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プレスリリース

シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社

ブルーオーチャードとドイツ復興金融公庫が気候保険パートナーシップを拡大、InsuResilience Investment Fund Private Equity IIを立ち上げ

(Digital PR Platform) 2022年09月06日(火)18時02分配信 Digital PR Platform

シュローダー(本社:英国 ロンドン)のグループ企業でエマージング市場インパクト投資のスペシャリストであるブルーオーチャードは、InsuResilience Investment Fund Private Equity II (IIF PE 2号ファンド)を立ち上げることを発表しました。当ファンドは、気候保険へのアクセスを容易にするテクノロジーに焦点を当て構築された1号ファンドの成功に続くものです。



2017年に立ち上げた1号ファンドの成功に続く後継ファンド
これまでで最も効果的な気候変動適応戦略の一つであり、26カ国の4,000万人以上が気候リスク保険にアクセス可能に
G20 InsuResilience(保険強靭性)グローバル・パートナーシップの一部で、ドイツ政府によってリスク軽減されたブレンデッド・ファイナンス・ファンド
気候変動における回復力に対して高いインパクトの実績を持つプライベート・エクイティ投資戦略。気候保険へのアクセスを容易にすることに注力
急成長する経済圏の気候変動保険市場に投資する機会を提供


IIF PE 2号ファンドは、アジア、アフリカ、ラテンアメリカで、保険会社や再保険会社、アグリゲーター、テクノロジー企業など、気候保険のバリューチェーンで活躍する企業に投資する予定です。当ファンドは、ドイツ連邦経済協力開発省(BMZ)に代わってドイツ復興金融公庫(KfW)が支援し、ブルーオーチャードが運用します。
IIF PE 2号ファンドは、目標規模を1億米ドルとし、異常気象や自然災害にさらされる新興市場の住民や中小企業の回復力を拡大、向上させることができる企業を求めています。IIF PE 2号ファンドは、株式資本に加えて、パートナー企業に技術支援とプレミアムサポートを提供します。IIF PE 2号ファンドは既に民間の投資家から最初のコミットメントを受けています。


ブルーオーチャード CEOフィリップ・ミューラーのコメント:
「InsuResilience Investment Fundの1号ファンドでは、我々のグローバルなネットワークとインパクト投資の専門性をいかし、市場を構築することに成功しました。先駆的な投資戦略により、気候変動リスクの保険バリューチェーンを構築・成長させることができ、今後も気候変動の影響から何百万人もの人々を守ることに貢献していくでしょう。パートナーであるドイツ復興金融公庫の支援により、1号ファンドの成功に続き、今回の後継ファンドを立ち上げることができます。人と地球のために官民の資本を動員するこのブレンデッド・ファイナンスの取り組みが、継続的に発展していることは素晴らしいことです。最も被害が甚大な地域に気候保険へのアクセスを促すため、私たちを支援してくださっている投資家とパートナーに感謝します。」


2020年6月にクローズしたIIF1号ファンドは、官民の投資家から8,000万米ドルを調達しました。同ファンドは8カ国で9件のエクイティ・サブファンドを通じた投資を行い、デット・サブファンドと合わせて、2022年6月時点で26カ国の4,000万人以上が気候保険にアクセス可能になりました。IIFは、ブレンデッド・ファイナンス戦略の成功例と考えられます。官民パートナーシップとして構築された同ファンドは、欧州投資銀行やソロス経済開発基金など、官民両部門の著名投資家から資金を集めました。


ドイツ復興金融公庫 グローバル・エクイティ・ファンド・ディレクター ステファニー・リンデマン-コールズ氏のコメント:
「ブルーオーチャードによって気候保険の拡大がインパクト投資に適したテーマであると示されたことで、私たちはより多くの民間資本をこれらのベンチャーに活用することができるようになりました。民間部門が、まだ十分なサービスを受けていない国の貧しい家庭や脆弱な中小企業が気候リスクに対する回復力を高めるため、意味ある貢献をすることができるようになりました。」


当ファンドは、G20 InsuResilienceグローバル・パートナーシップ(IGP)の中で唯一、民間資本を民間企業に投資し、新興国における商業保険の提供を拡大するためのものです。IGPは、新興国の5億人以上の脆弱な人々を気候変動の影響から守ることを目的としています。


ブルーオーチャード プライベート・エクイティおよびサステナブル・インフラストラクチャー ヘッド フェリックス・エルメスのコメント:
「過去20年間、ファイナンシャル・イングルージョン(金融包摂)をターゲットとしたビジネスモデルは大きな進歩を遂げ、成長してきました。しかし、世界人口の50%以上が保険に加入していないため、依然として大きな格差が存在します。特に新興国の人口の40〜60%は農業に従事しており、異常気象や自然災害といった気候変動の影響に直接さらされています。IIF1号ファンドが示したように、投資家に魅力的な機会を提供する民間資本を活用したソリューションによって、新興国の脆弱な人々を保険によって支援することが可能になります。」


