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大阪ガス株式会社

米国ニューヨーク州における系統用蓄電池事業、バージニア州における分散型太陽光発電事業への参画について

(Digital PR Platform) 2023年06月26日(月)12時00分配信 Digital PR Platform

〜当社初となる海外での系統用蓄電池事業〜

 大阪ガスの100%子会社であるOsaka Gas USA Corporation(以下「OGUSA」)は、米国の分散型太陽光発電・系統用蓄電池開発事業者であるSummit Ridge Energy, LLC(以下「SRE」)と、ニューヨーク州における系統用蓄電池事業およびバージニア州における分散型太陽光発電事業の共同実施に関する契約をそれぞれ締結しました。当社では初めての海外における系統用蓄電池事業です。

 SREは、米国北東部を中心に30万kWを超える分散型太陽光発電所の開発を進めてきたほか、系統用蓄電池の開発も手掛けています。
 当社は既に、2021年6月からメーン州、2022年8月からイリノイ州において、SREと分散型太陽光発電事業の共同実施に取り組んでおり、これまでにSREが開発した累計約11万kW*1の太陽光発電所を取得しています。

系統用蓄電池事業
 本事業で用いる系統用蓄電池(合計の定格出力:0.77万kW、定格容量:3.08万kWh)は、ニューヨーク市スタテンアイランドにて、SREが2か所で建設を進めてきました。今後、試運転を完了し次第、商用運転を始めます。
 本事業の運営に当たっては、ニューヨーク州の蓄電池支援制度*2の適用を受けます。電力需要の高い時間帯に系統へ電力を供給し、需給緩和の対価として送配電事業者から得られる電力クレジットを、業務用顧客に販売*3することで収入を得ます。
 近年、再生可能エネルギー(以下「再エネ」)導入に伴う電力系統の不安定化と、これに対応する調整力へのニーズの高まりから系統用蓄電池の導入が加速しており、また今後は再エネ電源への蓄電池併設も増加すると見込まれています。間もなく運転が開始される本事業の知見を国内外の当社再エネ・蓄電池事業に活用し、電力の有効活用やエネルギーマネジメントの高度化に役立てる予定です。


分散型太陽光発電事業
 本事業では、SREとの合弁会社が、SREがバージニア州で新たに開発する計10万kWを超える分散型の太陽光発電所を取得し、長期間にわたり運営を行う予定です。
本事業の運営に当たっては、バージニア州の再エネ支援制度であるシェアードソーラー制度を利用し、発電した電力全量を送配電事業者に供給し、その対価として得られる電力クレジットを家庭用顧客へ販売*3することで収入を得ます。

 Daigasグループは、2030年度までに、自社開発や保有に加えて、他社からの調達も含めて、国内外で500万kW*4の再エネ電源の普及に貢献することを目指しています。蓄電池事業の拡大も通じて、再エネの導入加速と電力系統の安定化に貢献するとともに、社会課題である脱炭素社会の実現に取り組んでまいります。

*1:2023年5月31日時点。メーン州・イリノイ州においてSREとの合弁会社が取得した太陽光発電所の内、当社出資比率相当量
*2:蓄電池の導入促進を目的とし、建設費用や収入への補助を提供する制度
*3:顧客は、消費電力から電力クレジット分を除く電気代を送配電事業者に支払う
*4:再エネには、太陽光、風力、バイオマス等のFIT制度の適用電源を含む


系統用蓄電池事業について



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分散型太陽光発電事業について


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会社概要


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