プレスリリース
〜長年にわたる光通信用半導体レーザ開発への貢献が評価〜
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)の研究開発本部のシニア・フェローである粕川秋彦が2023 MOC Awardを受賞し、9月25日にMicrooptics Conference(MOC)の中で開催された授賞式にて表彰されました。
■背景
Microoptics Conferenceは、応用物理学会の微小光学研究会が主催する国際会議です。1987年以来、微小光学素子とそれを用いたシステムや関連分野に関する最新の研究成果を発表し議論するとともに、この分野の発展のための討論を活発に行なうことを目的に開催されています。今年は9月24日から9月27日に第28回MOCとして宮崎県のシーガイアコンベンションセンターにて開催されました。MOCは微小光学に関する幅広い分野を横断していることが特徴で、これらの分野において大きな貢献・活躍をしている人物を基調講演者として招待し、またMOC Awardを与えています。
■内容
この度の受賞にあたり、粕川が、光通信用半導体レーザの先駆的な研究開発と実用化により、長年にわたって光通信分野へ貢献してきたことが評価されました。9月25日に開催されたMOC2023では、“Review of Semiconductor Lasers in Long Haul Optical Fiber Communications”と題して基調講演を行い、当社が研究開発、事業化した高出力・高効率半導体レーザや波長可変レーザの技術を総括する発表を行いました。粕川は「過去の受賞者を見るに、本賞の受賞は誠に光栄です。会社で一緒に取り組んできた仲間と本業界で切磋琢磨した友人に感謝します」とコメントしています。
当社では技術開発および人材育成強化のため、高度な専門性によって事業の発展に貢献している人材を認定するプロフェッショナル制度を設けています。当社コア技術と定めているメタル・ポリマー・フォトニクス・高周波のうち、粕川はフォトニクス分野のプロフェッショナルとして半導体レーザの高性能化や半導体基盤技術の強化、非通信用途の探索を行い、あわせて若手研究者および技術者への技術伝承・人材育成に取り組んでおり、現在シニア・フェローに認定されています。プロフェッショナル制度の根幹には会社、業界、そして社会の活性化に貢献するという目的があります。このたびは当社としても、この制度の成果のひとつとして大変名誉な受賞と捉えています。当社は今後もプロフェッショナル制度を活用した技術人材の育成に力を入れ、フォトニクス関連の技術力向上を目指します。
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表彰の様子
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賞状と記念楯
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
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