プレスリリース
〜軽量な「ベルブロックLite」の採用により、トンネル工事の工期短縮・省力化に貢献〜
● トンネル内現場打ちハンドホール専用角型エフレックス(R)用ベルブロックを開発・発売
● レジンコンクリート製から樹脂製に材質を変更することで製品重量約1/2で施工性改善
● 角型エフレックスによるトンネル施工の工期短縮を実現することで道路インフラの整備に貢献
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)は、多条敷設用角型エフレックス(R)シリーズの新ラインナップとして「ベルブロックLite(ライト)」を5月1日から発売しました。
■背景
国土強靭化基本計画では、激甚化する風水害や切迫する大規模地震への備えとして、発災後、1日以内に緊急車両の通行を確保し、概ね1週間以内に一般車両の通行を確保することを目標にしており、高規格幹線道路のミッシングリンク解消のため、トンネル新設工事が各地で進められています。一方で、建設業界では生産年齢人口の減少や加速する高齢化を受け、建設現場の生産性を向上させる資材へのニーズが高まっており、2024年4月に働き方改革関連法における時間外労働の上限規制の猶予期間が終了することから、より一層の施工省力化が求められています。これらの課題を解決すべく、当社では施工省力化を実現する製品を開発しています。
■内容
多条敷設用角型エフレックス(R)シリーズの新ラインナップとして、トンネルケーブル施工の工期短縮に貢献できるベルブロックLiteを開発・発売しました(図1-3)。従来のレジンコンクリート製ベルブロックに比べ、重量が約1/2と軽量のため、工事の省力化が期待できます。また、昨今のトンネルの現場打ちハンドホールの壁厚の主流が150mmと200mmであるのに対し、従来のレジン製のラインナップでは、壁厚200mmの場合、ハンドホールのベルブロック接続部を50mm凹ませて養生する必要がありました(図4)。今回、壁厚200mmに対応するタイプも加わることで、養生をせずに壁厚200mmのハンドホールに対応できるようになります。
当社は今後も電線ケーブル用可とう保護管のトップメーカとして埋設管・露出管の技術開発に取り組み、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献するという基本理念のもと、信頼性の高い製品を提案してまいります。
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図1 ベルブロックLite
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図2 ベルブロックLite施工イメージ
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図3 エフレックス(R)接続時
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図4 通常の施工とハンドホール壁を50mm凹ませる施工の比較
製品仕様
・主材料:難燃ABS樹脂
・難燃性:自己消火性を有する難燃
・寸法:下表
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多条敷設用角型エフレックス(R)のご紹介
エフレックス(R)と同様に軽量で曲げやすいのはもちろん、角型エフレックス(R)は波形状の山部が角型、谷部が丸型なため、管自体を積み上げる多条多段配管が簡単です。コンパクトで掘削量も少なく、ハンドホールも小さくできます。最近では、国の施策である無電柱化推進事業において、コストダウン手法として全国で多数採用されています。
多条敷設用角型エフレックス(R)シリーズ
https://www.furukawa.co.jp/eflex/square/
『エフレックス』『角型エフレックス』は日本における古河電気工業株式会社の登録商標です。
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182
■製品に関するお問い合わせ先
お問い合わせフォーム
https://www.furukawa.co.jp/srm/form/index.php?id=eflex