プレスリリース
「超軽工業 質量ゼロのものづくりと豊かな人工化」明治大学 渡邊恵太研究室プロトタイプ展2024を中野キャンパスで3/14(木)〜3/16(土)開催
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の渡邊恵太研究室は、5年ぶりとなる研究室プロトタイプ展を中野キャンパス(東京都中野区)で3/14(木)〜3/16(土)に開催します。渡邊恵太研究室は、インタラクションデザインを研究テーマとして、人と機械のやり取りが変わり新しい体験が生まれる中で、どういった体験が人にとって使いやすいのか、心地よいのかを中心に考えながら、人と技術の調和を目指しています。今回の展示会では、「超軽工業 質量ゼロのものづくりと豊かな人工化」をテーマとして、近年の研究成果のプロトタイプをご紹介します。参加費はすべて無料です。特別トークイベントのみ事前申し込み制となります。
展示会概要
5年ぶりとなる今回のテーマは「質量ゼロのものづくりと豊かな人工化」です。21世紀も四半世紀を迎えようとする今、デジタルはもはや目標ではなく前提となりました。まさにDXという言葉がそれの意味するところです。「豊かな人工化」という視点で捉えることで、デジタルであるか否か以上に人にとっての優れた人工物や体験のあり方へ視点を向けられます。
本展示会では、超軽工業(※1)に関する概念展示に加え、近年の研究成果のプロトタイプを展示します。具体的には、脳波を利用したインタラクション「ブレインコンピュータインタラクションデザイン(※2)」、「あ」で感情を表現する評価手法「あアラウド法(※3)」、新しい触覚体験システム「TeleStick(※4)」、ヴァーチャルハンドの指先変形による疑似触覚の提示(※5)などをテーマにした研究成果を展示します。実際に研究のプロトタイプを体験いただきながら、技術と人間の関係を議論できれば幸いです。
【関連リンク(渡邊恵太研究室ホームページ)】
※1 超軽工業:https://keita-lab.jp/exhibition2024
※2 ブレインコンピュータインタラクションデザイン:https://keita-lab.jp/exhibition2024/works/bcixd
※3 あアラウド法:https://keita-lab.jp/exhibition2024/works/ah-aloud
※4 TeleStick:https://keita-lab.jp/exhibition2024/works/telestick
※5 ヴァーチャルハンドの指先変形による疑似触覚の提示: https://keita-lab.jp/exhibition2024/works/pseudo
特別トークイベント
展示会2日目、3日目である3月15日(金)、3月16日(土)にスペシャルゲストをお呼びしてトークイベントを併催します。
※このトークイベントはWebで参加申し込みを受け付けています。先着順になりますのでお早めのご登録をお願いします。
3月15日(金)14:00〜
タイトル:「人工化と持続可能性」
伊賀聡一郎氏(エクスパーク合同会社代表)渡邊恵太(明治大学総合数理学部准教授)
場所:明治大学中野キャンパス 高層棟6階 603
詳細ページ:https://keita-lab.jp/exhibition2024/talk-show/20240315
★参加登録フォーム:https://forms.gle/q2sDLLnWTSSc3gfVA
3/16(土)14:00〜
タイトル:「デジタルにおける質感・自己帰属感と豊かさ」
山田啓太氏(Webクリエーター) 渡邊恵太(明治大学総合数理学部准教授)
場所:明治大学中野キャンパス (教室未定)
詳細ページ:https://keita-lab.jp/exhibition2024/talk-show/20240316
★参加登録フォーム:https://forms.gle/WPJX2KvJR1GgSbk59
インタフェース、インタラクションデザイン、UI/UXなどのテクノロジーとデザインが交わる領域に興味をお持ちの社会人・学生の皆様のご来場を心よりお待ちしております。
展示会日程
2024年3月14日(木)〜2024年3月16日(土)
各日 開場10:30、終了予定19:00
会場
【展示会】
明治大学 中野キャンパス 高層棟6階 クロスフィールドラウンジ
※3日目の開催場所は、同フロア603教室での開催
【特別トークイベント】
明治大学 中野キャンパス 高層棟6階 603教室
※3日目のみ高層棟5階 516教室
アクセス https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/nakano/access.html
登壇者
>伊賀聡一郎氏(エクスパーク合同会社代表)
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。(株)リコー研究開発本部、リコー経済社会研究所研究員、パロアルト研究所(PARC)日本代表/シニアリサーチャーを経て、現在エクスパーク合同会社代表。博士(政策・メディア)。専門はインタラクションデザイン、CSCW、エスノグラフィのビジネス応用、研究戦略立案など。ACM会員、ヒューマン・インタフェース学会評議員、日本デザイン学会会員ほか。訳・著書として、D.A. ノーマンの『誰のためのデザイン? 増補改訂版』新曜社(共訳)をはじめとする一連の翻訳書翻訳書のほか、『モノヅクリノカタチ』東海大学出版会(共編著)などがある。
テーマ:「人工化と持続可能性」
製品における人間中心設計の提唱やヒューマン・インタフェースやユーザビリティのあり方、必要性を世界に説いた『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論』の著者で有名なD.A.ノーマンは、昨年に『より良い世界のためのデザイン:意味、持続可能性、人間性中心』という新著を出版しました。
本展示のタイトル「超軽工業:質量ゼロのものづくりと豊かな人工化」においても、環境問題や持続可能性が大きな背景となっており、フィジカルであろうとデジタルあろうと、我々は豊かに「人工化」していくことが課題には違いありません。
そこで本トークイベントでは、D.A.ノーマンの新著の翻訳者の一人である伊賀先生をお招きし、D.A.ノーマンの考え方を紹介いただきつつ伊賀先生のこれまでのご活動を通じて、インタフェースやインタラクションの観点から「人工化」と「持続可能性」について、これからのあり方について議論します。
>山田啓太氏(Webクリエーター)
大学在学中にクリエイティブコーディングやWeb制作に出会い勉強を始める。大学中退後はWebフロントエンドデベロッパーとして3社を経験し、現在はフリーランスのWeb制作者として活動中。イラストレーション/映像/音楽/デザイン領域で活躍するクリエーター向けに、ポートフォリオサイトやプロモーションサイトなどを主に制作している。Webデザインはもっと多様で感動できるデザイン領域になりえると信じ、型にはまらず手触りの良いWebデザインを模索している。
テーマ:「デジタルにおける質感・自己帰属感と豊かさ」
デジタルというとドット絵で冷たくて硬いような印象がかつてありました。しかし今では印刷と区別がつかないほどディスプレイも高精細となり、入力インタフェースも高性能化してきました。一方で、デジタルが産業として発展する中で、ユーザインタフェースやインタラクションの探索的な活動は落ち着き、たとえば、フラットデザインや、各種開発のフレームワークによって効率化が進みました。
この効率化の流れは、産業としての一定成熟を意味する一方で、今この高精細で高性能なハードウェアを前にしたときの新たなユーザインタフェースやインタラクション表現の探索は少し停滞した印象もあります。
そこで本トークイベントでは、デジタルにおける質感の捉え方やその設計について議論します。
この記事に関連するページ
渡邊恵太研究室ホームページ
https://keita-lab.jp/
受験生のための学部選びサイト Step into 総合数理学部
https://www.meiji.ac.jp/stepinto/ims/
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/