プレスリリース
2022年11月5日、学校法人慶應義塾(塾長:伊藤公平)と学校法人北里研究所(理事長:小林弘祐)は、包括的連携に関する協定を締結しました。
1.連携協定の目的
慶應義塾創立者の福澤諭吉と北里研究所創立者の北里柴三郎は、我が国の医学発展のために共に尽力してきました。その歴史的背景を踏まえ、これまでの協力関係をより一層強化、発展させるとともに、両法人の特色とリソースを活かした包括的・継続的な連携を推進することにより、実学の精神をもって、未来に向けた教育・研究・医療活動の充実と質の向上に寄与、社会貢献することを目的としています。
2.連携・協力内容
(1) 教育に関すること。
(2) 研究に関すること。
(3) 医療に関すること。
(4) 医農工連携に関すること。
(5) 産学連携に関すること。
(6) 人材交流・育成に関すること。
(7) 国際化に関すること。
(8) 情報基盤に関すること。
(9) 創立者研究に関すること。
(10) そのほか、相互に連携し、及び協力することが、両者の合意により必要と認められる事項に関すること。
3.慶應義塾と北里研究所のゆかり
1892年、北里研究所創立者の北里柴三郎は、ドイツ留学で破傷風の血清療法を確立するなどの業績を挙げ、日本に帰国。細菌学の研究と教育を目的とした私立の伝染病研究所を設立しました。この伝染病研究所設立に援助をした人物が、慶應義塾創立者の福澤諭吉です。これを機に人の親交が始まり、生涯深められていきました。
福澤の死後、慶應義塾は創立60年を期して医学科新設を計画します。北里は新設計画に協力し、1917年に開設された医学科の学科長(後の医学部長)に就任。初代病院長も務め、北里は慶應医学の礎を築き、支え続けました。
北里柴三郎の業績は、「科学者としての真の学問追求」「社会事業家としての国創」「教育者としての人材育成」に集約されます。北里は常々、「事を処してパイオニアたれ。人に交わって恩を思え。そして叡智をもって実学の人として、不撓不屈の精神を貫け。」と門下生に説いていました。
北里大学は、北里柴三郎を学祖と仰ぎ、1962年に北里研究所創立50周年を記念して創設されました。2023年4月新学部「未来工学部」を開設予定で、学部長には慶應義塾大学理工学部の岡浩太郎教授が就任予定です。
学校法人慶應義塾
■創 立:1858年
■創立者:福澤諭吉
■塾 長:伊藤公平
■所在地:東京都港区三田2-15-45
■慶應義塾大学
学部:10学部
(文、経済、法、商、医、理工、総合政策、環境情報、看護医療、薬)
研究科:14研究科
(文学、経済学、法学、社会学、商学、医学、理工学、政策・メディア、健康マネジメント、薬学、経営管理、システムデザイン・マネジメント、メディアデザイン、法務)
■キャンパス:三田、芝共立、湘南藤沢、日吉、矢上、信濃町の6キャンパス
■学生数:33,437人(除く通信教育課程)※2022年5月1日現在
学校法人北里研究所
■創 立:1914年
■創立者:北里柴三郎
■理事長:小林弘祐
■所在地:東京都港区白金5-9-1
■北里大学
学部:7学部*
(薬、獣医、医、海洋生命科学、看護、理、医療衛生、未来工*)
大学院:6研究科1学府
(薬学、獣医学系、海洋生命科学、看護学、理学、医療系、感染制御科学府)
■キャンパス:白金、相模原、十和田、北本、新潟、三陸の6キャンパス
■学生数:9,268人 ※2022年7月1日現在
*未来工学部は2023年4月開設。2023年4月より8学部。
本件に関する問い合わせ
■ 学校法人慶應義塾 広報室
〒108-8345 東京都港区三田 2-15-45
Tel:03-5427-1541 E-mail:m-pr@adst.keio.ac.jp
■ 学校法人北里研究所 総務部広報課
〒108-8641 東京都港区白金 5-9-1
Tel:03-5791-6422 E-mail:kohoh@kitasato-u.ac.jp
*締結式当日の写真提供も可能です。ご所望の場合はお問い合わせください。
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/