プレスリリース
〜新たな共創拠点により、インフラメンテナンス作業の効率化に貢献〜
● インフラ構造物向けの表面処理ソリューションの共創拠点「インフラレーザラボ」を千葉事業所内に開設
● 高出力ファイバレーザ発振器を設置し、パートナーにとって最適なレーザ施工システムを共創
● 環境負荷の低減と労働衛生の改善を推進し、インフラ構造物の老朽化対策や長寿命化に貢献
古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、インフラ構造物向けの表面処理ソリューション事業「インフラレーザ(TM)」の共創拠点「インフラレーザラボ」を当社千葉事業所(千葉県市原市)に開設します。パートナーにとって最適なレーザ施工システムを共創することにより、インフラメンテナンス作業の効率化、および環境負荷の低減と労働衛生の改善を推進し、インフラ構造物の老朽化対策や長寿命化に貢献します。
■背景
従来のインフラ構造物メンテナンスにおける錆取り・塗膜除去をはじめとする表面処理は、薬品を使用する工法や研削材を対象物表面にぶつけて加工を行うブラスト工法が中心で環境負荷や労働衛生の観点から課題が多く、また、日本国内ではインフラの老朽化と労働人口の減少が同時に進行しており、持続可能なメンテナンスの実現が求められています。これを実現する手段として、当社のインフラ構造物向け表面処理ソリューションに対するパートナーからの期待の声も高まるなか、今回、個々の作業内容や環境などに合わせたレーザ施工システムを共創するためラボを開設する運びとなりました。
■内容
パートナーにとって最適なシステムを共創するための拠点として、古河電工千葉事業所(千葉県市原市)内に「インフラレーザラボ」を開設します。インフラレーザラボには、高出力ファイバレーザ発振器とレーザヘッド(レーザ照射部)をフレキシブルに動かすことができる実験用システムが設置され、パートナーが持ち込む幅広いサイズ・形状のサンプルを用いて、レーザ加工の有効性を確認する要素実験を行うことができます。
既存のレーザアプリケーションラボはファイバレーザの従来の用途である産業用向けで、インフラ構造物向けの実験は難しい状況でしたが、インフラレーザラボは、広さ45u・天井高さ約5mの実験スペースを確保しており、大型サンプルでの実験にも対応可能です。
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インフラレーザラボ 建屋外観
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インフラレーザラボ 実験スペース
インフラレーザラボの開設と併せて、出張実験用の車両も配備し、ラボ内だけではなく、屋外・実フィールドでの実験にも対応可能です。
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出張実験用車両外観
インフラレーザラボの開設によりパートナーとの共創を加速し、システムラインナップの拡充に繋げ、幅広いインフラメンテナンス作業の効率化を目指します。
『インフラレーザ』は古河電気工業株式会社が商標登録出願中です。
■インフラ構造物向け表面処理ソリューション
https://www.furukawa.co.jp/infra-laser/
■関連ニュースリリース
古河電工と常石造船 錆・塗膜除去のシステム開発に向けて実証実験を開始
https://www.furukawa.co.jp/release/2022/kenkai_20221130_2.html
インフラ構造物向け表面処理ソリューション事業向けの新ブランド「インフラレーザ(TM)」を立ち上げ
https://www.furukawa.co.jp/release/2022/kenkai_20221130.html
■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。
古河電工グループのSDGsへの取り組み
https://furukawaelectric.disclosure.site/ja/themes/182