プレスリリース
材料加工分野において、宇宙航空産業の発展に貢献
株式会社ニコン(社長:馬立 稔和、東京都港区)は、Optisys, Inc.(CEO:Janos Opra、以下「Optisys社」)への出資を実施しました(出資金額非公表)。
Optisys社は、一般に「3Dプリンティング」と呼ばれる金属を積層する加工方法のアディティブマニュファクチャリング(AM)を活用し、宇宙航空産業など向けのアンテナの設計、製造を行う企業です。
Optisys社が手掛けるアンテナなどの宇宙航空産業用部品は、小型衛星や航空機などの燃費改善、搭載量向上のため、小型・軽量化させることに注目が集まっています。
Optisys社は、AMを活用して設計を行うため、複数の部品を組み立てることなく、一体型で複雑な形状のアンテナをつくることができます。AMを活用したアンテナは、従来の製造方法と比べ、部品数の削減による大幅な小型化、軽量化、低消費電力化はもちろん、高性能化、コスト削減、納期の短縮も実現します。
本出資を通じ、ニコンの光利用技術、精密技術と、Optisys社のアンテナの設計、製造技術を組み合わせることで、材料加工分野におけるイノベーションを加速し、宇宙航空産業の発展に貢献していきます。
Optisys社の概要
社名:Optisys, Inc.
本社所在地:米国・ユタ州
代表者:Janos Opra(CEO)
事業内容:宇宙航空産業など向けのアンテナの設計、製造