プレスリリース
〜本法人の研究会の企画や招待講演などの実績が、高く評価〜
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)の研究開発本部マテリアル研究所のフェローである加納義久が、本年5月12日に開催された総会にてNPO法ナノ構造ポリマー研究協会の代表理事に就任し、同月20日に開催した本協会の設立20周年記念イベントにおいて就任挨拶と基調講演を行いました。
■背景
ナノ構造ポリマー研究協会は、高分子材料への実用を通して経済や社会に大きな影響をもたらし始めているナノ構造ポリマー技術の研究の経緯と実現への道筋を広く社会に共有することを目的としています。現在、ポリマー技術に関する講演会や分科会の開催をはじめ活発に活動しています。当社は、2018年から法人会員として参画しています。
なお、ポリマーは、自動車・モビリティや情報・電子・半導体からエネルギー・資源・食料など、あらゆる産業に応用展開されており、当社では、紫外線硬化型粘着剤を使用した半導体用テープをはじめ、発泡や管路などの機能樹脂製品、自動車部品、光ファイバケーブルなど様々な製品にポリマー技術を用いています。
■内容
ナノ構造ポリマー研究協会が2002年7月に発足してから、加納は幹事、理事、分科会会長、副代表理事として貢献してきました。この度の代表理事就任にあたっては、当社半導体用テープや光ファイバケーブルの被覆の品質を確保する技術構築に関する講演実績などの活動が高く評価されました。
今後、ポリマー技術をカーボンニュートラルの実現やSDGsの達成に向けて、マイクロプラスチックや海洋プラスチックによる環境汚染、プラスチックの3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進による化石燃料の枯渇、など様々な社会課題の解決に向けて生かすことが求められています。本研究協会の代表理事として「過去を振り返り、現状を鑑み、未来に向けたナノ構造ポリマー研究協会の技術ロードマップ」を提起し、講演会や分科会、見学会などの企画を充実させ、上記の社会課題の解決の一助に繋げていきます。
当社では、本年4月1日に研究開発本部内に新設したマテリアル研究所において、当社コア技術のうちメタルとポリマーを深化・融合させ、本協会をはじめ社外との連携・共創により環境に配慮した製品・サービスの提供および循環型生産活動を通じ、持続可能な社会の実現に向けた研究開発を推進していまいります。
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同協会設立20周年記念イベントにて 左:西敏夫 前会長、右:加納義久
NPO法ナノ構造ポリマー研究協会
https://ransp.jp/index.html/
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182