プレスリリース
【本件のポイント】
・ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス博士※1は、2019年に龍谷大学の創立380周年記念事業「世界宗教フォーラム」に登壇、龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター※2の設立に関わった。
・ユヌス博士が名誉学位授与のため龍谷大学を再度訪問。学位授与後に学生達と社会課題解決への具体的な取り組みについて対話を行った。
・これを契機に、龍谷大学が「社会変革のハブ」を目指し、ユヌス博士が所長を務める「ユヌスセンター」(在バングラデシュ)との連携を更に強化していく。
【本件の概要】
7月8日(土)、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士(ユヌスセンター所長)が、龍谷大学深草キャンパスを訪問され、本学から名誉学位を授与しました。
入澤学長からは、ユヌス博士及びユヌスセンターとの更なる連携により、創立400周年に向けた将来計画「龍谷大学基本構想400」で定める諸事業の推進及び事業の社会実装への期待について述べました。
名誉学位授与式の後、ユヌス博士に講演いただき、引き続き社会課題の解決に取り組んできた学生2名、清水耕介国際学部長とトークセッションを行いました。学生からは、SDGsの課題や今後のあり方について、女性の自立とグラミン銀行の関係性について等をユヌス博士に質問し、お答えいただきました。その後、付属平安中高の生徒たちと交流しました。
ユヌス博士の来学は、2019年に実施した龍谷大学創立380周年記念「世界宗教フォーラム」以来、2度目となります。2019年の来学を機に、本学では「龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター」(YSBRC)を設立し、この間ソーシャルビジネスに関する教育、研究、社会実装を展開してきました。
また、ユヌス博士は、来学以降も社会課題に取り組む本学学生たちの発表をオンラインで聞き、学生にフィードバックされるなど、継続的に本学の社会課題解決の取り組みに関わられました。
今回の名誉学位授与は、このような本学への貢献やこれまでの社会活動の功績を称え、行うものです。
この訪問を機に、龍谷大学とユヌスセンターとの関係を一層深め、龍谷大学が社会変革のハブとなるための行動を推進していきます。
※1 ムハマド・ユヌス博士
ノーベル平和賞(2006年)受賞者。グラミン銀行創設者。貧困層向けに少額 融資(マイクロファイナンス)を行うため、1983年にグラミン銀行を創設。貧困撲滅のための新しいモデルを提示し、バングラデシュでの貧困削減に貢献していることで知られている。
※2 龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター
ユヌス博士が所長を務めるユヌスセンターとの合意のもと、ソーシャルビジネスの地域実装化につながる研究活動や社会活動を支援し、大学地域連携型の事業の発展に取り組むセンターとして、2019年6月20日に設置。
当センターの活動実績はHP( https://ysbrc.ryukoku.ac.jp/index.php
)もしくは別紙を参照
問い合わせ先:龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター(Ryukoku Extension Center内)
Tel 075-645-2098 ysbrc@ad.ryukoku.ac.jp https://ysbrc.ryukoku.ac.jp/index.php
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/