プレスリリース
実践女子学園が、新潟青陵学園と連携協力協定を締結!--本学園創立者の下田歌子がつなぐ縁、124年を経て連携が実現!--実践女子大と新潟青陵大の間で就活支援の強化など目指す
実践女子学園(東京都日野市、理事長:山本章正)は1月30日(火)、東京都渋谷区の実践女子大学渋谷キャンパスで新潟青陵学園(新潟市中央区、篠田昭理事長)と連携協力についての協定を締結しました。本学園の創立者である下田歌子が、新潟青陵学園の創設に深く関わった縁がきっかけとなり、ルーツを同じくする学校法人同士の連携が124年を経て実現しました。実践女子大学と新潟青陵大学の相互連携も深め、学生に対するキャリア・就職活動支援などの支援強化を目指します。本学園が法人間の連携を結ぶのは2例目(※1)、本学が他大学と連携協力協定を結ぶのは、通算7大学目(※2)となります。
■連携協力協定の内容
協定は、それぞれ相互の人的・知的資源の交流と活用を通じて、学生・生徒の教育活動の活性化や人材育成、地域社会への貢献を目標に掲げました。
@教育に関する事項
A学術研究に関する事項
B産学連携及び社会貢献事業の実施に関する事項
C学生・生徒の交流に関する事項
Dキャリア・就職支援に関する事項
E教職員の能力向上・人材育成・その他交流に関する事項(FD・SD 活動に関する事項を含む)
F下田歌子の研究・調査、顕彰に関する事項
G施設設備の相互利用に関する事項
Hその他両者が協議して必要と認める事項
このうち、Dのキャリア・就職支援に関する事項は、本学と新潟青陵大学が連携を強めることで、本学学生の新潟県へのUIターン、また新潟青陵大学生の首都圏での就職活動などについてのサポート強化を目指します。
■締結式
締結式は、1月30日(火)16:15から30 分間、本学渋谷キャンパスで行われました。本学園の山本章正理事長と新潟青陵学園の篠田昭理事長の間で協定書が取り交わされました。
日時:1月30日(火)16時15分〜16時45分
場所:実践女子大学渋谷キャンパス 17階ファカルティーラウンジ
〒150-8538 東京都渋谷区東1-1-49
■挨拶のポイント
▼山本章正 実践女子学園理事長
・今年は年初から大きな地震災害が発生し、新潟県も大きな被害に遭われたと聞いている。被災者の皆さんが一日も早く平穏な生活を取り戻すようお祈りするとともに、こうした状況の中、協定締結のため本学にお越しいただいたことに感謝したい。
・新潟県から実践女子大学には、志願者や入学者、卒業生が大勢おり、毎年20人前後が入学している。本学は新潟県へのUIターン就職の促進にも取り組んでおり、2014年には新潟県と「学生UIターン就職促進に関する協定」も締結している。
・調印を機に、下田歌子先生に関わる連携を充実させるとともに、学生・生徒や教職員の交流など活動の幅を広げ、教育研究などで双方にメリットのある連携に発展することを期待する。
▼篠田昭 新潟青陵学園理事長
・能登半島地震、新潟もかなり揺れたが、幸い青陵学園、施設面はほとんど被害がなく、年明けの授業あるいは共通テストなどの実施にはまったく影響がなかった。
・(新潟青陵学園は)1900年の下田歌子先生の新潟遊説で手に職をということで裁縫伝習所から始まり、次に新潟女子工芸学校に名前を変えて、来年は125年を迎える。大変な足跡をお持ちの実践女子学園と交流協定を結ぶことは本当に光栄であり、我々のこれからの将来の明るい希望であると思っている。
・少子化の波は本当に大変であり、連携協力協定は大変心強いものがある。地域社会の課題解決に役立つソーシャルイノベーションの起点を担っていこうという思いを改めて強く持った。
・新潟青陵学園はやや小粒だが、源流となった高校は124年の歴史を持ち、幼稚園、短期大学部、大学、大学院と積み重ねてきた。実践女子学園とスクラムを組み、下田歌子先生の掲げた「実学」という目標を日々胸に刻んで、さまざまな課題解決に役立つ人材を育成していきたい。
〔参考資料〕
■これまでの連携事業
本学の下田歌子記念総合研究所と新潟青陵大学社会連携センターが、連携事業を2022年度からスタートさせました。
・2022年11月 下田歌子先生の足跡をたどる特別企画展示「下田歌子と教育」を11/1〜30に新潟青陵大学の図書館で開催。
・2022年11月 新潟青陵大学の学術組織の「新潟青陵学会」に本学教員が参加。
・2024年5月 本学教員による特別授業を5/7に新潟青陵大学で行う予定。
■実践女子大学と他大学の連携協定締結
・2017年12月 渋谷区内4大学(青山学院大学、國學院大學、実践女子大学、聖心女子大学)の間で包括協定締結。
・2022年12月 学校法人実践女子学園と学校法人武庫川学院で連携協力協定締結。それぞれ実践女子大学、武庫川女子大学を連携対象に含む。
・2022年12月 実践女子大学と京都女子大学で連携協力協定を締結。単一大学の連携先は初めて。
・2023年12月 実践女子大学と芝浦工業大学で連携協力協定を締結。
・2024年1月 学校法人実践女学園と学校法人新潟青陵学園で連携協力協定を締結。それぞれ実践女子大学、新潟青陵大学を連携対象に含む。
以上により、
※1 学校法人間の連携は、武庫川学院、新潟青陵学園
※2 他大学の連携は、青山学院大学、國學院大學、聖心女子大学(以上4大学連携)、武庫川女子大学、京都女子大学、芝浦工業大学、新潟青陵大学
■学園の概要
▼学校法人 実践女子学園
・1899年(明治32年)5月 創立者・下田歌子、本学園の前身である実践女学校と女子工芸学校を麹町区元園町(現在の千代田区麹町)に創設。
・実践女子大学(大学院と4学部※)、実践女子大学短期大学部(2学科)、実践女子学園中学校高等学校。※2024年4月に国際学部(1学部1学科)を開設予定。
以下は、2023年5月1日現在
・学生数は、大学院32人、大学学部4172人、短期大学部288人
・中高の生徒数は、中学校755人、高校662人
(参照)
https://www.jissen.ac.jp/about/information_disclosure/cnqjf1000000s7bm-att/2-1_zaiseki2023.pdf
▼学校法人 新潟青陵学園
・1900年(明治33年)4月 下田歌子の帝国婦人協会新潟支会により、修業年限3か年の学校「裁縫伝習所」として設立。
・新潟青陵大学(大学院と2学部)、新潟青陵大学短期大学部(2学科)、新潟青陵高等学校、認定こども園新潟青陵幼稚園
以下は、2023年5月1日現在
・学生数は、大学院35人、大学996人、短期大学部606人
・生徒数と園児数は、高校750人、幼稚園78人
(参照)
https://www.n-seiryo.ac.jp/cms/wp-content/themes/seiryo/images/page/about/open_info/2023_suii_jusoku.pdf
▼本件に関する問い合わせ先
実践女子大学
経営企画部広報課
住所:〒191-8510 東京都日野市大阪上4-1-1
TEL:042-585-8804
メール:koho-ml@jissen.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/