プレスリリース
神奈川大学 常民研創立100周年 第26回常民文化研究講座「物質文化にみる遠い過去/近い過去」12月3日に開催
渋沢栄一の孫・渋沢敬三が創設した“アチックミューゼアムソサエティ”を前身とする神奈川大学日本常民文化研究所は創立100周年をむかえました。民具研究や考古学に携わる6名の講師が、報告と討論を通して、民具など物質文化(モノ)における文化資源としての活用の展望と、今後の研究の可能性を探ります。
【講座名】
第26回常民文化研究講座
創立100周年記念事業 日本常民文化研究所の100年
「物質文化にみる遠い過去/近い過去 ―民具研究と考古学―」
【日時】2022年12月3日(土)13:00〜17:30【事前申込・参加無料/Zoom同時開催】
【会場】神奈川大学みなとみらいキャンパス5階 5007講堂
〒220-8739 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-5-3
・みなとみらい線「みなとみらい駅」下車徒歩約6分
・みなとみらい線「新高島駅」下車徒歩約4分
※新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、開催方法が変更になる場合があります。
【申込方法】参加ご希望の方は、下記ページの「参加申込みフォーム」よりお申込みください。
http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/exhibition/list/221203.html
【申込期日】12月1日(木)12:00まで
【プログラム】
趣旨説明 角南 聡一郎(神奈川大学日本常民文化研究所)
基調講演 「考古学からみた民具研究」 櫻井 準也(尚美学園大学)
報告1 「アチック資料と鹿野忠雄」野林 厚志(国立民族学博物館)
報告2 「新しい時代のモノと民具研究」角南 聡一郎(神奈川大学日本常民文化研究所)
報告3 「民具の実測図、考古資料の実測図」太田原 潤(神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科)
報告4 「大学教育における民具研究と考古学」小島 摩文(鹿児島純心女子大学)
報告5 「埋蔵文化財と有形民俗文化財のはざまで―自治体における実践から―」岩井 顕彦(たつの市教育委員会文化財課)
総合討論
※内容につきましては、変更する場合がございます。
主催:神奈川大学日本常民文化研究所
後援:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立民族学博物館
【講座概要】
現代社会ではデジタル化が進行する一方で、アナログな物質文化(モノ)にも注目が集まっている。人類史を語る上で物質文化は不可欠な要素であるといえる。このような中で、アチック・ミューゼアムによる民具や考古遺物の収集は大きな意味を持つ。本講座では、物質文化によってわれわれの、遠い過去と近い過去の諸相に迫ろうとするものである。アチックが注目した、近い過去のモノたちは民具と称され、ミンゾク学の対象となった。一方、遠い過去の品々は考古学の対象となり、考古遺物と呼ばれるようになった。しかし近年は、過去に収集された民具を語れる人々はおらず、いわば遺物化している。考古学では、より新しい時代の資料を対象とする、近現代考古学が誕生した。両者は物質文化という大きな概念の中に包括することができる。普段はそれぞれの学問の中で調査研究されているモノを、巨視的に論じることにより、文化資源としての活用の展望や、日本常民文化研究所が、これからどのような資料を調べ考えるかが見えてくるものと期待する。本講座は、民俗学者と考古学者が向き合い、この問題を共に考え語る場である。
■本件に関するお問合せ
神奈川大学日本常民文化研究所
TEL: 045-481-5661(代)
FAX: 045-413-4151
〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋 3-27-1
E-mail: jomin-kouza26office@kanagawa-u.ac.jp
URL: http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/
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▼本件に関する問い合わせ先
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