プレスリリース
2月16日(金)、23日(金)、3月10日(日)に、大阪産業大学の山田啓次教授が能登半島地震の被災地ボランティアを実施しました。ボランティアには、大阪産業大学の卒業生も同行しました。
金沢市内で現地の支援団体と合流し、珠洲市の避難所の一つである蛸島小学校や、仮設シャワー設置場所などを訪れました。
●蛸島小学校
避難者に話を伺ったところ、保存食は足りているが新鮮な野菜や果物、肉や魚などがあると有難いとのことでした。断水しているため、洗わなくても食べられる食材が重宝されるそうです。今回水洗い不要の袋入りカット野菜と小袋のドレッシング100食を寄贈し、自衛隊による支援物資の搬入を手伝いました。
●仮設シャワー設置場所
水は近くの浄水場から自力でトラックを使って運び、現場のプールに貯めて使用します。2日間で、仮設シャワー会場と浄水場を7往復し、約9トンの水を運搬しました。また、高齢者がシャワーを利用する際に、ふらついてテントの壁にもたれてしまい危険であるということから、手すりを付けてほしいという要望がありました。工具を持参していたので、現地で部品を揃え、シャワーテントに単管パイプで手すりを設置しました。
●洗濯機と乾燥機の設置
用水がないため、衣類の洗濯ができないということが切実な問題になっています。支援団体が洗濯機と乾燥機の設置を準備していますが、電気容量の問題から発電機があれば助かるとのことでした。これらの問題を解決するには配電や排水等の簡易工事が必要で、現地では人手も技術もないため、目途が立たないそうです。教職ゼミの学生や卒業生が移動型の洗濯機・乾燥機台を組み立て、現地にあった2曹式洗濯機3台と、大阪産業大学 校友会から寄付していただいた衣類乾燥機3台を収めました。現地にはこれらの洗濯機を動かすための電気設備がないため、校友会から提供していただいた資金で中古の発電機を整備しました。
シャワーも洗濯機も増え、水の使用量が一気に増えています。現地支援団体が水を運搬する2tトラックをレンタルしていますが、人手不足が課題となっています。
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