プレスリリース
東京家政大学の学生らが東京都北区選挙管理委員会の選挙PRグッズをデザイン -- 若年層の投票率アップに向けてアプローチ
東京家政大学造形表現学科の学生らは、4月23日(日)に行われる東京都北区議会議員選挙および北区長選挙のPRグッズをデザインした。これは、北区選挙管理委員会からの依頼を受けて行われたもので、クリアファイルやポスター、動画などのデザインを制作。また、作成されたグッズを配布し、同世代の若者に向けて選挙の啓発活動を行った。
東京家政大学(東京都板橋区/学長:井上俊哉)は2011年に東京都北区と包括連携協定を締結。学生が区の若手職員と協働してその魅力を発信する「北区イメージ戦略大学生協力員(U-KISS)」としての活動や、「北区環境大学事業」の受託による環境学習講座や環境学習カリキュラムの開発研究などを行ってきた。
このたび北区選挙管理委員会からの依頼を受け、東京家政大学家政学部造形表現学科の学生らがPRグッズをデザインした。
有馬十三郎教授の授業内で参加者を募り、6名の学生が参加。昨年11月から活動を始め、会議やコンペを経て今年2月にグッズが完成した。
デザインにあたっては全体でのテーマ統一を意識し、若年層をターゲットにしていることから「カラフルレトロポップ」をテーマに作成。1人3案程度のデザイン案を区の職員にプレゼンし、ブラッシュアップしながらデザインを完成させていった。
完成したデザインは都電や都バスの広告、ポスター、動画などに使用されたほか、デザイン画を使ったクリアファイルも作成。参加学生らが配布し、同世代の若者にも選挙に参加してもらえるようPR活動を行った。
■デザイン担当 半場詩野さんのコメント
デザインをする過程がとにかく好きで、参加しようと思い名乗り出ました。今まで複数人でデザインをする経験がなかったため、6人でデザインを進めていくということに大きな不安がありました。しかし、5人の明るい性格と親しみやすさで活動を終える頃にはすっかり仲良くなっていました。思いがけないところでコミュニティが広がり、とても嬉しく思っています。
個人の制作としては、主に、都電・都バス広告、庁内ディスプレイ用の動画という広報メインのものが多かったので、ポップさを重視し、見やすいかつ楽しんでいただけるようなデザインにしました。選挙にいくための一歩を踏み出していただけるように、ポスター、広告、映像全てで、足を大きく見せています。
選挙啓発のためのデザインならではの苦労としては、政党のイメージカラーと重ならないようにすることです。あくまで選挙の啓発であり、特定の政党を支持しているように見せてはいけないため、色に関しては最後の最後まで修正を重ねていました。
■広報担当 北島寧子さんのコメント
友人が立候補しているのを見て、負けられないと思い私も立候補しました。就職活動の実績づくりという理由もありましたが、若者の投票率低下は私自身も課題に感じていたので、活動に参加できてよかったです。選挙管理委員会の方とのミーティングや連絡を通して、学内では学べない社会人スキルの実践経験を得ました。委員会の方々にはとてもお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。
グッズの配布活動は今回が初めてでした。選挙というと堅いイメージがあるため、どのようにグッズを受け取ってもらうのか考えた結果、自分も大学生であることを活かし、友人になりたいという姿勢で声をかけることにしました。道ゆく生徒とSNSのアカウントを交換しながら「実は私がデザインしたんです」と打ち明けることで、思っていたよりずっと多くの人がクリアファイルを手にしてくれました。視点を変え、工夫することで乗り越えた良い経験になりました。
公的機関からの依頼ということもあり、実際の授業にはない責任感を感じました。グループでデザインをする経験は初めてで、連携に戸惑うこともありましたが、コミュニケーションを強化し、進捗を共有することで乗り越えることができたと感じます。またの機会があればぜひ参加したいです。
▼本件に関する問い合わせ先
東京家政大学 広報・宣伝部
TEL:03-3961-5690
メール:koho@tokyo-kasei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/