プレスリリース
SNSで深刻化するグルーミング。調査から見えた児童の性被害の実態と背景 -- 追手門学院大学のニュース発信サイト「OTEMON VIEW」に掲載
学校法人追手門学院(大阪市中央区、理事長:川原俊明)はこのたび、運営する追手門学院大学の特設サイト「OTEMON VIEW」に「SNSで深刻化するグルーミング。調査から見えた児童の性被害の実態と背景」と題した記事を掲載した。近年、SNSを通じて未成年者が性被害にあう事件が増加し、わいせつな目的を隠し親切を装って未成年者を手なずける「グルーミング」という卑劣な手法も広がりつつある。今回の記事では、犯罪被害者や子どもの性犯罪被害の支援、トラウマなどを研究する心理学部の櫻井鼓准教授が行った「SNSを介した子どもの性被害の実態」調査の結果とあわせて、近年の児童の性被害の実態に迫る。
近年、SNSを通じて未成年者が性被害にあう事件が増加している。最近では、わいせつな目的を隠し、親切を装って未成年者を手なずける「グルーミング」という卑劣な手法も広がりつつあり、刑法の性犯罪規定の見直しについて議論する法制審議会でも「グルーミング」に対する法規制が検討されている。(※1)
今回の記事では、警察庁犯罪被害者支援室で初めての臨床心理士となった経歴を持ち、犯罪にあった被害者の心理や子どもの性被害の支援、トラウマなどを研究している心理学部の櫻井鼓准教授が2021年から2022年にかけて行った「SNSを介した子どもの性被害の実態」の調査結果(※2)から、近年大きな問題となっているグルーミングやSNS上での性被害の実態に迫る。
(※1 参考記事) 2022/10/24産経新聞 「盗撮罪」「グルーミング罪」も新設、法制審試案
https://www.sankei.com/article/20221024-MBV6VF6FPZKGDI4W3OQFYND23I/
(※2)本調査はJSPS科研費 21K03118の助成を受けたものです。 日本学術振興会 基盤研究(C)「自画撮り被害における児童の送信行動に影響を与える要因と被害予防教育の指標の検討」
【ポイント】
■SNSを悪用した子どもの性被害は高止まり傾向。しかし認知件数は氷山の一角!?
○児童ポルノ、児童買春、自画撮り画像送信......子どもの性被害の現状
■SNS起因の自画撮り被害と性被害経験、その実態を調査
○クラスに1人は被害者、身体的な性被害の入口に
○自画撮り被害に至る要因、児童の「孤独感」
■子どもの性被害を防ぐには?
○教育現場で必要な性被害者ケア&支援の体制づくり
※記事本文は下記URLを参照。
https://newsmedia.otemon.ac.jp/2748/
●「OTEMON VIEW」
学校法人追手門学院が大学公式ホームページに開設している特設サイト。「ニュースの面白さは、見方次第。」をコンセプトに、日々移り変わる世の中の出来事を同大の教員らが教育・研究成果などの専門的知見に基づいて読み解いた記事を掲載している。
URL: https://newsmedia.otemon.ac.jp/
▼本件に関する問い合わせ先
追手門学院 広報課
谷ノ内・仲西
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【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/