以上



■ブルーオーチャード
ブルーオーチャードは、シュローダー・グループの一員でインパクト投資に特化した世界有数の資産運用会社です。インパクト投資の先駆者として、投資家に魅力的なリターンを提供すると同時に、地域社会や環境に対して持続的にプラスのインパクトを与えることを目指しています。ブルーオーチャードは、2001年に国連主導で設立された、世界初のマイクロファイナンス投資の民間運用会社です。
ブルーオーチャードは、幅広い資産クラスにおけるインパクト投資ソリューションを提供しています。インパクト投資ソリューションをすべての人々にお届けし、社会や環境に利益をもたらすような資本の活用を推進することを目指し、エマージング及びフロンティア市場の何百万人もの起業家と投資家をつないでいます。

高い専門性を持つ運用会社として、また革新的なブレンデッド・ファイナンスのスペシャリストとして、世界に洗練された顧客を持つとともに、世界の主要な開発金融機関から信頼されるパートナーでもあります。これまでに、90カ国以上で90億ドル以上の投資実績を積んできました。2021年12月時点で、投資を通じた貢献により、エマージング及びフロンティア市場において、2億3,000万人以上の貧困層、社会的弱者層の人々が、金融関連サービスを利用できるようになりました。詳細については、ウェブサイト(www.blueorchard.com)をご覧ください。


■シュローダー・キャピタル
シュローダー・キャピタルは、投資家の皆さまに、幅広いプライベート・アセットへの投資機会、ポートフォリオの構成要素、カスタマイズされたプライベート・アセット戦略へのアクセスを提供します。プライベート・マーケットにおけるすべての資産クラスにおいて、直接投資とソリューションを組み合わせ、業界最高水準のリスク調整後リターンを提供することに注力し、20年以上にわたり事業を展開しています。シュローダー・キャピタルは、パフォーマンス、コラボレーション、高潔に特長づけられた文化を基盤に、厳格なアプローチにより持続的に魅力的なリターンを達成することを目指しています。

665億ドル*を運用するシュローダー・キャピタルは、不動産、プライベート・エクイティ、セカンダリー、ベンチャー・キャピタル、インフラストラクチャー、証券化商品、プライベート・デット、保険リンク証券、インパクト投資(ブルーオーチャード)など、多様な投資戦略を提供しています。
*2021年6月30日現在


■シュローダー・グループのESGの取組み
「質の高いコーポレートガバナンス体制を確立し、本業を通じて、環境や社会の変化および課題解決に対応する企業は、長期的に企業価値の向上と持続的成長が期待できる」という考えのもと、シュローダーは20年以上、ESGの要素を取り込んだ運用を実践しています。
ESGの観点を加味した運用を通じて、社会や環境にインパクトを与える真の企業価値向上を促すと同時に、社会や経済全体の利益となり、投資収益の拡大にも繋がることを目指しています。


■シュローダー・グループの概要
シュローダー・グループは、資産運用サービスを通じてよりよい未来への貢献を目指す、英国屈指の独立系資産運用グループです。ロンドン証券取引所に上場しています。1804年の創業以来200年以上にわたり、年金基金から機関投資家、個人投資家まで、世界の投資家に、長期的な視点に立ち幅広い投資ソリューションを提供しています。現在、運用資産総額は約128兆円*に上ります。
日本とのかかわりは古く、1870年(明治3年)、日本初の鉄道敷設のために日本政府が初めて発行した国債の主幹事を、シュローダーが務めたことにさかのぼります。1974年には東京事務所を開設し、日本における事業の本格的な第一歩を踏み出しました。幅広い資産運用サービスを提供する現在も日本株式運用を事業の中核の一つに据え、約150年前と同様、日本の未来への投資を通じて歴史を紡いでいます。
※2022年6月末現在。*7,734億英ポンド、1英ポンド=164.98円換算。
※本資料におけるシュローダー・グループとは、シュローダーplcを直接もしくは間接的に親会社とする会社などを言います。



本資料に示されている運用実績、データ等は過去のものであり、将来の投資成果等を示唆あるいは保証するものではありません。投資資産および投資によりもたらされる収益の価値は上方にも下方にも変動し、投資元本を毀損する場合があります。また外貨建て資産の場合は、為替レートの変動により投資価値が変動します。
本資料は、作成時点において弊社が信頼できると判断した情報に基づいて作成されておりますが、弊社はその内容の正確性あるいは完全性について、これを保証するものではありません。
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関連リンク
シュローダーの視点
https://www.schroders.com/ja-jp/jp/asset-management/insights/
ブルーオーチャード
https://www.blueorchard.com/

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