プレスリリース
AnsysがCPG大手に包装開発の新しいアプローチを提供
主なハイライト
Ansysのシミュレーションソリューションにより、Mars社の包装開発プロセスが大幅に改善され、開発期間を最大40%短縮できる可能性
Mars社はこの画期的なシミュレーション技術を使用することで、テスト用に購入するプラスチックの量をすでに約246トン削減
Ansysのエンジニアリングソフトウェアとのコラボレーションは、Mars社の包装イノベーションの伝統に基づくものであり、同社の究極の目標である、100%再利用可能、リサイクル可能、または堆肥化可能な包装を製品に使用することに貢献
Mars社は、エンジニアリングソフトウェア大手のAnsys (NASDAQ:ANSS)との新たな協業を発表しました。この協業は、Mars社の包装イノベーションプロセスをデジタル技術によって再構築するために、この多国籍メーカーがシミュレーションソフトウェアを採用することを目的としています。
関連リンク:http://www.ansys.com/ja-jp/
M&M'S、ROYAL CANIN、SNICKERSなどの有名ブランドメーカーであるMars社は、新しいシミュレーション手法を活用して、まずはスナック菓子のポートフォリオ全体で、新しい包装イノベーションのためのバーチャルテストとプロトタイピングを行う予定です。
画期的なマルチフィジックスシミュレーション技術は、包装開発プロセス中の広範な物理的試験の必要性を最小限に抑え、ラッピング、落下試験、故障シナリオなど、複雑な生産段階のさまざまな側面に関する詳細な洞察を提供します。
Mars社とAnsysは、1世紀以上にわたるCPG大手の技術革新の伝統を基盤に、100%再利用可能、リサイクル可能、または堆肥化可能な包装を製品に使用するという究極の目標達成に向けた取り組みを強化することを目的とし、投資を行っています。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2541/85661/450_253_202403271804346603e1220140c.jpg
事例紹介ビデオ:https://share.vidyard.com/watch/ZdJFt4etgrnuMTLeDp4EDC
シミュレーションソフトウェアの導入により、Mars社では設計から製造に至るまで、より軽快でデジタルファーストな開発環境が整うことになり、包装エコシステム全体の進歩ペースを速めようとする同社の研究開発専門家チームにとって、より簡単で効率的なプロセスとなります。
Mars社の研究者たちはすでに、コンピュータモデリングによって開発時間を最大40%短縮し、試験用に同社が購入するプラスチックの量を約246トン削減できたと報告しています。
同社は、現在存在する、あるいは将来存在する可能性のあるリサイクルインフラに適合するよう、同社の製品ポートフォリオ全体で12,000種類以上の包装を再設計し、消費者が包装をリサイクルしやすいように取り組んでいると述べています。
Mars Snacking社のVP R&D Global InnovationであるQing Qi氏は、次のように述べています。
「私たちが明日望む世界では、包装がゴミになることはありません。このビジョンは、数十億ドル規模の「Sustainable in a Generation」計画の中核をなすものであり、画期的な科学、革新的な思考、そして可能性の限界を押し広げるパートナーシップを活用し、制約のない前進を遂げることによってのみ現実のものとなります」
AnsysのSenior Vice President of Worldwide Sales and Customer ExcellenceであるWalt Hearnは、次のように述べています。
「当社は、シミュレーションとデジタルエンジニアリングが、世界中のサステナビリティイニシアチブの進展に与える影響と可能性を見続けています。Mars社は、設計と包装プロセスを最適化するために、Ansysシミュレーションの幅広い知見を導入することに成功しました。Mars社の開発に対するより持続可能なアプローチは、私たちすべてをよりクリーンな地球へと導く新たなソリューションを採用する他のメーカーにとって、素晴らしい例となります」
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※本プレスリリースは、米Ansys Inc.が2024年3月13日(現地時間)に発表したリリースの抄訳です。原文は、https://www.ansys.com/news-center/press-releases/3-13-24-ansys-mars-progress-packaging-with-digital-transformation
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