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東京薬科大学が公益財団法人がん研究会と連携協定を締結

(Digital PR Platform) 2023年01月30日(月)14時05分配信 Digital PR Platform



東京薬科大学(学長:平塚明、所在地:東京都八王子市)と公益財団法人がん研究会が設置するがん研究会有明病院(病院長:佐野武、所在地:東京都江東区、以下「がん研有明病院」)は、相互の教育研究資源の有効活用を図り、教育の充実と研究の発展、並びに人材育成の推進により、教育研究の質の向上と社会貢献を目的として、2023年1月25日付で連携協定を締結しました。




がん研究会は、1908年(明治41年)、日本初のがん専門機関として発足して以来、100年以上にわたり我が国のがん医療において主導的な役割を果たしてきました。基礎的ながん研究を推進する「がん研究所」や新薬や遺伝子を研究する「がん化学療法センター」、「がんプレシジョン医療研究センター」、さらに臨床研究を推進する「がん研有明病院」を擁し、一体となってがん研究拠点を形成しています。特に、1934年(昭和9年)の附属病院開設に遡る「がん研有明病院」は、先端的ながん医療の開発、AIホスピタルへの取り組み、あるいはチーム医療に基づくトータルケアを推進し、研究所と連携した新しい医療の創造を実現します。
一方、東京薬科大学は、ヒューマニズムの精神に基づいて、視野の広い、心豊かな人材を育成し、薬学並びに生命科学の領域にて、人類の福祉と世界の平和に貢献することを理念とし、教育研究に取り組んでいます。私立薬科大学としては、創立140余年の日本で最も長い歴史と伝統を誇り、明治の時代よりこれまでに42,000名を超える卒業生を世に送り出し、医療や創薬等の様々な分野で活躍する優秀な人材を輩出してきました。特に、薬剤師教育が6年制となり、臨床実践能力と研究能力を備えた薬剤師を数多く育成することを薬学部の目標として掲げています。
今後、がん研究会と東京薬科大学は、がん研有明病院における連携を深め、同病院の職員は連携教員(教授等)として東京薬科大学の学部教育や大学院生の研究指導に携わり、臨床薬学分野を中心とした人材育成に寄与します。一方、東京薬科大学においては、がん研有明病院の薬剤師が働きながら博士学位を取得する研究の機会を提供し、がん治療の現場において指導者となるべき人材の養成に協力します。

【連携協定の内容】
●研究の発展
がん研有明病院薬剤部と東京薬科大学薬学部・臨床医療薬学センター及び関連教室が、がん薬物療法や支持・緩和療法などに関して研究協力し、がん医療の発展に貢献する先進的な臨床研究の推進を目指します。また、高度な試料分析とデータ解析技術により、がんの病態解明に貢献する革新的な知見の創出を目指します。将来的には、生命科学部の関連研究室との共同研究も期待されます。

●人材育成の推進
東京薬科大学は、がん研究会と連携大学院を設置し、がん研有明病院薬剤部に勤務する薬剤師は、東京薬科大学の大学院薬学研究科博士課程に進学し、社会人学生として博士号の取得を目指します。一方、がん研有明病院の職員は、連携教員(教授等)として東京薬科大学の薬剤師教育や大学院生の研究指導に関わります。将来的には、薬学部高学年次生の教育・研究指導に関わる体制の構築が期待されます。本邦最大級のがん専門薬剤師数を誇るがん研有明病院薬剤部によるがん専門領域での学びの機会が、臨床実践能力と研究能力を備えた薬剤師の養成を大きく加速することを期待します。

●職場及び大学の活性化
がん研有明病院では、若手薬剤師が学位取得を目指して東京薬科大学の薬学研究科博士課程に進学し、臨床研究を推進することで、がん治療の現場における指導者となるべき人材の育成環境を整えることができます。東京薬科大学においても、がん研有明病院にて卒論研究や実務実習、臨床研修等を行うことで、患者中心の医療を身近に引き寄せた教育研究を実践することができます。そして、このことによって、臨床薬学教育の充実と人的交流を介した大学の活性化を図ります。


▼本件に関する問い合わせ先
総務部 広報課
住所:東京都八王子市堀之内1432-1
TEL:0426766711
FAX:042-676-1633
メール:kouhouka@toyaku.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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