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プレスリリース

【東芝インフラシステムズ】インフラシェアリング向け5G対応分散型アンテナシステム「ART3711」の販売開始について

(Digital PR Platform) 2024年01月30日(火)10時45分配信 Digital PR Platform

2024−1−30
東芝インフラシステムズ株式会社




インフラシェアリング向け5G対応分散型アンテナシステム「ART3711」の販売開始について



 当社は、複数の携帯通信事業者が通信設備を共用する「インフラシェアリング」向けの5Gバンド対応分散型アンテナシステム(DAS: Distributed Antenna System)「ART3711」 (3.6〜4.0GHz帯 4 x 4 MIMO※1)の販売を開始しました。

 5Gインフラ設備の導入にあたっては、基地局やアンテナを設置する物理スペースが限定されているという課題があります。インフラシェアリングを導入することで、複数の携帯通信事業者が通信設備を共同利用し、全体の設備数の抑制が可能となるほか、設置/運用/保守にかかるコストを削減でき、5Gネットワーク拡大の加速が期待されます。また、インフラシェアリングは政府が推進する「デジタル田園都市国家構想」にも掲げられており、昨今、注目が高まっています。

 当社はこのようなトレンドに対応すべく、今般新たにインフラシェアリング向けDAS「ART3711」の販売を開始しました。インフラシェアリング事業者、不動産開発業者(デベロッパー)、商業施設運営会社、鉄道事業者など幅広い業態向けに提供してまいります。

 当社は、約20年にわたりDASを中心にモバイルインフラソリューションの提供を行っており、長年の通信ソリューション事業で培った豊富な知識と経験を有しています。豊富な知見を活かし、関係会社/パートナー会社と連携しワンストップで無線設計(コンサルティング)、アンテナ等の手配・調達、通信工事、保守のサービス提供も可能です。

 当社では、販売開始した「ART3711」以外に、4.0〜4.6GHz帯 4 x 4 MIMOに対応する「ART4511」の開発も完了しました。国内の5Gバンドに対応する装置を数多く取りそろえ、引き続きデジタル社会の実現に貢献してまいります。

<製品の特長>
 本製品では以下3点のTDD※2における特許技術が適用されています。

(1)複数の無線機のタイミングずれが発生している場合にマスターを選択して安定動作が可能※3
(2)DASによる伝送遅延で発生する他基地局との干渉回避※4
(3)5Gの同期信号を検出・復号して得られたタイミング情報でDASシステムを動作※5, ※6

 当社は、これらの技術の開発・設計から製造、保守・サービスまで国内一貫体制を取っており、高品質・高信頼の装置・システムをご提供し、5G通信環境構築の実現に寄与します。

※1 MIMO: Multiple Input Multiple Output
※2 TDD: Time Division Duplex 時分割多重方式
※3 ※4※5特許取得済または特許出願中
※6 東芝レビュー 78巻3号(2023年5月) 「5G対応分散アンテナシステム」
https://www.global.toshiba/content/dam/toshiba/jp/technology/corporate/review/2023/03/f02.pdf


*東芝インフラシステムズ株式会社は株式会社東芝の100%子会社です。

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