プレスリリース
広島国際大学(広島県東広島市)の「難病プロジェクト」は、学生が主体となり難病を抱える患者さんの「夢」をかなえる活動に取り組んでいます。今回、2つの脳疾患があり、車いすユーザーでもある鈴鹿典子さんの著書「いのちを乗せた車いす 〜犯罪被害者の私が車いすユーザーとなって〜」(クエーサー出版/9月28日発行)の帯を学生が作成しました。難病への理解を広げたいという鈴鹿さんの願いに学生たちの思いも重なる1冊になりました。
【本件のポイント】
●学生は著者の鈴鹿さんとの打ち合わせを通じて、車いすユーザーのリアルな日常生活についても学ぶ
●難病を抱える患者さんに理解を広げる学生主体のプロジェクト
難病プロジェクトは2020年2月に発足し、医療福祉学科の学生を中心に活動しています。交流を通じて難病患者とその家族が抱えるさまざまな問題に理解を深め、夢の実現に向けて当事者と何度も打ち合わせを重ねて胸の内を聞き取り、課題を解決していきます。
第3弾となる今回は、大阪在住の鈴鹿さんと新型コロナウイルス禍のためオンラインによる打ち合わせとなりましたが、何度も話をすることから車いすユーザーの生活に理解を深め、作品に込められた思いを短い言葉に詰め込んだ帯を作りました。今後は本を通じた難病や障害を理解する啓発活動として、映像の制作やSNSなどの発信もしていきます。
プロジェクトはこれまでに、第1弾として脊髄小脳変性症の40代男性のサックスコンサート開催、第2弾は水墨画を描くことを諦めていたパーキンソン病の60代男性が水墨画を添えた年賀はがきを友人に郵送する、というそれぞれの夢を実現させています。
2024年度からは、新たに開設する社会学科社会福祉学専攻でこのプロジェクトを継続していきます。
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人常翔学園 広報室
石村、上田
住所:大阪市旭区大宮5丁目16番1号
TEL:06-6954-4026
メール:Koho@josho.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/