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【東芝エネルギーシステムズ・東芝】べカルト社と東芝エネルギーシステムズ、グリーン水素製造における グローバルパートナーシップの構築に関する覚書を締結

(Digital PR Platform) 2023年10月10日(火)15時49分配信 Digital PR Platform

2023−10ー10
べカルト社
東芝エネルギーシステムズ株式会社
株式会社東芝



べカルト社と東芝エネルギーシステムズ、グリーン水素製造における
グローバルパートナーシップの構築に関する覚書を締結




 ベカルト社と東芝エネルギーシステムズ(以下「東芝ESS」)は、エネルギー転換と脱炭素化のトレンドを背景に、再生可能エネルギー市場、特に株式会社東芝(以下「東芝」)が開発した省イリジウム技術注1を活用したグリーン水素製造分野において、成長戦略を加速します。

 先日、東芝代表執行役 CEOの島田太郎は、ベルギーのズウェーべヘムにあるベカルト社本社で、ベカルト社CEOのYves Kerstens(イーヴ・カーステンス)と会談し、水電解によるグリーン水素製造技術における協業の可能性について討議しました。
 べカルト社と東芝ESSは、今年末までに正式なパートナーシップ契約へと関係を発展させるべく、このたび覚書に調印しました。ベカルト社は、水電解装置のMEAの主要部品であるチタン不織布(PTL)において市場で主導的地位を占めており、グローバルで商業・製造ネットワークを確立しています。東芝ESSは、高性能で大型のPEM水電解槽用MEA(Membrane Electrode Assembly)を開発しています。また東芝ESSは、高い水電解性能と耐久性を実現しながら、MEAの製造に不可欠な高価で希少な貴金属であるイリジウムの使用量を1/10に削減できる省イリジウム技術を持っています。

 べカルト社と東芝ESSは、両社の技術・製造・販売ネットワークの強みを生かし、MEAの開発・販売を共同で展開するためのグローバルパートナーシップの可能性を検討することに合意しました。

 べカルト社のCEOであるYves Kerstens氏は「ベカルト社はここ数年、グリーン水素市場に新技術を導入し成功を収めており、同分野の世界的な需要に対応するため、今後数年間の明確な成長戦略を有しています。再生可能エネルギーを含む多くの分野で著名な東芝と提携し、世界的な産業の脱炭素化のためにグリーン水素の利用を拡大できることをうれしく思います。」と述べています。

 株式会社東芝の島田太郎CEOは「東芝は、長年にわたり水素エネルギー技術をリードしてきました。世界的にグリーン水素のニーズが急速に高まっていることは明らかです。PTLの技術的なリーダーであるベカルト社と提携し、グリーン水素製造に向け、MEAを共同で展開するための電解槽コンポーネントの共同開発および販売に向けた話し合いを加速できることをうれしく思います。」とコメントしています。



[画像1]https://user.pr-automation.jp/simg/1398/77536/500_333_202310101536256524f0e9b3a38.jpg


東芝・CEOの島田太郎とベカルト社・CEOのYves Kerstens(中央)

注1:技術の詳細は以下参照ください
https://www.global.toshiba/jp/technology/corporate/rdc/rd/topics/22/2210-01.html

ベカルト社について
 ベカルト社の目標は、私たちの生活と移動のあり方を形作るリーディング・パートナーとなることであり、常に安全で、スマートで、持続可能な方法でこれを行うことです。
鋼線加工およびコーティング技術の材料科学における世界的な市場および技術リーダーとして、ベカルト社はまた、鉄鋼以外の専門知識を応用し、新しいモビリティ、低炭素建築、グリーンエネルギーなどの市場向けの革新的な材料とサービスにより、新しいソリューションを創造しています。1880年に設立され、ベルギーに本社を置くベカルト社(ユーロネクスト・ブリュッセル、BEKB)は、グローバル企業であり、全世界で27,000人の従業員を擁し、2022年の総売上高は約70億ユーロに上ります。

ベカルト社の水素事業について
 ベカルト社のチタン不織布(PTL)は、グリーン水素製造用の水電解槽などの電気化学デバイスの耐久性と性能を高める材料として使用されています。ベカルト社は、PEMおよびAEM電解槽用のPTLにおいて、Currento®のブランド名で技術および市場におけるリーダー的地位を確立しています。同社は、グリーン水素製造のための次世代革新的ソリューションの開発と、今後数年間で生産能力を数GWまで拡大するための投資を行っています。

東芝エネルギーシステムズについて
 株式会社東芝の100%子会社である東芝エネルギーシステムズ株式会社(東芝ESS)は、東芝グループのエネルギー事業を担っています。幅広い発電・送電システムやエネルギーマネジメント技術に関する長年の経験と専門知識を生かし、革新的で信頼性が高く、効率的なエネルギーソリューションを全世界に提供しています。東芝ESSは2017年10月に東芝から分離しました。東芝ESSの詳細は以下を参照ください。
https://www.global.toshiba/jp/company/energy.html

株式会社東芝について
 株式会社東芝は、エネルギー・社会インフラから電子デバイスに至るまで、幅広い事業領域で約150年にわたり培ってきた知見と能力、そして情報処理・デジタル技術・AI技術といった世界トップクラスの力を結集した、グローバルにおける同社のグループ会社をリードしています。これらの強みが、東芝が目指すカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けて、「誰もが享受できるインフラ」「つながるデータ社会」の構築を支えています。東芝は、東芝グループの経営理念「人と、地球の、明日のために。」の下、より良い世界を実現するサービスとソリューションで、社会の発展に貢献していきます。東芝グループは、全世界で約11万人の従業員を擁し、2022年度の売上高は約3兆4,000億円です。東芝についての詳細は以下を参照ください。
https://www.global.toshiba/jp/outline/corporate.html


*東芝エネルギーシステムズ株式会社は株式会社東芝の100%子会社です。


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