プレスリリース
三菱鉛筆株式会社(本社:東京都品川区 社長:数原滋彦)は一般社団法人 障がい者自立推進機構(所在地:東京都港区、代表理事:中井亮 以下、パラリンアート)とオフィシャルパートナー契約を締結し、全国の障がい者を対象にしたアートコンテストを開催いたしました。「生まれながらにすべての人がユニークである」という当社の信念に基づき、人が生まれ持ったさまざまな違い、つまり「自分らしさ」をテーマに表現するパラリンアートコンテストの結果をご報告いたします。
◆アートコンテストのテーマ
「自分らしさ」を描く
あなたが想う自分自身の「自分らしさ」をアートで表現してください。
◆応募件数 163件
◆審査方法
応募者にパラリンアート事務局の運営する専用サイトに掲載していただき、それを三菱鉛筆グループ社員で審査を行いました。審査内容は「自分らしさを表現した応募作品」と「なぜこのような作品になったかという説明文」の二つ合わせた総合評価としております。
【結果発表】
◆最優秀賞(1作品)
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DAIKIさん作 「私はてんとう虫」
〇作品に対する想い
この絵は、「人種、性別、障がいの有無などにとらわれず互いが尊重しあい思いやりにあふれた世界」を描いています。てんとう虫は私自身。スニーカーは地域社会。四葉のクローバーと花はそこで生活する人々。そのひとつひとつ違う形は人それぞれの個性を表現しています。スニーカーはアッパー、かかと、ソールなど12ものパーツで出来ています。そのどれもが大切。そして左右両方がそろって始めて歩くことが出来るんですね。お互いの違いを認め合いそして支えあい笑顔いっぱいの世界になることを心から祈っています。私は一生懸命に絵を描いて世界中の人達を幸せにしたいと思っています。
◆優秀賞(2作品)
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さくらゆきさん作 「小さな世界」
〇作品に対する想い
発達障害と境界知能という障害がある私の頭のなかは、いつもにぎやかで騒がしいです。そして、いろいろな気持ちや感情が、火花のように現れたり消えたりして、どうしていいか分からなくなってしまいます。でも、にぎやかで騒がしいのは、私にとってはみんな意味があり、それを含めて自分自身だと思っています。日々、私の頭のなかに浮かぶ、うまく言葉にできない「小さな世界」と架空の生き物たちを、カラフルに描きました。
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KOTOさん作 「「好き」がかたち作るもの」
〇作品に対する想い
私にとっての自分らしさは「好き」がかたち作るものだと思います。私の「好き」がいっぱい集まったもの、それが自分らしさではないかと思い、それを描きました。好きなものを好きだと言うことは、性別や環境などで意外と言えなかったりすることもあると思います。それでも好きなものを「好き」だと言うことが個性で、自分らしさだと思います。「好き」のキラキラを表現するために点々でいっぱいキラキラにしました。
◆POSCA賞(5作品)
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なりさわみずほさん作 「歌いながら行こう」
〇作品に対する想い
私の私らしいところと言えば、普段からメッセージ絵本を作っています。絵も文も自分だけで考えています。日常的に空想をしている中で昔からよく描くキャラクターがあって、そのキャラクターを主人公にした絵を描こうと思いました。
題して「歌いながら行こう」。色々ある世の中ですが、どんな時でも皆で歌いながら進めば何とかなるのではないか、そんな想いを込めてインク鉛筆と水彩絵具で描きました。
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友民さん作 「わたしは、わたし。」
〇作品に対する想い
私は、幼い頃から常に自信がなく、自分の中の否定的な意見を「こんなふうに思ってはいけない」と知らず知らずのうちに、否定して生きていました。でもある時、どの感情も自分の一部で、何を思ったっていい。少なくても否定はしなくていい。と人に言われたとき、長年苦しかったものが軽くなり「自分は生きていていいんだ!全部私なんだ!」と、泣けるほどうれしくなりました。
その時に、描いた1枚です。
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まりさん作 「色を編む」
〇作品に対する想い
席に座ると、静かに色鉛筆のふたを開け、色選びをする。
そして、絵の中に自分の気持ちを投影するように無心に色を重ねていく。色鉛筆の小さなブロックを一つひとつ積み重ねる。時間をかけて黙々と時には微笑みながら納得するまで描き続ける。
彼女はいつも「描く」ことそのものを楽しんでいる。
できあがった作品は、私たち鑑賞する者の想像をかき立てる。
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あかなかずまさん作 「おくびょうなすみか」
〇作品に対する想い
私なかなか積極的になれない臆病な動物どうし、それでも自分らしくありたいイメージで描いてみました。自分は意思表示するのが苦手で、いままで培ってきた箱の中をすみかにして、性格も臆病って言われてる動物と一緒に、少年は暮らしていて、心がいつまでも臆病でも、まわりから支えられてきた、自分でがんばってきた、そういう「水」をこのすみかに水やりをして、少しずつ自分を育ててきたんだっていう勇気を糧に、がんばっていく様子を表してみました。
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おおはしみささん作 「のぞいてみたら」
〇作品に対する想い
私の個性は 誰も想像できない物語が頭の中で 広がっていることや 独特な色合を持っていることです!
