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川崎重工業株式会社

コントロールボックス付き舵取機「Unified-Edition」の発売開始 〜操舵装置の最適化と省力化の実現〜

(Digital PR Platform) 2024年04月09日(火)11時00分配信 Digital PR Platform

川崎重工は、船舶の操舵装置の更なる最適化と省力化を実現する新たなE式舵取機※1「Unified-Edition(ユニファイド・エディション)」(以下、本製品)の発売を2024年より開始しました。
 
本製品は、船内に独立して設置されていた舵取機やコントロールボックスなどをパッケージ化したものです。船の進路を定める舵を動かす操舵装置には、舵取機やコントロールボックス、舵角表示装置※2などさまざまな機器があります。これらの製品は各メーカーが個別に造船所に納入しているため、造船所や船主が仕様やメンテナンスについて都度各メーカーと調整する必要がありますが、当社が保有する経験とノウハウを活かした最適な操舵装置により、造船所や船主の負荷低減を実現します。







[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2716/86267/500_279_20240408155028661393b495a7c.jpg


<E式舵取機 Unified Edition> 


<特徴および導入のメリット>
1)造船所の工数削減:
パッケージ化により、造船所の設計工数や各機器メーカーとの調整工数を削減します。
2)メンテナンス負荷削減:
複数社にまたがっていた保守、点検やトラブルシューティングの負荷を低減します。当社が舵取機室の操舵装置をとりまとめて納品し、保守・点検も担当します。
3)省スペース化:
コントロールボックスや追従発信器を舵取機上に配置することで、配線作業の削減や省スペース化を実現します。
4)船員の作業負荷軽減:
船員の操作部位を集約することで作業性・操船性の向上に貢献します。操作スタンドへ舵取機関連機器の警報表示や始動器の発停スイッチを設置することが可能です。
5)状態確認の容易化(モニタリング機能):
モニタリング機能を追加することで舵取機稼働状態の分析やトラブルシューティングに貢献します。さらに、センサーを追設することで、圧力や電力などのデータ取得も可能になります。

<適用範囲> 
 ・E式舵取機 FE型90tm〜1150tm, RE型51tm〜175tm 

当社は、1916年から舵取機を製造しさまざまなノウハウを蓄積してきました。このノウハウを活用し、最適な操舵装置の提案を継続するとともに、将来的には予防保全や船陸間IoTサービスの展開により、安全安心な海のモビリティの実現を目指します。 

※1 E式舵取機:電気式ポンプ制御舵取機
※2 舵角表示装置:舵の角度を表示するためのセンサーと計器

以 上

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