プレスリリース
女性の社会運動の昔と今を英語劇や展示を通じて発信--国際英語学科が「Global English Festival」を開催【甲南女子大学】
甲南女子大学 国際学部 国際英語学科(兵庫県神戸市)は、2023年11月13日(月)〜18日(土)に「第2回 Global English Festival」を開催します。これは、学生が主体となって英語文化や歴史を学内外に発信するイベントで、今回は「Women Standing Up−女性たちが立ち上がる時−」をテーマに英語劇や図書・ポスター展などを実施します。英語劇はヘンリック・イプセン作『人形の家』を上演。図書・ポスター展では、女性参政権運動や#Me Too運動といった、女性たちによる社会運動を取り上げます。いずれも高校生をはじめ一般の方の来場も可能です。
【本件の内容】
国際学部 国際英語学科では、「英語文化プロダクションB/C」の授業で、英語教育と女性教育をコラボレートさせた教育的取り組みを軸に、3年生全員が協働で取り組む特大規模のPBL(問題発見・解決型)演習の一環として、学科独自イベント「Global English Festival」を開催しています。
今年度は「Women Standing Up−女性たちが立ち上がる時−」をテーマに、英語劇『人形の家』の上演に加え、サテライトイベントとして図書・ポスター展と特別講演を実施します。 『人形の家』は、19世紀に書かれたヘンリック・イプセン作の戯曲です。3人の子を持つ母親・ノーラが、女性の地位や権利が認められていなかった時代に直面した葛藤や決意が見所です。劇は全編英語で上演しますが、日本語字幕付きで幅広い方々にお楽しみいただけます。
図書・ポスター展では、女性たちが過去から現在にかけて、自分たちが直面してきたさまざまな問題に対してどのように立ち上がり、社会変革を成し遂げてきたのかについて、女性参政権運動、ウーマンリブ運動、女性差別撤廃条約、リプロダクティブ・ヘルス・アンド・ライツ、#Me Too運動に焦点を当てて展示します。さらに、在学生対象の特別講演では「女性たちが立ち上がる時」をテーマに「#なんでないのプロジェクト」が性と生殖に関する健康と権利について講演します。また、図書・ポスター展と連動したテーマに関する学生の研究発表も行います。
「Global English Festival」は、キャスト、ディレクターをはじめ、プロモーション活動、字幕、音響、照明、メイク、衣装、大小道具、サテライトイベントの準備など、実施に伴う全ての取り組みを総勢約100名の学生が主体となって行う点も特徴です。
◆ 本件における国際英語学科の取り組みについて ◆
[phase1]
Global English Festival 企画チーム始動(2022年12月〜2023年度前期)
グランドテーマ「Women Standing Up ー女性たちが立ち上がる時ー」を決定。英語劇『人形の家』のための企画チームを1月に発足し、3年生全員で行うプロジェクトをどのように進めていくかを話し合いました。同時進行で、グランドテーマに沿った図書・ポスター展の準備にも着手しました。
[phase2]
オーディション(2023年5月)& 演劇練習開始(2023年度前期)
3年生全員参加で英語劇のオーディションが行われました。オーディションは企画チームの進行のもと、学生が1人ずつ英語のセリフを読み上げ、審査員である教員がキャストを選出。キャスト決定後、字幕、メイク、大小道具などのスタッフ担当を決め、プロモーション担当はポスターのデザイン制作を開始しました。夏休みからは演劇練習を開始し、劇で使用する衣装や小道具の選定、制作も始まりました。
[phase3]
11月英語劇&図書・ポスター展までカウントダウン(2023年度後期)
11月17日、18日の劇本番に向けて、3年生は全員全力で準備を進めています。後期からは劇のリハーサルを重ね、セリフの暗記や演出の最終調整を行っています。照明や音響担当の学生は専門業者の指導を受けながら、機材の操作を練習中です。図書・ポスター展も図書館スタッフと展示の打ち合わせをしながら11月13日〜18日の開催に備えています。特別講演では外部からの講師の講演に加え、図書・ポスター展と連動した学生発表のため、準備を進めています。
