プレスリリース
宇都宮市の給食施設における省エネ性能の高い空調設備導入に充当
三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:久井 大樹/以下、当社)は、本日、株式会社足利銀行(頭取:清水 和幸)と栃木県宇都宮市の給食施設向けの空調機器の導入を使途とするグリーンローンによる資金調達契約を締結したことをお知らせします。
グリーンローンとは、調達した資金の使途が環境改善効果のあるグリーンプロジェクトに限定されるローンです。本グリーンローンにて調達された資金は、当社がリース契約を締結*1する栃木県宇都宮市において、2023年6月までに市立小中学校94校の給食施設および上河内学校給食センターに導入した給食調理場用空調機器の取得費用に充当します。これらの空調機器は、省エネルギー性能の高い日立グローバルライフソリューションズ株式会社およびヤンマーエネルギーシステム株式会社が販売する製品で、従来比にて約30%のCO2削減効果を期待でき、低炭素化、脱炭素化に資するものであることから、本グリーンローンの契約に至りました。
また、本グリーンローンにおいては、株式会社格付投資情報センターから国や資本市場で認められた各種原則、ガイドライン等への適合性に対するセカンドオピニオンを取得しています。本グリーンローンの導入による環境改善効果に加えて、宇都宮市のSDGs推進の一環として、施設の衛生環境および労働環境の改善、児童・生徒の食育推進にも貢献している点が評価されました。
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本スキーム図
現在、国内では、日本政府が宣言した2050年におけるカーボンニュートラルの実現にむけて、電力部門の脱炭素化のみならず、産業・民生・運輸部門の需要サイドにおける徹底した省エネルギー化など、低・脱炭素化にむけた取り組みが進められています。また、金融機関においては、これらの取り組みをファイナンスにて支援することが期待されています。
当社は、マテリアリティの一つに「脱炭素社会の推進」を掲げ、サステナブルファイナンスを通じたお客さまの脱炭素化への取り組みを支援しています。2023年3月には、トランジションローン・フレームワーク*2をあらたに策定、温室効果ガスの排出削減に取り組む企業に対して、リースを通じた支援を行うためのプロセスを明確にしました。また、2023年度に始動した「2023〜2025年度中期経営計画」においても、「脱炭素ソリューション」を組織横断で取り組む重要テーマの一つに掲げています。
今後とも、当社は、その幅広い顧客基盤やファイナンス機能を生かし、グリーンローン、トランジション・ローンも含めたサステナブルファイナンスを活用したリースの提供をもって、脱炭素化に資する設備の導入を支援することで、企業や自治体などのお客さま、ひいてはサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
*1 2023年3月16日付 三菱HCキャピタルお知らせ
「宇都宮市立の小・中学校94校における給食施設などの空調機器をリースにて提供」
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/info/002643.html
*2 2023年3月24日付 三菱HCキャピタルニュースリリース
「三菱HCキャピタル、東京ガスがトランジション・ローンを活用したリース契約を締結」
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/investors/library/pressrelease/pdf/2023032401.pdf
■グリーンローンの概要
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■三菱HCキャピタルグループについて
三菱HCキャピタルグループは、“未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター”を「10年後のありたい姿」に掲げ、その実現にむけて、ファイナンスに加え、有形無形のアセットの潜在価値を最大限に引き出しつつ、それらを活用したサービスや事業経営などに取り組むことで、「ビジネスモデルの進化、積層化」を進めていきます。
わたしたちは、絶えず変化する社会やお客さまのニーズに応えるべく、地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、明るく希望に満ちた未来社会、豊かな暮らしの実現に貢献していきます。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/