プレスリリース
東洋大学がPPP/PFIに関する世界的な知見を紹介する国際フォーラム「第17回 国際PPPフォーラム -- SDGsの限界と展望 --」を開催
東洋大学(東京都文京区/学長 矢口悦子)PPP研究センターでは、2022年11月1日(火)に「第17回 国際PPPフォーラム ―SDGsの限界と展望―」を開催します。本フォーラムでは、新型コロナ感染症拡大やウクライナ情勢などの影響により、近年SDGsの機能に懸念が生じていることからSDGsの限界を認識しつつ、諸問題を克服して改善を図るためのアイデアを議論します。
「SDGs」の存在は極めて重要ではあるものの、残念ながら、近年SDGsの機能に懸念が生じている。SDGs目標の達成状況を各国別に評価して公表しているSustainable Development Reportによれば、2021年のパフォーマンスは明らかに悪化した。これは、新型コロナ感染症拡大により、目標3'' Ensure healthy lives and promote well-being''が低下したことによるものである。さらに、ウクライナ情勢を契機とした安全保障面の懸念から、目標16''Promote peaceful and inclusive societies''の低下を通じて、2022年にはさらなる悪化も確実視されている。
国民の健康や国家の平和に甚大な影響が及んでいる状況下、SDGsの有用性を再認識し進展させるためには、SDGs自体に目標を実現させるためのメカニズムを組み込むことが必要ではないだろうか。PPPは、目標17 ''Partnerships for the Goals''の重要な構成要素であるとともに、残りの16目標の実現を支える立場として知恵を出すことが求められていると考えられる。このテーマは非常に重く、簡単に解決できるものではないことは言うまでもないが、2030年以降の新しい目標(nextSDGs)を議論する上でも、避けて通れないテーマである。
この度、東洋大学では、第 17 回国際 PPP フォーラムにおいて、こうしたSDGsの限界を認識しつつ、諸問題を克服して改善を図るためのアイデアを議論することとしたものである。
●「第17回 国際PPPフォーラム ―SDGsの限界と展望―」
・日時:2022年11月1日(火) 13:10~17:00
・場所:東洋大学白山キャンパス(125記念ホール)
・開催方式:ハイブリッド方式(会場での聴講、又はZoomでの視聴)
※学外の方の聴講はZoomでの視聴をご案内する場合があります。
・参加費等:無料/日英同時通訳付き
・参加申込:下記入力フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/zGUoJybfUYGTPjzL7
・主催: 東洋大学
●開催プログラム(プログラム内容は変更する場合があります)
13:10
挨拶 東洋大学学長 矢口悦子
13:15~13:25
ビデオメッセージ「現代に求められるグローバルリーダーシップ」
マハティール・ビン・モハマド氏(前マレーシア首相)
13:25〜13:55
基調講演1「SDGsの限界、達成への方策は?」
ペドロ・ネヴェス氏(コンサルタント、UNECE People-first PPP case studiesプロジェクトリーダー)
13:55〜14:25
基調講演2「激動の時代のPPPとSDGs」
ジアド・ヘイヤック氏(The World Association of PPP Units & PPP Professionals共同代表)
14:35~14:55
基調講演3「都市の復興とPPPへの期待」 ※オンライン
ニコ・ハチェチラッゼ氏(ウクライナPPPエージェンシー代表)
14:55~15:25
基調講演4「強靱な都市とPPP」
デイビッド・ドッド氏(コンサルタント、International Sustainable Resilience Center代表)
15:30~17:00 パネルディスカッション
ネヴェス氏、ヘイヤック氏、ハチェチラッゼ氏、ドッド氏、根本祐二(東洋大学教授)、(進行:サム田渕東洋大学名誉教授)※ハチェチラッゼ氏は遠隔(リアルタイム)での参加を予定しています。
17:00 閉会
▼本件に関するお問合せ
東洋大学PPP研究センター
ml-ppp@toyo.jp
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