なぜ、このような作品にしたかというと、にぎやかな 頭の中を表現したかったからです。まず、私は人間じゃないなって思いました。人間じゃないって思うくらいに びっくりしたり怒ったり笑ったり泣いたりきどうあいらくがとっても激しいので、私ではなくかっている 猫を描きました。猫が花かんむりをかぶっていてそこから ひろがる にぎやかでごちゃごちゃしている私自身の世界を描きました。スイーツみたいに甘いものがだいすきな自分と絵の具とずっとふれていたいという自分と、てんとうむしみたいに マイペースな自分を描きました。
私。を表現できて楽しかったです
◆EMOTT賞(5作品)
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花かなでさん作 「星を食べる魚」
〇作品に対する想い
長い魚は自分の人生を現しており、鱗に散りばめた星は自分の人生のいろいろな出来事を現しています。漂う星達は「希望」でそれを食べ、大きく成長していきたい自分らしさや生き方を表現しました。黒の紙に、メタリックカラーのボールペンで描いたのは、例え障害があっても自分らしく輝きたい、いろんなことを諦めたくないという気持ちを込めました。
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工房はんど Yukiさん作 「今の私を作るものたち」
〇作品に対する想い
私を作っているのは絵と本、自然そしてピアノです。木についての本を読んでいる時に木が飛び出し、木の香りでリラックスできる。振り返りたくない過去も少しずつ時計の針は動き、明るく花が舞う、キラキラした音符も飛び出る様に創り出していける。読書で世界を知り、自然から力を貰い、描かなければ生きていけない絵を描き続けていく。そんなポジティブな一枚です。
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ふうりんごさん作 「ほんとうにはまっすぐなんだ.」
〇作品に対する想い
私ははずかしがりやのところもあるけど、ほんとうは意志がつよくてまっすぐにいたいとねがっている。だから時々するまっすぐな瞳の視線があるという。
少しさみしがるblueのにじみとほっぺのわたしらしさ.チーク.あたたかいものをもってるところが色の塗りかた質感でも現れたとおもいます。
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コアラさん作 「優しさ」
〇作品に対する想い
(自分らしさとは)優しすぎるところだと思います。
ほんわかしてると言われます。
それが時に大変ななともあります。
でも、自分らしさはこれで良いんだと
わかった時は
安心しました。
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S.BAN☆さん作 「My Agape」
〇作品に対する想い
ぼくの観ている世界、ぼくの生きている世界はみんなとは違う。みんなの生きている世界もぼくの世界とは違う。人はひとりひとり違う。だからこんなにも世界は美しい。ぼくはぼくの世界でぼくらしく生きる。あなたもあなたの世界であなたらしく生きて欲しい。たとえそれがどんなにおかしくても、どんなに不思議でも、どんなに人から笑われたとしても。そして、時々ぼくの世界とあなたの世界がまじりあった場所で、一緒に遊ぼう。一緒に笑おう。一緒に自分らしく生きよう。
最優秀賞、優秀賞の3つの作品は三菱鉛筆の社内に展示を予定しております。
◆イベントURL
https://mpuni.paralymart.or.jp/apply_top
【パラリンアート(一般社団法人 障がい者自立推進機構)について】
障がい者のアート作品を企業・個人に提供し、作者報酬をお支払いする障がい者自立推進機構の活動です。社会参加できず、経済的にも苦しんでいる障がい者のサポートを主な目的とし、アートを通じた障がい者の社会参加と経済的自立を推進しています。アーティストの登録は無料となっており、2022年5月現在で約720人の方にご登録いただいております。
パラリンアートは、障がい者の自立支援を推進するだけではなく、彼らが才能を発揮し、挑戦する場所を生み出し続けています。
■ パラリンアートの取り組み
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パラリンアートの強みは、すでにスペシャルサポーターとして数多くのスポーツ選手や著名人にも賛同いただいているほか、プライム市場上場企業から中小企業まで、約200のパートナー企業にて当取り組みが採用されている点です。パートナー企業は当取り組みを採用していただくことで、アートを飾るだけでなく、商品企画やイベント開催など、IR、PR、マーケティングにも活用することができます。今後は、当事業を通して企業のブランド価値向上や売り上げ増加等に貢献していくことで、持続的な「障がい者の積極的な社会参加、経済的自立」や「社会全体のSDGs推進」の仕組みの構築を目指します。
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■ホームページ:https://paralymart.or.jp/association/
<三菱鉛筆のプレスリリース一覧はこちら>
https://www.mpuni.co.jp/company/press/index.html
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