プレスリリース
京都産業大学経営学部中野幹久ゼミ生は、コーヒーの製造過程で生じる有機性廃棄物が多いことに着目し、「サステナブルな社会の実現」を目指してコーヒーグラウンズ(抽出後のコーヒー粉)をアップサイクルした消臭剤を販売した。
京都産業大学経営学部中野ゼミ生は、「サプライチェーンの視点からの商品開発」をテーマにゼミ活動に取り組んでいる。地球温暖化がこのまま続くと、喫茶店などが使うアラビカ種コーヒー豆の栽培地が現在の50%になってしまうとされている「コーヒー2050年問題」が問題視されている昨今、中野ゼミ生はコーヒーの製造過程で生じる有機性廃棄物が多いことに着目。コーヒーグラウンズには、脱臭効果で知られる活性炭に比べて約5倍のアンモニア吸収効果があることから、その特性を生かした消臭剤を製作し、京都に店舗を持つ「GOOD TIME COFFEE」の協力を得て、期間限定で販売した。
当日は多くの方々でにぎわい、限定50個の消臭剤はすべて完売した。海外の方にも興味を持ってもらうことができ、友人へのお土産などの用途で購入する方もいた。
また、テイクアウトの方にはカフェ商品提供の待ち時間に、店内で行われていたゼミ活動の展示を見ている姿も多くあった。
実際に購入した人は「自宅でコーヒーを入れるがコーヒーグラウンズは廃棄していたので、今後は消臭剤を自宅で作ってみたい!」「クッキーやブラウニーなどのお菓子に活用できるなんて知らなかった」と話した。
企画した中野ゼミ生は、「販売するまでは自分たちの活動に社会的意義があるのか不安な思いもあった。しかし多くのお客様と会話する中で、取り組みに理解を得て消臭剤を購入していただくことができ、やり甲斐と達成感を感じた」と語った。
ゼミ生は、販売イベントを通じてコーヒーグラウンズの活用方法の認知を高め、廃棄物の削減と商品化を目指し、今後もサステナブルな社会を実現するための活動に継続して取り組んでいく。
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
関連リンク
・京都産業大学経営学部生×GOOD TIME COFFEE コーヒーグラウンズを使用した消臭剤で環境にやさしい社会へ
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20231130_345_release_ka01.html
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