プレスリリース
【京都産業大学】大学の活力・魅力の源こそ「人」。「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」推進へ!講演会「ダイバーシティが拓く、京都産業大学の未来」開催
「一拠点総合大学」に集まる多様な教職員・学生の「違いが強み」となるよう、これまでのダイバーシティ推進の取り組みを、「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」をテーマとする取り組みに発展させ、令和6年度から新たな組織を設置して前進させていく。これに先立ち、始動期から携わってきた教員などによる講演会「ダイバーシティが拓く、京都産業大学の未来」を開催した。
京都産業大学は、ダイバーシティ推進として、独自の男女共同参画推進の基本方針と行動計画、SOGI(性的指向および性自認)の多様性に関する基本理念を策定し、それに基づいた取り組みを行っている。これについて、「これまで」を振り返りながら、「これから」について考える機会として、講演会「ダイバーシティが拓く、京都産業大学の未来」を開催し、学内外から100人以上の参加があった。
まず、始動メンバーの一人として携わった生命科学部 瀬尾 美鈴 教授が、自身の経験や想いを基に経緯を振り返り、現代社会学部 伊藤 公雄 教授が、大学運営におけるDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)推進の重要性や方向を講演した。また、本学学生からの発表もあり、現代社会学部 藤野 敦子ゼミ生の佐藤 寧音さん、増井 啓人 さん(いずれも3年次)から、「小学校からのジェンダー教育の可能性―ジェンダー教材の作成とその実践から―」として、ゼミ生がオリジナル教材を作成し、学童保育所にて小学2、3年生24人に授業を実践した結果、「男性」と「女性」それぞれに対しての思いこみやイメージ、「ジェンダーステレオタイプ」の考えをすでに持っていたことが示された。小学校の低学年から、あらゆる人々が生きやすい社会づくりに向けたジェンダー教育が必要として、大学教職課程において選択科目である「ジェンダー論」の必修化などが提言された。続いて、文化学部 藤高 和輝ゼミ生、雪丸 温翔 さん(4年次)が、「エーデルマンと生権力」と題した発表を行い、性的マイノリティの視点から「生産」至上主義的な中絶をめぐる議論のあり方に異を唱えたリー・エーデルマンの論文を紹介し、参加者は熱心に耳を傾けていた。
10の学部を一つに集約する「一拠点総合大学」である京都産業大学は、その活力・魅力の源こそ、世界中からキャンパスに集う多様な「人」であることから、「独創から共創」に向けた環境・文化づくりとして、令和6年度からダイバーシティ推進室を発展させ「DE&I推進室」に改編し、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)推進のための取り組みを進める。教職員のみならず、建学の精神に掲げる「将来の社会を担って立つ人材」となる学生に向けた教育も進めていく。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・講演会「ダイバーシティが拓く、京都産業大学の未来」を開催
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20240207_350_kouenhoukoku.html
・伊藤 公雄 ダイバーシティ推進室長が編集幹事を務めた『ジェンダー事典』が出版されました
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20240306_350_syuppan.html
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