プレスリリース
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株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、米国ネバダ州・ラスベガスで開催される、世界最大級のデジタル技術の見本市「CES® 2023」(開催期間:2023年1月5日〜8日)に出展します。
ニコンは、中期経営計画(2022〜2025年度)で2030年のありたい姿として、「人と機械が共創する社会の中心企業」を目指しています。「CES® 2023」では、中期経営計画をもとに、ニコンが思い描く未来を紹介します。
リブレット加工
リブレット加工とは、サメの肌にヒントを得たもので、レーザーで素材の表面に微細な溝を形成する加工のことです。航空機や風力発電のブレード、タービンなどに、素材の摩擦抵抗を低減するリブレット加工を施すことによって、燃費や発電効率、CO2排出量の削減に貢献することができます。カーボンニュートラルの実現が目指される中、リブレット加工は世界的に注目されています。革新的な加工技術でクリーンな仕組みを構築し、エネルギー分野に貢献していきます。ニコンのブースでは、風力発電の巨大なブレードとドローンのモックアップを展示します。ドローンは、産業用ロボットを搭載し、高度に関係なくリブレット加工を行う様子を表しています。ニコンの精密なパターニング、計測、および自動化技術を活用し、人の手を使うことなく加工ができるよう開発を進めています。
ロボットビジョン
ニコンは、人間の目以上の動体視力を実現し、超小型部品の選別や、高速で柔軟な加工を行うことを可能にするロボットビジョンシステムの開発を進めています。ロボットアームの先端に装着することで、現在、人間にしかできない超高精度で複雑な作業をロボットが行う未来を思い描いています。ブースでは、柔軟性に優れたシステムであることを、ドミノを置いたり回収したりする様子を動画で紹介します。この技術は、ロボットの高度化に貢献し、人の作業をロボットに代行させることで、さまざまな環境でのものづくりも可能にします。
The Unreal Ride
フラッグシップモデルのフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 9」(2021年12月発売)をはじめとする最先端の映像製品に加えて、「The Unreal Ride」を展示します。「The Unreal Ride」は、モーションコントロールを使用して、現実世界と仮想世界を撮影する体験型の展示です。巨大なLEDスクリーンを背景に、カスタムメイドのバイクに乗り込んだ参加者をレンズで捉えると、未来的な仮想の街並みをまるで駆け抜けているように撮影することができます。
撮影にはニコンの子会社で、映像機器のロボット制御ソリューションを提供するMark Roberts Motion Control Limited(CEO: Assaff Rawner、本社:英国)のハイスピード・ロボットアームの中でも最長のアームを持ち、可動範囲が広く、柔軟に撮影ができる「BOLT TM X」を使用し、アームの先端には「Z 9」を搭載しています。
「The Unreal Ride」によって、現実世界と仮想世界を組み合わせた高度な技術を用い、クリエイターは時間、季節、場所にとらわれることなく、あらゆる背景で撮影できることになり、テレビや映画、広告等の撮影での活用が期待できます。ニコンは、時間・空間を超えて人がつながる社会を映像制作技術で支えていきます。
※「The Unreal Ride」は、V Studioとの共同展示です。
「さらなる『信頼と創造』を目指して」をテーマに、ニコンはクオリティオブライフ(QOL)の向上に貢献するカメラ、交換レンズやデジタル天体望遠鏡から、ものづくりの世界に革新をもたらすデジタルマニュファクチャリング等の領域を含む幅広い製品とソリューションを展示します。
ニコンは顧客の体験価値やイノベーション創出に寄り添うソリューションを提供し、人と機械がよりシームレスに共創していく世界で人間の可能性を拡げ、豊かでサステナブルな社会の実現に貢献していきます。
展示物の詳細については「CES® 2023」スペシャルウェブサイトをご覧ください。
URL: https://www.nikon.com/ces2023j/
関連リンク
「CES 2023」スペシャルウェブサイト
https://www.nikon.com/ces2023j/