プレスリリース
【東京薬科大学】高知県と地域に貢献できる薬剤師等の人材育成に向け連携協定を締結 --地域貢献・地域課題の解決に向け連携強化--
高知県(知事:濱田省司、所在地:高知県高知市)と学校法人東京薬科大学(理事長:楠 文代、学長:三巻 祥浩、所在地:東京都八王子市、以下「東京薬科大学」)は、相互に連携協力に努め、人的・知的資源の交流及び活用を図ることで、「地域に貢献できる薬剤師等の人材を育成する」とともに、地域の活性化、地域課題の解決とそれに資する教育・研究等、相互の発展に寄与することを目的として、 2023年9月21日付で連携協定を締結しました。
東京薬科大学は、高知県との相互の連携協定により、高知県内の薬剤師確保に関する就職支援や薬学・生命科学を目指す高校生への就学支援に取り組みます。また、東京で大学生活を送りながら、高知県の地域医療の現状や課題をデジタル技術を活用して遠隔で学ぶことで、新たなイノベーション人材の育成にもより一層取り組みます。また、高知県の地域特産農産物に関する共同研究活動推進、地域で活躍されている薬剤師への教育研究支援活動を通じた社会貢献を進め、高知県が掲げる日本一の健康長寿県構想に協力します。
事業内容は、
(1)学生及び卒業生の高知県内への就職支援に関すること
(2)薬剤師に関心を抱く高校生の大学就学支援に関すること
(3)教育、研究及び社会貢献に関すること
(4)その他、高知県と本学が協議して必要と認める事項に関すること を推進していく計画となっています。
【高知県知事 濱田省司のコメント】
「本県では 「県民の誰もが住み慣れた地域で、健やかで心豊かに安心して暮らし続けることのできる高知県」を目指して、第4期日本一の健康長寿県構想を推進しています。構想の柱の1つに「地域で支え合う医療・介護・福祉サービス提供体制の確立とネットワークの強化」を掲げ、薬剤師確保対策も重点的な取組の一つとして進めています。本県には薬剤師の地域偏在や病院における薬剤師の不足などの課題があります。今回、これまでも本県をフィールドに地域医療の現状や課題に関する学習等の取り組みを実施いただいている東京薬科大学様と協定締結し、本県出身学生への高知県内の就職情報の提供等、本県の薬剤師確保へのご協力をいただけることとなりました。感謝を申し上げるとともに、今後さらなる連携・協力を図りながら、本県の薬剤師確保の取組を強化してまいりたいと考えています。」
【東京薬科大学 学長 三巻祥浩のコメント】
「本学薬学部は創設143年の歴史の中で育まれた薬剤師教育とそれを裏付ける高い研究力を有し、また生命科学部は創設29年、我が国初の生命科学部として、世界の第一線で活躍する教員とともに医学・薬学・工学・農学をはじめとする幅広い分野で活躍できる人材の育成を行っています。来年度、薬学部は学生の主体的な学びに応じた新たにコース(感染症・漢方資源・化粧品・がん・国際等)を導入するとともに、生命科学部の3学科では、アントレプレナー・データサイエンス・国際・創薬プログラムをより充実させ、約4,000名の学生が高度な専門教育を受けております。是非とも、本学の学生には、東京にいながら、地域の課題を学び、将来地域で活躍する人材として成長していって欲しいと思います。」
【連携協定締結の背景】
東京薬科大学は、2020年武田薬品工業株式会社と「地域医療のイノベーション実現を目指した教育研究に関する協定」を締結しました。そこで、同社との産学連携活動として2020年より高知県ならびに高知県薬剤師会のご協力のもとで「遠隔による地域の医療課題解決に向けた教育」を行っております。
▼本件に関する問い合わせ先
総務部 広報課
住所:東京都八王子市堀之内1432-1
TEL:0426766711
FAX:042-676-1633
メール:kouhouka@toyaku.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/