プレスリリース
国産広葉樹活用に向けた取り組みと森林情報デジタル化技術を紹介
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ヤマハ発動機株式会社は、里山の森林資源活用に向けた事例や手法を紹介する、国立大学法人神戸大学主催の国産広葉樹活用プロジェクトセミナー「里山広葉樹材の流通創出および今後の技術的展開」に協力します。本セミナーは、2023年9月20日(水)に開催されます。
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日本国内では広葉樹材の流通が進んでおらず、輸出国の事情による材価高騰などの問題があります。また、奥山での無計画な伐採を続ける収奪林業が続くと、良質な資源が枯渇に向かいます。1950年代から放置された里山では、ミズナラやクリ、サクラ類など家具や内装材に適した木が増えているにもかかわらず、所有者側が「(木炭など)燃料用の山」という認識のまま活用できていません。これを木材として流通させるためには、伐採前の木材の量・質の把握や、伐採後の次世代育林を含めた利用計画が必要とされています。
こうした課題の解決に向け、神戸大学や神戸大学発ベンチャー「アーボレータ合同会社」などが参加する国産広葉樹活用プロジェクトでは、2021年から里山広葉樹の用材化と流通に取り組んできました。ヤマハ発動機は同プロジェクトに技術協力しています。
神戸大学は、これまでに国産広葉樹活用プロジェクトセミナーを2回実施。立木をデジタルカタログ化して伐採前に販売する「MORI TAGシステム」などを紹介しました。
第3回となる今回のセミナーでは、プロジェクトで進めている資源化の試行について、実際の手順と成功例を紹介します。また、今後の技術発展に関する講演では、ヤマハ発動機の無人ヘリコプターによる森林情報デジタル化事業について説明します。
ヤマハ発動機は、林業のスマート化や業務精度・効率の向上が求められる中、UAV(無人航空機)を使ったレーザ計測サービスを展開しています。自動航行機能など高い航続性能を備える自社製の産業用無人ヘリコプターに高解像度 LiDAR を搭載。上空より毎秒75万発のレーザを照射することで、高密度・高精度な点群データを計測・解析し、「森林の見える化」に貢献しています。
【オンラインセミナー概要】
■開催日時 2023年9月20日(水)14:00〜16:30
講演1 MORI TAGシステムによる里山材の新たな流通
(神戸大学名誉教授、アーボレータ合同会社 黒田慶子)
講演2 資源の把握から用材として利用するまでの実際
(神戸大学大学院農学研究科助教 東若菜)
講演3 長野県大町市における広葉樹林業の可能性〜製材納品事例からの報告
(株式会社山川草木 香山由人)
講演4 技術発展:無人ヘリコプターによる超高密度レーザ計測とその活用方法
(ヤマハ発動機技術・研究本部NV・技術戦略統括部森林計測部長 加藤薫)
質疑応答
■開催形式 会場参加またはWebでの参加(Zoom)
■会場 神戸大学農学部C101教室(神戸市灘区六甲台町1-1)
■参加費 無料
■申込 下記URLの申し込みフォームから、必要事項を記入してお申し込みください。
https://forms.gle/AqGMtcPobDJwBsrC9
■締め切り 9月19日(火)会場定員120名。Web参加は定員なし。
会場定員に達した場合はWeb参加をお願いします。
■主催 神戸大学大学院農学研究科
■共催 アーボレータ合同会社、ヤマハ発動機
本件に関するお問合わせ先
神戸大学農学研究科 moritag@landscape.kobe-u.ac.jp
関連リンク
ヤマハ発動機 森林計測サービス
https://www.yamaha-motor.co.jp/ums/forest/?utm_source=Yahoo&utm_medium=cpc&ums_lis_&yclid=YSS.1001222260.EAIaIQobChMIhO2t183xgAMVus1MAh176gidEAAYASAAEgI8JvD_BwE