プレスリリース
桐蔭横浜大学 / JSPO / 神奈川県 3団体の連携協力により実施するプログラム
桐蔭横浜大学では、公立中学校における部活動の地域移行に係る指導者の養成を目的に、地域部活動指導者資格認定プログラム(以下「本プログラム」)を開始します。本プログラムは、2023年10月に策定された 「公立中学校における部活動の地域移行に係る神奈川県の方針」を踏まえ、地域に貢献する桐蔭横浜大学が自治体等との連携により実施するものです。
◆自治体との連携
部活動の地域移行については、質の保証された指導者の確保が各自治体の課題となっており、各種団体や大学等と連携し、市町村の枠を越えた広域なシステムづくりが求められています。桐蔭横浜大学は、神奈川県との協力・連携をはじめ、県内各自治体が進める取組とも連携し、各自治体で部活動指導者を担われる方を対象に、本プログラムを実施します。本プログラムを修了された方は、神奈川県が運営するスポーツや文化活動の指導者が登録する広域的な人材バンクである「かながわ地域クラブ活動指導者データベース」に登録するなどの連携を想定しています。
◆JSPOとの連携
JSPO(正式名称:公益財団法人日本スポーツ協会)は、国の第3期スポーツ基本計画に基づき、各競技団体等が主催する大会に参加する際に、監督等がJSPO公認スポーツ指導者資格を有することを義務化すること等を予定しています。桐蔭横浜大学は、JSPOと連携し、スポーツ指導者基礎資格にあたる「JSPO公認コーチングアシスタント」の資格を取得できるプログラムを構築しました。
◆プログラムの構成
本プログラムは3段階で構成し、それぞれ20時間(オンライン:12時間、オンキャンパス:8時間)で設計しています。プログラム@は、地域部活動指導者に必要とされる学校部活動指導者としての基礎講座です。プログラムA、Bは、@を踏まえ現場での指導経験を経た方を対象に、指導者としての資質をブラッシュアップすることを目的に実施します。
プログラム@(20時間)の受講により、地域部活動指導者資格を認定します。プログラム@、A(40時間)の受講+自主学習(5時間)により、JSPO 公認コーチングアシスタント資格の申請が可能となります。また、プログラム@、A、B(60時間)の修了者には、学校教育法に基づく履修証明を交付します。
本プログラムは、3月及び8月の年2回開講を目指し、2024年3月からプログラムの試行を行います。
桐蔭横浜大学 森 朋子学長 コメント
本学は、地域に根差した教育研究活動を志向しています。部活動外部指導員において、神奈川県をはじめとした各自治体の皆さま方からご意見を頂戴し、現在の教育現場が抱えている課題について協議を重ね、本プログラムを構築いたしました。
本学には、教員養成やスポーツ教育の人的資源と実績があり、トップアスリートや部活動経験者の学生が多数在籍しております。部活動外部指導員の研修プログラムのご提供と、地域に必要な人材輩出において、必ずやお役に立てると考えております。
JSPO 岩田 史昭常務理事・事務局長 コメント
JSPOでは、中期計画において地域スポーツの最適化を掲げており、部活動改革に伴って変化している子どもたちのスポーツ環境について、地域スポーツの視点から最適化すべく各種の取組を進めています。
特に、子どもたちやその保護者が安全・安心にスポーツ活動を実施できる環境を整える上で、資質能力を備えたスポーツ指導者の存在が重要と考えております。
今回のプログラムのように、大学が有する資源を活用するとともに、自治体とも連携した取組は、全国的にも先例となる非常に素晴らしいものであり、全国に広がることを期待しております。
神奈川県 三枝 茂樹スポーツ局長 コメント
「地域部活動指導者資格認定プログラム」を開始することは、持続可能的に指導者の数を確保し、そして資質の向上にもつながる、まさに社会の要請に応えたすばらしい取り組みであると考えます。本プログラムの構築にあたり、本県や各自治体が参加する機会をいただき、意見交換する機会を得られたことに非常に感謝しております。
神奈川県では、今回の取組をはじめ、今後も市町村や関係団体の皆様と協力・連携し、子どもたちのスポーツ・文化活動の発展に尽力していきます。
▼本件に関する問い合わせ先
桐蔭横浜大学 総務部
大矢、工藤
住所:神奈川県横浜市青葉区鉄町1614
TEL:045-972-5881
メール:u-koho@toin.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/