プレスリリース
3月11日、東京家政大学狭山キャンパス(埼玉県狭山市_学長 井上俊哉)で健康科学部看護学科助産師課程の学生らによる「みんなで一緒にのび〜るクラス」が開催された。これは、産後1年未満の親子を対象とした子育て教室で、当日は計7組の親子が参加。ストレッチ体験やほかの親子との交流を楽しんだ。
助産師に求められる実践能力の一つとして、対象者が健康的に周産期(妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期)を過ごし、子育てに取り組めるように支援する保健指導力が挙げられる。
こうした能力を育てるため、東京家政大学の助産師課程では昨年度まで、妊婦とそのパートナーを対象とした「両親学級」の企画・運営を行ってきた。
今年度は初めて、産後の親子を対象とした子育て教室を開催。東京家政大学の附置施設である「かせい森の産後ケアサロン」の利用者にも呼びかけて参加者を募った。
開催にあたって、学生らは昨年6月から準備を開始した。産後ケアサロン利用状況から産後の母子のニーズに合わせてテーマを決め、プログラムを作成。産後の骨盤底筋の引き締めや子育てによる腰痛・肩こり等の軽減を図るため、ストレッチを行うこと等企画内容を決定した。
企画書を作成し話し合いを進めていく中で、「コロナ禍で交流が制限された親子の交流の場としても活用してもらえるように」との思いから、フォトスポットの設置と交流会も併せて実施することになった。
当日は、産後4か月から11か月まで7組の親子が参加。腰痛や肩こり軽減のためのストレッチの紹介後、参加者全員でストレッチを体験した。
また、会場には日付入りのカラフルな装飾を施したフォトスポットも設置。和やかな雰囲気に包まれて撮影を楽しみながら、子どもの成長・発達の喜びを分かち合って交流し、好評のうちに終了した。
参加者からは「産後に体力が落ちていたことに気付けた」「子どもを抱いている時にできるストレッチを紹介してもらえたので自宅でも行ってみたい」「みんなでにぎやかにストレッチができて楽しかった」などの感想が寄せられた。
参加者からの好評を受け、学生らもこれまでの努力が報われたと感じ達成感を得られたようである。
同大では今後も、産後の親子のニーズに応じた子育て教室などを実施していく。
(参考)
■かせい森の産後ケアサロン
産後1年未満を対象にした産後ケアとして母親の休息、施設利用時の児の一時預かり、育児相談、乳房ケア、子育てイベントなどを提供しています。
[営業日] 月〜金(土・日・祝日は休業)
[時 間]
月・火(9:00〜12:30)
水・木・金(9:00〜16:30)
[URL] https://morino-sangocare.com/
※一部自治体と産後ケア事業提携あり(入間市、所沢市、三芳町)
▼本件に関する問い合わせ先
東京家政大学 広報・宣伝部
TEL:03-3961-5690
メール:koho@tokyo-kasei.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/