニコンの企業風土や文化を尊重し合いながら、市場を開拓していきます。世界中のシネマトグラファーの期待に常に応え、超えていくことを目指すRED社の今後の製品開発に期待してください。」
RED社 CO-CEOのTommy Riosは次のように述べています。
「私たちは映画業界のパイオニアであり、ニコンとのシナジーは私たちの進化を支えるものと確信しています。今後も、これまで誰も見たことのない革新的な製品を通じて、世界に驚きと喜びを提供し続けます。引き続き、世界中のディーラーと協業していくことを楽しみにしています。」
RED社 顧問のJames Jannardは次のように述べています。
「REDという20年あまり情熱をもって育ててきたブランドが、自分も愛するニコンとともに更なる高みに挑戦できることをとても誇らしく思います。」
RED社 顧問のJarred Landは次のように述べています。
「長い歴史で培われた高い技術力をもつニコングループの一員になることで、今後のRED社は業務用動画機市場に新しい時代をもたらすことを確信しています。その新章に立ち会えることに興奮しています。」
なお、RED社の現行ラインナップ、パートナー、ディーラーとの関係については変更ありません。お客様が安心してご利用いただけるよう、製品保証ポリシー、修理サービス、カスタマーサービス、そして製品全体に対する包括的なサポート体制を継続します。
ニコンとRED社はそれぞれの知見やノウハウを結集し、特色ある製品を開発するとともに、双方の事業基盤やネットワークを最大限活用しながら、今後拡大が見込まれる業務用動画市場の開拓を目指します。
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https://www.jp.nikon.com/company/news/2024/0412_01.html