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静岡文化芸術大学

【公立/静岡文化芸術大学】学生団体「引佐耕作隊」による「久留女木の棚田」での米の脱穀が完了! 収穫したお米「久留女木 棚田の恵」は1月15日から販売

(Digital PR Platform) 2024年01月10日(水)14時05分配信 Digital PR Platform



学生有志団体「引佐耕作隊」は、浜松市北区引佐町にある「久留女木の棚田」で米作りに取り組んでいます。2023年度も米作りを実施し、無事に脱穀が完了しました。今年度は、480平方メートルの田んぼ(3枚)で1年から4年の15名が1年を通して米作りに取り組みました。
今年度のお米の収穫量は175.6キログラム(品種:にこまる)です。収穫したお米は「久留女木 棚田の恵」という商品名で、2024年1月15日(月曜日)から1月26日(金曜日)まで、静岡文化芸術大学の生協購買などで販売します。




 「久留女木(くるめき)の棚田」は浜松市北区引佐町に位置しており、総面積は約7.7ヘクタール、その中に約800枚の田んぼがあると言われています。2022年には農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも認定された美しい棚田です。この棚田は平安時代が起源とも言われ、とくに戦国時代に井伊氏(井伊直虎の祖父)の庇護のもと開墾が進んだと考えられており、古い歴史と文化を有しています。2017年には、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」のロケ地としても使用されました。
 しかし、農家の後継者不足から耕作されなくなる棚田も多く存在しています。棚田が耕作されないと棚田の美しい景観は損なわれ、「棚田の多面的機能」が発揮されなくなってしまいます。そこで、静岡文化芸術大学の学生が「引佐耕作隊」を結成し、2016年度から「久留女木の棚田」で、米作りに取り組んでいます。近年、多くの方々の取り組みにより、「久留女木の棚田」における耕作放棄地は急増することなく、現状の耕作面積が維持されています。


 「久留女木 棚田の恵」のパッケージには「水源涵養」や「都市農村交流の機会創出」などの「棚田の多面的機能」が描かれています。「棚田の多面的機能」については、生産者や地元住民だけでなくこれらの機能を享受する都市住民も共に考えることが重要です。
 「引佐耕作隊」では、お米を育てるだけでなく収穫したお米の販売まで行っています。お米の販売によって得られる収益は、次年度の活動資金(苗代や肥料代など)に充てられます。そのため「久留女木 棚田の恵」を購入していただくことは、間接的に棚田の保全を支援することにつながります。
 「引佐耕作隊」は、久留女木地区の方々に支えていただきながら、米作りの技術を先輩から後輩へと受け継いでいます。
 このようにお米を販売し、自主財源を確保することで、持続可能な活動となっています。

▼本件に関する問い合わせ先
公立大学法人 静岡文化芸術大学 企画室
松本麻未
住所:静岡県浜松市中央区中央2-1-1
TEL:053-457-6113
FAX:053-457-6123
メール:kikaku@suac.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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