◆ 学生の思い・抱負 ◆
|ディレクターチーフ 山田 結衣さん(国際英語学科3年)|
新型コロナウイルス感染症も落ち着き、いよいよ本格的に対面での活動が再開しました。入学当初はオンラインでの授業が多く思い描いていたキャンパスライフを過ごすことができなかった分、こうして大学で友人たちと過ごせる日々をとても嬉しく思います。学科全員での創作は思うようにいかず大変なこともありますが、懸命に準備しています。心を込めて創り上げた私たちの力作を是非、ご覧ください。
■■■ 第2回 Global English Festival 開催概要 ■■■
(1)英語劇|A Doll's House(人形の家)
[日 時]
・11月17日(金) 16:00開場 17:00開演
・11月18日(土) 13:00開場 14:00開演
※座席へのご案内は開演30分前から開始します。
[会 場]甲南女子大学 芦原講堂
[対 象]在学生、高校生、一般、同窓生、教職員など
[備 考]参加無料・事前申込不要
(2)サテライトイベント(図書・ポスター展)
[開催期間]11月13日(月)〜18日(土)
※開催日によって、時間・会場が異なります。
○11月13日(月)〜16日(木)
・時間:12時30分〜14時30分
・会場:甲南女子大学 図書館B1階・第2閲覧室
○11月17日(金)
・時間:16時00分〜19時00分
・会場:甲南女子大学 芦原講堂
○11月18日(土)
・時間:13時00分〜16時00分
・会場:甲南女子大学 芦原講堂
[対 象]在学生、高校生、一般、同窓生、教職員など
[備 考]参加無料・事前申込不要
(3)特別講演
セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツをあなたの手に:スウェーデン留学で学んだこと
[日 時]11月14日(火)14時40分〜16時10分
[ゲスト]#なんでないのプロジェクト
[対 象]在学生限定
【主催・お問い合わせ】
甲南女子大学 国際学部 国際英語学科コモンルーム
TEL : 078-413-3124(平日9:00-17:00)
E-mail : eibun@konan-wu.ac.jp
【イベント概要URL】
▼ 第2回Global English Festival「Women Standing Up−女性たちが立ち上がる時−」を開催します(一般無料公開)
https://www.konan-wu.ac.jp/news/detail.php?id=3782
<参考>
■ 甲南女子大学 国際学部 国際英語学科
2020年4月開設。グローバル化し続ける社会で求められる「各国の人々と交流し、共通の目標達成に向けて行動する力と知性」を育みます。希望者全員が参加できる多彩な留学プログラムをはじめ、英語という言語だけではなく、英語圏の文化・歴史・言葉を広く学ぶカリキュラムを設けるなど、多角的かつ批判的思考力を見につける学びが特徴。さらに、キャリア教育・女性教育を平行して実施し、グローバル社会で幅広く活躍できる女性を育成しています。
https://www.konan-wu.ac.jp/dept_grad/dept_global/english/
https://www.instagram.com/english_kwu/
■ #なんでないのプロジェクト
日本では職業等に関わらず誰もがセクシャルヘルスを守れない環境にいるということに、スウェーデン留学中に気づいた福田和子さんが立ち上げたプロジェクト。自分の性と生殖に関する健康と権利を守る「情報」「選択肢」「環境」の3つの側面に注目し、頼れる情報を元に、充分な選択肢の中から納得できる選択を下せ、必要であれば治療や相談を当たり前に受けられる環境を作っていくことを目指しています。
https://www.nandenaino.com/
▼本件に関する問い合わせ先
甲南女子大学 事務局 広報課
住所:〒658-0001 兵庫県神戸市東灘区森北町6-2-23
TEL:078-413-3130
メール:koho@konan-wu.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/